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【ジム・クレイマー】地獄の1週間!こういう時はとにかく動くな!聞くことに徹しよう!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの1/24のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

トランプが就任してからいろいろなニュースが飛び交っとるが、それに輪をかけて重要決算のニュースも飛び交うことになってくる。株式市場がエキサイティングになる時期と聞くと、多くの人々はこれからの2週間を思い浮かべるやろう。なぜなら、世界で最も重要かつ影響力のある企業のいくつかが、ほぼ同じ時期に決算を発表するからや。まるで、火が燃え盛っているのに、新しい燃料が一気に投げ込まれてくるようなものや。わいに言えることは、わいらはこの二週間、冷静に物事を俯瞰できる時間がまったくないやろうということや。

 

決算の嵐の中、一日中あらゆるデータポイントを精査して、あらゆるカンファレンスコールを聞いて、あらゆる企業の動向を調べることになるやろう。年に8回、四半期ごとに2週間ずつ、本当に膨大な情報を処理しなければならなくて、その二週間が今からやってくるんや。ミスをしないほうが不可能なくらいの二週間や。今日はダウは-0.32%、SP500は-0.29%、そしてナスダックは-0.50%だったんやが、これからの2週間と比べれば、今日は簡単な日のほうやったで。確かにNvidiaが下落した、とかいろいろあったが、でもたいしたニュースでもない。でも来週はそういうわけにはいかんのや。

 

ということで、まだまだ引き続きトランプがいろいろなことを投げ込んでくるやろう中で、怒涛の決算がある来週のゲームプランを言ってみようやないか。全ての決算を取り上げることは不可能やから、膨大な銘柄のうち幾つか主要なものに絞って取り上げとるんや。本当はほかにもたくさん取り上げたい銘柄があるんやけどな。まず月曜の朝は、Sofiの決算があるで。わいは長いことこのFinTech企業と、そのCEOであるAnthony Notoを推してきた。でもこの株は最も空売りの多い銘柄の一つでもあって、理由もなく押さえつけられてきたよな。わいは今回も良い業績を期待しとるし、ショートは今後も打ちのめされ続けると思っとるで。

 

月曜日は更にAT&Tの決算もあるが、どうなるやろうか。Verizonが浮上できないように今回も好調なのか、みたいと思うで。火曜はGeneral Motorsの決算があるで。GMはいつもどおり好調な数字を出してくるやろう。そして寄り付き後には少し上がって、その後はじりじり下がり続けて、S&Pの中でも引き続き最も割安な銘柄の一つであり続けると思うで。結局のところ、この会社はただ車を売っているだけやし、マーケットは素晴らしい自動車メーカーといえばTeslaしか目に入ってないから、GMのことはあまり気にされてないように見えるで。

 

火曜日の引け後はStarbucksの決算があるんや。Brian Niccolが今後のビジョンを語るやろう。わいやったら今はこの株は買わんが、このビジョンを聞いて買う価値があると思ったら買うで。わいはBrianを信頼しとる。Chipotleを見事に立て直した実績があるし、Starbucksでも同じことを成し遂げられるはずや。さて、この週はトランプ砲がまだまだあるやろうし、決算もてんこ盛りであることは言うたが、更にFOMCまであるんやで。水曜日にFedの次の動きが発表されるわけやが、それが状況をさらに簡単にしてくれるわけではないんや。

 

一時期は、ちょうど今頃に利下げが行われて株式市場が一段と上昇すると想定されとった。でもAmerican Expressが今日示したように、消費者はものすごい勢いで支出しとる状況を考えると、Fedが利下げを示唆するのは到底無理かもしれん。もし水曜日に利下げをやったら、Powellがトランプ大統領の即時利下げせよという要求に屈したことになるやろう。そんなのは投資家にとって、あまりに常軌を逸していると言わざるを得ないんや。わいはもう完全に様子見を決め込むで。わいはトランプ対パウエルの乱闘に巻き込まれたくないんや。

 

水曜日は更にT-Mobileの決算があるで。この銘柄はここのところずっと叩き売られてきたが、まさにそういうタイミングこそが狙い目なんや。わいは今回の決算を期待しとるで。決算後に株価が上がるのを期待するなら、水曜日に決算がるServiceNowでも同じことが言えるんや。ServiceNowについては、株価のパターンがあるんや。決算を発表したあと、時間外取引で株価が下がることが多いんやが、そのタイミングで買うべきなんや。なぜなら、翌日の寄り付きで大きく上昇することが多いからや。

 

これは毎回のように起こるんや。一旦下がるものの、空売り筋が押し下げようとしている間に買いが入って、翌日には空売りが踏み上げられて株価が急騰する、こういうパターンや。ServiceNowはむしろミスの仕方を知らない会社だとさえ言えるで。少なくとも、AIのノウハウで彼らに対抗できる企業が実際に出てくるまでは続くやろう。わいは普段、時間外取引で買うことはほとんど勧めないが、ServiceNowに関しては今この場でそれを勧めるで。

 

