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【ジム・クレイマー】アメリカのビジネスの現在地!今まさにCEO達が感じている10の事!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの2/18のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

さて、わいはスーパーボウルを現地観戦したわけやが、多く他人がこのNFLのビッグゲームを、アメフトのフィールドで強豪チーム同士が争う戦いなだけやと考えとるかもしれん。やけど、このイベントには各企業のCEOたちがまるでハエがハチミツに群がるかのように集まってくるんや。その様子にはいつも驚かされるんや。だから、今日はダウは+0.02%、SP500は+0.24%、そしてナスダックは+0.07%と、終盤の急激な上昇でプラスになった日やったんやが、ビッグゲームでわいが耳にしたこと、CEO達が懸念していること、そしてそれらの懸念が皆さんの意思決定や株式にどんな影響を及ぼしているのかを話したいと思うんや。

 

もちろん、今日の不気味な、プラスで終わった相場展開を見逃しているわけではないで。どうやら大きなプログラム売買の動きがあって、モメンタム株からいわゆるクラシックな成長株へと資金が移って、それが取引終盤の数分間で一気に加速してS&Pを史上最高値に押し上げたようや。わいはこの動きはどこか不審で、あまり好ましいとは思わんかったで。さて、本題に戻ると、わいが話をしたCEOたちの多くは、政治的な人間ではないんや。どちらかと言えばむしろ少し古風なタイプのような感じや。

 

Mitt Romney派の共和党員、もしくはBill Clinton派の民主党員、といったところやろうか。彼らは、ワシントンが今ほど辛辣ではなく、もっとユーモアがあった時代を覚えていて、それを好んどるんや。彼らは今の政治環境にはあまり馴染めないから、ワシントンをできるだけ気にせず、本業に集中しようとしとる。では、彼らが現状をどのように捉えているのか? いろいろな罵詈雑言も聞こえてきたが、わい自身も今ここで本業に専念していることやし、何よりこれはビジネス番組やから、あくまでビジネスに絞って話したいと思うで。

 

まず第一に、ドナルド・トランプを理解できる人は誰もいない、本当に誰もいない、ということや。CEOたちは困惑し、混乱しとる。彼らの多くは、トランプがいわゆるディープステートではなく、連邦官僚機構を攻撃している点は好んどる。そして、その役割をElon Muskが担っているところにも好意的や。彼らはMuskをビジネスパーソンとして一様に評価しとるし、メディアがMuskに魅了されているのと同じように、CEOたちもまたMuskに強く惹かれとる。もし誰かが「余分な脂肪」を削ぎ落とすことに成功できるとすれば、それはMuskだろう、と彼らは信じとる。彼らは皆、MuskがMedicare、Medicaid、Social Securityに切り込み、さらに国防予算の無駄を削減してほしいと望んどる。というのも、そこには多くの無駄があると考えているからや。防衛産業の請負業者間の競争の欠如とかが無駄の温床や。でも一方で、彼らはMuskがなぜそんなことに時間を使っているのか理解できず、まったく筋が通らないとも思っとる。

 

二つ目に、彼らは皆、トランプ氏の関税計画を嫌っとる。まじで嫌っとる。CEOたちは、その計画がまとまりに欠け、まったく理にかなわず、税収にもならず、ビジネスにとっては実にリスキーな賭けだと考えとる。さて、わいがこうした関税のいくつか、特に中国製の鉄鋼を国内に入れないように食い止める関税を支持していることは公言済みやし、そういうことについて率直に発言してきたから、彼らの批判も多少は和らぐんやないかと思ったが、そうではなかったんや。彼らは本質的に自由貿易主義者で、トランプの関税政策にすっかり困惑しとる。わいが韓国や日本の自動車にさえ関税をかけるべきだと言うと、彼らはますます懐疑的になっただけやった。彼らはグローバリストなんや。

 

三つ目として、実際にこの国では驚くほど多くの新たなビジネスが進行しているということを、彼らは皆認めとるんや。ビジネス界の人々は、もはや政府が自分たちを潰しにかかっているとは感じなくなったんや。バイデン政権の政策に対する明確な反感があって、それは民主党支持者の間にさえ見られたで。彼らは、あのバイデンのホワイトハウスからどれほど軽んじられていたか、いまだに信じられないと言うとる。多くの民主党系大口献金者もそう言うとった。彼らは皆、たとえインフレを抑えるのに有効なアイデアを持っていたとしても、前の政権には自分たちがただ貪欲な資本家と見なされていると思っとった。バイデン側の態度はひどく冷淡で、余計な敵意さえ感じさせたわけやが、そもそもバイデン自身が何が起きていたのか理解していたのかどうかさえ、今では多くの人が疑問視しとる。これは将来の民主党候補にとってよくないニュースやろう。わいは驚かされたで。

