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【ジム・クレイマー】今はポートフォリオに変更を加える時!退屈こそ正義!今買える23銘柄!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/14のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

もし2~3か月前に、相場が今のような展開になると聞かされていたらどうや?もしわいがそんなこと言っていたら、あなたはわいのことを正気ではない、クレイジーだと思ったやろう。ここ数週間で起きた急激な転換は、率直に言って想像を絶するものやった。わいらは、かつて嫌悪し、軽蔑していた株を今や買いにはしって、逆に崇拝していた株を“sell, sell, sell”と空売りしとるんや。そしてすべてがリアルタイムで進行しとる。株価平均全体の動きだけを見ていても、そのことはつぶさにはわからんかったりするんや。

 

今日はダウは+0.78%、SP500は+0.79%、そしてナスダックは+0.64%と上昇の日になったが、でもこの裏で何が起きているかは指数からは分からんのや。でもだからこそ、トランプ銘柄の波に乗りたい本物の探求者には、むしろ取り組みやすい状況なのかもしれん。今日指数が上昇したのは、週末にAppleが中国の厳しい関税から猶予を得たことが背景にあるで。とはいえ、この新しい株式市場でどう利益を上げるかを考えんとあかん。それはポートフォリオにかなり大胆な変更を加えることを意味するんや。

 

ポートフォリオに転換が必要やというわいの考えを決定づける出来事が週末にあったで。The Wall Street Journalが、トランプ政権下でこれまでに勝ち組となっている株をまとめた驚くべきチャートを掲載したんや。経済への感応度の低さ、徹底したアメリカファーストのビジネスモデル、純粋なサービス業、いわゆる今勝っている企業は、バイデン大統領時代にわいらが好んでいた銘柄とは似ても似つかないものやった。旧来のプレイブックは破り捨て、新しい株の保安官が登場したようなものや。わいはそのチャートに載った今年の勝ち組を精査して、どれが依然として「買い」なのか、どれが行き過ぎていて入れ替えが必要かを考えたんや。

 

その結果どうなったかというと、旧来のハイテクや製造業の株でわいがここからも大丈夫と思うものは、ほとんど見当たらなくなったんや。いわゆるアンチ・Mag7とでもいうようなリストになった。ということで、今年の勝ち組でわいが現時点で安心して買えると思う銘柄を列挙していきたいで。まずは明らかなところからいこうやないか。健康保険会社と医薬品流通の仲介業者や。United Healthは今週決算を発表するが、今日は株価が下落したで。これは珍しいことで、わいには絶好の買い場に映るで。この最大手の健康保険会社は、現政権下では素晴らしくやるやろう。

 

あと、わいは以前からCenteneが好きや。この会社はコスト管理に長けていて、特定の疾病や外傷を効率的に治療する方法を熟知しとる。もっとも、下院共和党が推し進めるようなMedicaidの大幅削減が本当に成立するなら話は別やけどな。なぜならMedicaidプランの運営はCenteneの事業の大きな柱で、彼らは今それを非常にうまくやっとるから、その点は注意が必要や。医薬品流通の仲介業者としては、わいは CencoraとMcKesson が好きやで。両社はほとんどリスクを負わず、安定的に巨額の利益を上げとる。

 

McKesson はブランド薬とジェネリック薬の双方を扱う最大級のディストリビューターの一つで、医療記録システムの開発や外科用資材の提供も行うんや。純粋な卸売専業だけではないで。Cencoraも立派な競合企業や。この二つにさらに Cardinal Health も加えたいところで、この社は今まで言ったことに加えてスペシャリティ医薬品やヘルスケアサービスも提供しとる。わいの見立てでは、トランプ政権が医薬品サプライチェーンに手を入れれば、これら3社はいずれもビジネスが大いに拡大するはずや。

 

次に、防衛関連が再び動き始めとる。本来なら今のウクライナから手を引いたアメリカの状況を考えると軟調でもおかしくないと思うんやが、一方で中国との緊張が高まっとるから、本格的な軍備増強に乗り出す気配を感じるで。わいは常々 Palantir をひいきにしとる。この株は史上最高のミーム株とも言われとるが、CEOが投資家を熱狂させることで知られるんや。後はL3Harrisや。この会社は防衛テクノロジーと通信を兼ね備えた企業で、防衛テクノロジー株を求めるなら L3Harris が最適やろう。他の防衛会社を勧めることにわいがちょっと消極的なのは、トランプ政権がサイバー戦と標的型戦闘に焦点を当てていると考えるからで、この2社が最良だと思うで。

 

次に、今なぜか道路建設が勝ち組テーマの一つになっとる。だからMartin Marietta Materials と WM を保有すべきや。WMは2022年にWaste Managementから社名を変更したんやが、それは、単なる廃棄物処理会社から、リサイクルや再生可能エネルギー、環境コンサルティングまでを手掛ける「総合環境ソリューション企業」への進化のあらわれや。建設が活発化すると WM も大きな恩恵を受けるし、両社とも事業が非常に国内志向である点が魅力や。道路建設関連が好調なのは、バイデン政権のインフラ資金がようやく実際に使われ始めているからだと考えとるで。遅きに失した感はあるけどな。ちなみにこのカテゴリーのトップとしてはVulcan Materialsが挙げられるが、自分は Martin Marietta Materials の方が成長の速い地域でビジネスをよりやっている点で優位やと思うで。