更に水曜日はMicrosoftの決算もあるで。この会社は今、激しいデータセンター拡張計画を進めとって、バトルグラウンド化しとる銘柄や。それにAI PCだとかOpenAIとの連携とか、Copilotといった話が絡んでくる。わいはMicrosoftのCFOのAmy Hoodが、Copilot関連事業をどれだけポジティブに語れるかが重要だと見とるで。というのも、彼女が言うガイダンスこそマーケットにとって最も大事やからな。わいのファンドは先月Microsoftの持ち株を一部売却したんやが、もしもMicrosoftが膨大な既存ユーザー基盤を持っていなかったら、全株手放していたかもしれん。

 

更にMeta Platformsの決算もあるで。素晴らしい数字を出して、トップラインとボトムラインの両面で予想をビートしてくれると思うんや。TikTokは自分たちがとてもイケてると考えているようやが、狩人のようなMark Zuckerbergはすでに標的を定めとる。さて、水曜日の最後はTeslaの決算を挙げておこうやないか。わいはElon Muskが今の大人気の状況を十分理解しとると思うで。もし彼が決算説明会への参加チケットを売り出したら、簡単に1,000ドルくらいにはなるやろう。

 

前回 Tesla が決算を発表したときは、ひどく数字をミスしたんや。でもその後、株価はかつてないほどの大きな上昇を遂げて、急騰したんや。なんでか?Morgan StanleyのAdam Jonesがわいの代わりに突き止めてくれたんや。彼はグローバル自動車アナリストで、テスラを含む自動車業界の分析で知られる著名なアナリストやが、Teslaのことを「AIのETF」銘柄だと呼んどるんや。Teslaは自動車だけじゃなくてAIの全ての種類が詰まっとるということや。投資家は AI に関連する ETF を求めていて、だからこそ、たとえ翌日に株価が下がったとしても結局買うんや。わいとしてはTesla を保有すべきと思うが、ただ、そこまで欲しがらなくてもいい、という気持ちもあるで。

 

さて、木曜はCaterpillarの決算があるで。これはカンファレンスコールを聞いてからでなければ判断できない銘柄や。将来の見通しについて多くを学べるのはそのカンファレンスコールからやからな。最近、この銘柄は驚くほどの上昇を見せてきたが、Caterpillarはもはやシクリカル株ではないんや。ありません。CEO のJim Umplebyによって、事業がより安定的な市場にうまくシフトされとるからな。さて、木曜日は大注目のAppleの決算もあるで。わいの意見としては、この株の株価に対する期待がものすごく高くて、もしかしたら見たこともないほど失望されるリスクがある、と思っとる。

 

ここまで散々なことが言われとる。「中国のスマートフォン需要がひどい、AI でも思ったほどの売上増がない、サービス収益が意外なほど伸び悩む、Vision Proの販売後の需要もパッとしない、そして年内の業績予想は大幅に引き下げられ、コンセンサス予想を大きく下回る」ここ2週間、Appleについてわいの耳に入る情報はこんなネガティブなものばかりや。でも、みんなが「予想よりも悪い」と知っているなら、本当に「予想を下回る」展開になるやろうか?全員が最悪を織り込んでいて、その通り最悪の結果が出たら、株価はやはり大きく下落するやろうか?

 

ある程度はそうなるかもしれん。なぜならAppleは「ほんの少し予想より良い数字」が出ることをある程度織り込んだ株価になっとるからな。そして今回は、それは望めないかもしれない、ときとる。じゃあ下落するのは当然やないか、これを機に売り飛ばすべきなんやないか、という問いには、それでもわいはそうは考えない、と答えるで。Appleは素晴らしい経営陣を持つ、素晴らしい企業や。何か問題が起こってもいずれ解決されるやろう。それがいつになるのかはわからんが、とにかく売買を繰り返すより、じっと持っているほうが賢明やというのがわいの意見や。わいのファンドでも長年この銘柄を保有してきたのは、Appleが自らの運命をコントロールできる企業やからや。経営陣は優秀で、製品は素晴らしい。そこが他の企業とは違うんや。

 

木曜日は更にIntelも決算を出すが、彼らには資金調達のうまい方法が必要やと思うで。Appleとは全く別のストーリーや。Intel は、問題を解決するまで株を持つべきではないとわいは思うんや。最後に、金曜日は ChevronとExxonの決算があるで。わいとしてはこの前も言うたが、今ここで石油株を持ちたいとは思わん。もしトランプ大統領がまた勢いづいて「米国内での掘削を増やせ」と言い始めたらどうなるかわからんからな。彼が小さな企業を標的にするとは思えんから、その際にはまっすぐExxonとChevronを狙ってくるやろう。

 

金曜日は更に、Fedのインフレ指標として重要視されているPCEデフレーターが発表されるで。わいはそんなに落ち着いた数字にはならないと思うんや。消費が旺盛すぎるからな。結論やが、とにかくこの週はまさに「地獄の1週間」で、毎日ものすごい数の決算が発表され、そこにトランプ大統領のコメントが絡んできて、その上でFOMCがあってPCEの数字もある。わいは繰り返し言いたいが、こういう時に大局観を持ってきちんとした判断をするのは難しいものや。だからこそ、まずは情報を「聞く」ことに徹してほしいんや。聞くだけで、動かないでほしい。年に8回しかない超エキサイティングな1週間のために、わざわざお金を失ってほしくないんや。

 

 

大忙しの週になりそうですね。

 

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