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【ジム・クレイマー】モメンタム株の暴落は続くのか!?ゲームプラン!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの2/21のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

さて、今は2つのマーケットが存在するんや。1つは完全にモメンタム重視のマーケット、もう1つは昔ながらの成長株や。モメンタムマーケットの方は、いま非常に厳しい状況やで。一方、クラシックな成長株はどうかというと、比較的順調に進んどるんや。ファンダメンタルズに関わらず、こういった複数の流れが同時に動いていることは、株価平均だけ見ても簡単には分からんのや。今日はダウは-1.69%、SP500は-1.71%、そしてナスダックは-2.20%と下落の日になったんやが、大きな打撃を受けたのはモメンタム株や。もしあなたがモメンタム株を持ちすぎているなら、今は息ができないほど苦しいはずや。あなたに供給される酸素は止められてしまっている状態や。

 

でも長年にわたり安定成長してきた銘柄、例えばJohnson & Johnsonのような銘柄を持っていて、しかもポートフォリオを分散しているなら、実は今日のような下落を経てもあなたのポートフォリオはかなり好調なはずや。さて、モメンタム株とクラシック株のギャップは埋まっていくのか、それともさらに広がるのか?それを見極めるために何をすべきか?そう、来週のゲームプランにいってみようやないか。来週は企業の決算発表と重要な経済ニュースが絡み合う週になるで。

 

まず月曜日はDomino's Pizzaの決算から始まるで。これは消費者需要が弱まりつつあるかどうかを判断するうえで、非常に有益なヒントになるやろう。ちなみに、今日のひどい相場の直接的な原因は、この消費が弱まっている可能性にあるんや。選挙直後は、消費者は驚くほどの高揚感に包まれとった。でもそれが失望に変わり、しぼんでしまったようや。ここで考えなければいけないのは、これはすべての経済層に起きているのか?裕福層だけ?貧困層?中間層?それとも一時的な現象なのか?ということや。そういうことを念頭に入れて、DominoのCEOであるRussell Weinerに耳を傾けてみようやないか。彼は率直な人物で、本当に参考になる見解を示してくれるはずや。

 

月曜日の引け後はCoterra Energyの決算発表があるで。この石油・ガス企業の株はわいのファンドでも持っとるんやが、天然ガスは再び4ドルまで上昇しとる。このセクターの先行きは明るいと思うで。あとは、わいが個人的にとても気に入っている不動産投資信託(REIT)の決算もあるで。Realty Income、ティッカーシンボルはOや。退屈だと思うかもしれんが、儲かることに退屈なんてないんや。わいがこの銘柄を好きなのは、毎月配当を出しているうえ、今週の初めに増配したばかりだからや。

 

更に月曜日はCleveland Cliffsの決算にも注目しとるで。この鉄鋼企業は、いわゆるトランスシップメントと呼ばれるメキシコ経由の中国の安価な輸出品によって苦戦を強いられてきたんや。アメリカがこの補助金付きトランスシップ輸入を本当に止めることができるのか、そこが気になるところや。月曜日の最後に言及したいのは、今まさに真の激戦区となっている銘柄や。Palantirではないで。HIMS and HERS Healthという株や。オンラインのヘルスケア企業で、比較的手に入りづらいGLP-1系の減量薬が不足している間、その代わりとなる安価な選択肢を提供しとるんや。

 

ところが今日、FDA(米国食品医薬品局)が「GLP1薬はもはや不足していない」と発表したんや。つまり、同様の薬を作っていた調剤薬局は製造を停止しなければならない可能性があるということや。この会社はそれでも大丈夫やというとるようやが、マーケットは懐疑的なようや。その結果として、この銘柄は今日、驚異の26%もの暴落となったんや。それでも年初来では依然100%以上の上昇やから、利益確定の売りが出るのも理解できる気がするが、月曜日の決算はどうなるやろうか。

 

火曜日はわいのファンドが持っとるHome Depotの決算があるで。わいは将来的な利下げを見越して、この株の大きなポジションを作りたいと考えとるんや。でも今期は、住宅市場の弱さを背景に軟調な決算になると予想しとるで。一方で南東部での大規模なハリケーンや西海岸の火災の後の復旧需要によって、この企業は恩恵を受けるやろう。火曜日は更にPlanet Fitnessの決算もあるで。若い人たちは最近、健康志向が高まっているということなんや。体型を維持し、不健康な食品やお酒などを避けようとする人が増えとる。Planet Fitnessの業績がその仮説を裏付けてくれるのか、わいはそうなると思うが、見てみようやないか。

 

火曜日は更にSempraの決算もあるで。売り圧力に耐えている銘柄やが、Sempraは成長性のある公益事業株で、そこそこの利回りがあって、多くのチャンスを秘めとるで。多くの従来型の成長株よりも高いリターンをもたらしてきとるんや。わいはこの株を買おうかなと迷っとるんやが、株価が弱含んだら検討する余地は確実にあるで。更にWorkdayの決算もあるんやが、Workdayは今週、売上の伸び鈍化の可能性があるとして格下げされたんや。企業向けソフトウェアのセクターこそが、今のこのマーケットの弱さの核心部分や。もし売上が伸び悩むようなら、さらなる下落があるとわいは見とるで。