 

四つ目やが、今日、FTC(連邦取引委員会)と司法省のトップが、反トラスト法に関しては前政権の方針を踏襲すると表明したんや。これは聞こえだけならかなり不穏よな?でもCEOたちはさほど心配してないんや。なぜなら、新しい規制当局は、以前のように彼らを一方的に退けたりはしないだろうとわかっているからや。つまり、理不尽な訴訟をいきなり突きつけられるようなことはなく、事態がめちゃくちゃになる前にきちんと話し合い、自分たちの立場を弁明する機会が得られるやろうというわけや。自分たちと今の規制当局の間に相応の敬意があると信じとる。たとえ最終的に規制当局が反対の立場を取ったとしても、建設的な対話を期待しとるんや。とにかく彼らはバイデン政権下のFTCがやたらと対立的だったことを嫌っとる。わいも、彼らが言うことは正しいと納得させられたで。

 

五つ目やが、彼らはNvidiaについてはあまり詳しくないものの、この企業が突然登場したかのように見えることに衝撃を受けとる。そして今やJensen Huangが王様になったことを驚いとる。でも、わいはいつも言うとるんやが、彼は突然出てきたわけではないで。長年何年も何年も努力を積み重ねてきて、ようやく今その成果が出とるんや。彼らは、MetaやAmazon、Tesla、Alphabetが何十億ドルものNvidia製テクノロジーを次々と発注しているにもかかわらず、中国側がNvidiaをはるかにリードしているかのようにメディアが描くことに驚いとった。これらの巨大企業がDeepSeekのことを知らずに買っているとでも思うのか? ばかばかしいってな具合や。それが彼らの結論やった。彼らはJensenに畏敬の念を抱いてとって、彼を典型的な「アメリカン・サクセス・ストーリー」とみなして、応援しとるんや。皆そろって「Nvidia株をもっと買っておけばよかった」と言うとった。

 

六つ目に、彼らはAIが現実的なものであるとは思っているものの、コスト削減やビジネス効率化に具体的にどう活用すればいいのか、いまだによく分かっていないようや。ほとんどの人がスーパーボウルでのMatthew McConaugheyを起用したSalesforceのCMを見ていて、それをとても面白いと思っとるが、果たしてSalesforceが自分たちに何をもたらしてくれるのか、については考えあぐねとるんや。彼らはまだAIに戸惑っているのか?という問いには、その通りやという答えがぴったりや。

 

そして七つ目やが、彼らはまだまだ規制の一部が撤廃されることを望んどる。ワシントンの官僚たちは民間企業で働いた経験がなく、新しい規制がどれほど厄介なものか理解していない、ということなんや。もし規制当局の人間が実際に民間企業で働いたことがあるなら、創造性が阻害されているのは明らかだとわかるはずだと、彼らは思っとる。今ここで言うとることは彼らの意見であって、わいの意見とぴったりではないが、ただ、スモールビジネスの起業家としてのわいの経験上、この点は彼らにまったく同感や。

 

八つ目やが、彼らのヨーロッパへの見方は、「ヨーロッパはテック企業への課税と罰金以外、何も競争する気がないと決め込んでいる」というもののようや。彼らはヨーロッパおよびその制度の仕組みに対し、まったく軽蔑の念を抱いとる。

 

九つ目、これは少し奇妙な話やが、彼らはStarbucksのCEOのブライアンニコルをみんな応援しとる。なぜなら、しばしばStarbucks以外に選択肢がない状況に陥るからや。彼らは、空港の店舗のようなライセンス店舗において、ブライアンがもっと優秀な人材を入れてくれないかと望んどる。なんでコーヒーのことを、と思うかもしれんが、実際、そういう話を彼らはしょっちゅうしとるし、実際これはCEO層にとって優先度の高い話題なんや。彼らはもっと良いStarbucksを求めとる。中には、注文してから飲み始めるまで4分で済んで喜んでいる人も2人おった。「やった、最高だ」とね。

 

十番目やが、彼らのほとんどは、「株式市場全体は割高だが、自分たちの株は割安」だと考えとる。わいが「株式市場はまだ低いし、あなた方の株は買いだと思う」と言うと、彼らはうなずくものの、わいのことを夢想家だと考えているようや。

 

結論やが、あのビッグゲームでこんなにも多くのCEOと話すと、彼らが何を気にかけているのかが一気にわかるんや。そして、彼らの見解は、一般のアメリカ人とは違うかもしれんが、この国でわいらがどのようにビジネスを行うのかについては、彼らの見解ははるかにその関係性が深いんや。その理解が株式市場の動きを理解することにもつながるというわけなんや。

 

 

ジムクレイマーは人脈が凄そうです。

 

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