 

さて、テクノロジー株でも大丈夫なものがあるんやが、今は残念ながらそれらはとても限られた銘柄になっとる。わいは特にサイバーセキュリティ分野に注目したいで。サイバーセキュリティは“反中国銘柄”のようなものや。 CrowdStrike の株価を見たか?まさに暴れ馬や。1年前、コンピューターの不具合で世界中のPCが数百万台停止しましたが、いまや驚くほどの強さで戻ってきとる。CEOの George Kurtz は負けず嫌いで、世界を回って謝罪行脚をしたことで多くの顧客をつなぎ留め、むしろ以前よりビジネスを拡大したかもしれん。今年後半、この株は非常に好調になるとわいは確信しとるで。なぜか?Kurtz 自身が番組に来た際にそう語ったからや。

 

わいは Palo Alto Networks も好きやで。この分野にはやるべき仕事が山ほどあるんや。だからこそ、わいのファンドは CrowdStrike と Palo Alto Networks の両方を保有しとるんや。この2銘柄はあまりにも優秀やで。あとは、サイバーセキュリティーといえば、個人情報の盗難―Identity theft―が蔓延しとるよな。そこで注目すべきが Oktaや。もし被害に遭ってしまったら、どうする?Rubrik を呼ぶんや。わいは先週、Rubrik の経営陣と話をしてその実力を再確認したから、Rubrik は買い推奨やで。ポートフォリオには必ず1銘柄はサイバーセキュリティ株を入れておくべきや。

 

とはいえ、ゆっくり確実に勝てる銘柄も欲しいところや。食品株がその候補や。RFK Jr. が減量薬を問題視したことで、菓子業界には追い風が吹いとる。つまり Hershey や Mondelez が息を吹き返す可能性があるということや。景気減速局面では Colgate も買っておけるで。キャンディーと歯磨き粉の組み合わせは相性抜群やからな。あと、サプライズの上振れを狙うなら Coca‑Colaかもしれん。まさに今、この瞬間も次四半期に向けて好業績を仕込んでいるはずや。今この株が高値圏にあってもわいは気にしないで。派手さはないものの、時間をかけて着実に上がる、わいが今求めるのはこういう銘柄や。今年の値動きを見れば素晴らしいと分かるやろ。

 

リテールをポートフォリオに組み入れたいなら Walmart か Costco の二択や。両社は代替不可能で、それぞれ支配的な地位にあるで。Walmart はこの前の決算で規模の大きさと世界的な展開力を示したんや。Costco はまさに備蓄の聖地や。わいのように「最安値のうちに買い溜めしておこう」という人が今増えとるんや。あと、単発銘柄でわいが気に入っとるものもあるで。例えば Axonや。 旧 Taserやが、CEOに番組へ来てもらったんやが、今やこの会社は taser 事業だけでなく、全米の警察を支える SaaS プラットフォームの覇者なんや。ボディカメラと連動したシステムは業界標準になっとる。AI が報告書作成の雑務を省いて、証拠映像があるので被疑者はすぐに罪を認める、これが現場の実情なんや。

 

ユーティリティーセクターでは Con Edison を選ぶで。アメリカで最も成長の速い地域の一つをカバーして、配当利回りは約3%超。電力370万世帯、ガス110万世帯に供給し、余計な問題がなにもないんや。そして最後にゴールドや。「ゴールドは天井だ」と言う人が多くいたが、わいは実際にはピークアウトしてないと思うで。暗号資産の魅力が静かに薄れたことでゴールドが復権したとわいは見とる。Dogecoin とゴールドのどちらを持ちたいか、答えは明らかやろう。最高の選択肢は Agnico Eagleや。業界で最も効率的な生産者で、まるで時計のように安定しとる。

 

結論やが、ここまで23銘柄が登場したわけやが、これらの銘柄には共通点があるで。競争が少なくて、主に国内市場で稼ぎ、景気の強さを必要とせず、関税で潰される心配もないんや。そしてビジネスの規模が大きくて、ほとんどが厚い参入障壁、ワイドモートを持っとる。Walmart と Costco を除けば中国リスクもほぼ無視できるんや。今ここに挙げたのは下手したら「世界一退屈なポートフォリオ」に見えるかもしれん。でも、見出しばかり生む大統領と迷走気味の経済環境では、まさに今必要とされるのが退屈な銘柄なんや。相場が下げる日もあるやろうが、わいが今日言ったリストを手元に置いておいてほしいで。景気後退の可能性がある今こそ、最適な“避難先”になるはずなんや。

 

 

変更がやっぱり必要ですね。

 

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