 

火曜日の最後に言及したいのはCAVAの決算や。人気のレストランチェーンやが、株価は急落しとる。前回の決算はよくて、今回もいい数字やとわいは思っとるが、ここまでバリュエーションが高くて、ウォール街がモメンタム株に背を向けているときは、業績がいかに好調でも関係ないで。もし今期の数字が素晴らしかったら、株価がもっと安くなったところで狙うというのがいいかもしれん。

 

水曜日には新築住宅販売件数が発表されるで。このセクターは本当に痛めつけられとる。悪天候と、より重要な高金利の住宅ローンが重なった結果、大量の売りが出とる。それが住宅建設株を圧迫しとるんや。今の住宅市場が崖から落ちているわけではないと確認するには、販売件数の回復が必要や。正直、わいはあまり期待してないで。非常に信頼できるToll Brothersが決算で春の販売シーズンを「まちまち」と表現したんやが、それがすべてを物語っとるんや。

 

水曜日は更にLowe’sの決算もあるで。これは常にHome Depotと競合しとって、長年にわたって優れたパフォーマンスを上げてきたんや。株価が急騰することはあまりないんやが、静かに上昇し続ける株や。わいはそういうタイプが好きなんや。水曜日の引け後はSalesforceの決算があるで。この会社は非常に好調だと見られとるが、一方では割高感のあるモメンタム株という言い方もできる。ちなみにServiceNowのような銘柄も同様やが、そっちはさらに割高や。

 

Snowflakeの決算も水曜日にあるんやが、この会社は単なるクラウド利用サービスという枠を超えとって、企業がビジネスでAIをどう活用すべきか学ぶための、実質的なアドバイザー的存在になっとる。決算が楽しみやで。そして水曜日は、今週、もしかすると今年全体でも、最も重要かもしれんといえる企業の決算が控えとる。そうや、Nvidiaや。3兆ドル規模のAIとアクセラレーテッド・コンピューティング企業がどうなっているのかについて、多くのアナリストレポートが予測を出しとって、今日それらが一斉に発表されたんやが、いずれもポジティブな内容だったんや。

 

わいが言えるのは、今日は半導体セクターに大きな売りが出て、その主要指数が3%も下落したということ。これはNvidiaにとっては良い兆候ではない。実際、Nvidiaも大きく売られとって、実に4%もの急落となってしまったんや。わいとしてはOwn it, don't trade itの意見を買えることはないが、Blackwellプラットフォームの立ち上げが遅れる可能性がある以上、わいらの信念が試される展開になることもあり得るで。これまでもNvidiaの新しい半導体が出るたびに、その価値に疑問を呈する声は常にあったんや。でもやっぱりわいは、CEOのJensen Huangが、自らが築き上げた新たな産業革命に参加しようとしている人々に対して、明確な道筋を示してくれると信じとるで。うまくいくことを願うばかりや。

 

木曜日はまずGDP(国内総生産)の発表があるで。わいはこれはかなり強い数字になると思うんや。選挙後にビジネス面での高揚感が広がり、共和党のトランプ大統領のほうが民主党の前任大統領よりもビジネスに好意的だというコンセンサスが一気に形成されたことが背景にあるで。でも今回のGDPが最後の強い数値になるかもしれないという示唆もされとるから、手放しで喜ぶわけにはいかんやろう。木曜日は更にNorwegian Cruiseが連勝を続けられるかどうか、この日の決算でわかるで。

 

木曜日はあとは、Vistraという原子力も扱う電力会社の決算があるんや。この銘柄はデータセンター需要による電力不足を見越して投資をしようと考える人々に人気の銘柄や。一方で、今日GE Vernovaは反モメンタムの売りに巻き込まれて叩き売られたりしたんや。Vistraだって大きく売られたが、この決算でポジティブな反応が見られれば、売りの流れが終わったというシグナルになるかもしれんが、正直わいはその点はあまり期待はしてないで。

 

木曜日の引け後はDell Technologyの決算発表があるんや。これはとても重要や。前回は株価が大きく下げましたが、NvidiaのAIプラットフォーム導入を手助けしていることを考えれば、今回は巻き返しが期待できるかもしれん。CEOのMichael Dellが率いる優れた企業やから、2四半期連続での失敗はないだろうとわいは思うで。とはいえ、前回の決算は気に入らんかったけどな。金曜日は個人消費支出(PCE)の数字が発表されるんや。これはFedが好んで注目するインフレ指標や。今週は債券相場が強く、金利が下落した。これはインフレが鈍化しているからなのかもしれんし、それとも景気が冷え込みつつあるからかもしれん。もし景気が本当に冷えているなら、それは企業収益には良くない話や。PCEの数値は、こうした状況をはっきり示すものになるかもしれん。

 

結論やが、突如としてモメンタム株が大きく売られた。その影響で、積極的な成長株に投資している人々は大きな痛手を受けたんや。この下落は落ち着くんやろうか?そうなるとええんやが、そうならなければ大きな痛みが続くことになる。鍵はこの週の決算と経済データにかかっとるで。

 

 

下落が止まってほしいです。

 

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