こんにちはマカベエです。
以下に子供に対して投資を教えるにはどうするのがいいのか、ということを書きました。
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【ジム・クレイマー】子供に投資の興味を植える方法!【Mad Money】
こんにちはマカベェです。 うちには二人の息子がいます。 共に小学生、毎日やかましい坊主どもです。 こんな坊主どもも、いつか投資のことを考えるようになるんでしょうか? ジム・クレイマーがM ...
ジムクレーマーの言っていることはわかります。
投資に対する姿勢で人生は本当に、がらりと違うものになり得ると思います。
ただ、それを子供にどれぐらい早期に伝えるべきなのでしょうか?
そのことを考えている時にいつも思い出す話があります。
かの有名なスティーブン・R・コヴィーさんの名著「七つの習慣」の一つ、「最優先事項を優先する」というものです。
目の前に空のバケツがあって、その中に、大きな石と小さな砂利と砂を入れたいとします。
どの順番で入れればいいのか?
砂を先に入れてしまうと、後から大きなものが入らなくなってしまいます。
まず大きな石を入れ、次に小さな砂利、さいごに砂を入れれば、空いてるすき間を埋め尽くすように収まっていって全部入ります。
この場合大きな石は重要事項、小さな砂利はそれほど重要じゃない事項、砂は更に重要じゃない事項のことを指しています。
すなわち、最重要事項から物事は埋めていくべきだ、優先順位が大事で、順番を間違ってはいけないということですね。
重要じゃないことから埋めていくと、重要なことができなくなってしまうということですね。
大きな石は何かということについては、本当に人それぞれ違うと思います。
家族とか仕事(お金を度外視しても)とか自己実現とか自分の時間とか、いろいろあると思うんですよね。
大人になったら、人に迷惑をかけなければ、自分の大きな石を優先していけばいいと思うんです。
今自分は、家族を支えていくためのお金というのは、結構な大きな石でして、なので投資についてあれこれ考えているわけです。
しかし、子供のころはどうだったかというと、お金のことなんか考えなかったんです。
父を早くに亡くしたこともあり、裕福ではありませんでした。
母が私と姉を田舎の市営住宅で一生懸命育ててくれたのですが、お金のことに不自由を感じたりすることはありませんでしたし、お金が大事だと実感することすらあまりありませんでした。
お金に無頓着でした。
自分の幼さを感じますが、この事に関しては母の凄みを感じます。
姉は多少敏感でしたけどね、電気のつけっぱなしにうるさかったり。
お金のことを考えなかった私は、甘えた話ですが、別にバイトに勤しむわけでもなく、東京の大学に行って、博士課程まででました。
お金のことを考えていたら、企業に就職していたと思います。
博士号をとったからって、経済的に明るい将来が待っているかは不確実で、堅実に生きようと思うと企業に就職する選択肢が現実的だからです。
博士課程を出た私はアカデミックの道を目指し、アメリカで博士研究員をやって、今の職に至るわけですが、お金のことを考えていたら、今の職業に就いているかどうかわかりません。
今の大学の研究者という職業は、やるにもなるにも博打要素が強いです。
頑張ったから確実にいい業績が出るというものではありません。
でもはっきり言わせていただくと、研究で飯を食えて、この道を歩いてきて、今現在とても幸せです。
自分の好きなことができて、オリジナリティーが活かせて、それを認めてもらうことができる職業は幸せだと思うのです。
そして今の自分の幸せは、女手一つで育ててくれた母が、私にお金のことを意識させなかったことが大きく関係していると、私は実は思っているのです。
だから、子供に早いうちからお金のことを教えると、例えそれが親からはあまり強調されてなくても、必要以上にお金に興味を持って、お金に基準をおいて物事を考え始めないだろうかという、一抹の不安があります。
お金に対する思考が、純粋な自分の興味とか、突き動かされる衝動とかを、邪魔しないだろうかと、不安があります。
繰り返しますが、ジムクレーマーの言うこともわかります。
早期のお金教育は重要かもしれません。
自分の子供には何歳でどうしようかな、と、今しばらく思案しようと思います。
応援よろしくお願いします。