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【ジム・クレイマー】決算地獄は終わらない!あの株が空売り勢を焼き尽くす!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの8/1のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

まだまだ決算地獄の中にいるものの、空気が少し冷えてきたように感じるよな。そう、ハイパースケーラーを含む大型グロース株の決算の山場は越えたんやが、でもまだまだ今決算シーズンの株式相場を動かす材料は十分残っとるんや。今日はダウは-1.23%、SP500は-1.60%、そしてナスダックは-2.24%と下落の日になったんやが、早速来週のゲームプランを見てみようやないか。

 

といきたいところやが、来週のことに行く前にいつもの注意事項を言うとかんとあかん。貿易協定がどうなるか、というのが大事やということや。今日8月1日はアメリカが各国との貿易協定の期限、多くは追加関税の適用猶予の期限に設定していた日や。実際に関税発動が迫るなか、ギリギリまで合意に至らなかった、あるいはまだ合意していない国は複数あるんや。それらの国との合意がここからどうなるのか、週末は引き続きその動きを見る必要があるで。

 

例えば大事なのは中国や。中国は独自の交渉期限、8月12日を控えとって、まだまだ最終合意には達してないんやが、今週末の中国との通商交渉で進展があるかもしれん。カナダに関して何か聞こえてくるやろうか?カナダに関しては交渉は続いていたものの合意に至らず、8月1日以降は多くの商品に35%の関税が課される見通しやが、進展を願いたいところや。

 

メキシコに関しても交渉は難航し期限ぎりぎりに90日間の猶予延長が認められたわけやが、まだ最終合意には至ってないんや。でもこういう、期限ぎりぎりで猶予、みたいなこともあるわけやから、とにかく状況は不透明で、何でも起こり得ると考えておいた方がええで。まずはこの貿易協定の進展のニュースは目を離さずにいこうやないか。

 

そのうえで、土曜日はBerkshire Hathawayの決算が発表されるで。今年はGreg Abelが舵を取っているから従来と様子が違うんや。最近は株価の冴えなさに不満の声もあるが、Warren BuffettがCEOを退くんやから、往年ほどの値動きがないのは当然や。それでも、Burlington Northern鉄道など優良資産を抱えるBerkshireが好決算を出せば株価は上がるやろう。ネガティブ過ぎる見方は控えたいところや。

 

月曜日の引け後は、今株式市場で最も物議を醸す銘柄の一つのPalantir Technologiesの決算があるで。AIを原動力とするこの会社は、メシア的なCEO Alex Karp率いるカルト的株主層に支えられて、いまや最もホットな株の一つや。わいは空売り勢を焼き払うような「超絶決算」になると予想しとる。Karpは大手消費財企業から連邦政府まで幅広い顧客を獲得して、ビジネスは雑草のごとく伸びとるんや。

 

火曜の朝はDuPontの決算があるで。わいのファンドでこの株を持っとるということもあって、企業分割が順調に進んでいるかを確認したいところや。わいはDuPontは大きく過小評価されていると見とるで。部門合計の価値が企業全体を大きく上回る典型的な「分割ストーリー」で、Honeywellなど同様のケースと同じく停滞期には忍耐が必要やが、最終的には報われるはずや。

 

火曜日は更に、かつては気まぐれだったけど、前CEOで現会長のJim Umplebyのおかげで安定した長期成長企業に変貌した、Caterpillarの決算があるで。インフラ投資とリショアリングの追い風を受けて、今回も好決算を出すとみとるで。更にPfizerの決算もあるんやが、この会社については、確信が持てないんや。2023年末に買収したSeagen由来の臨床試験データなど、画期的な結果がそろそろ必要や。株主の我慢も限界に近づいとるし、トランプ大統領がこの業界に仕掛ける政策もまだまだ読めないから、注意が必要やで。

 

火曜日さらに、安定感抜群のMarriottの決算もあるで。ただし指摘しておきたいのは、この優良ホテルチェーンは好決算でも決算後に株価が下がることが多い点や。そうなったら通常なら買いの好機になるんやが、実際に動くのは少なくとも翌日まで待った方がええやろう。水曜日は、Disney と McDonald's という象徴的企業 2 社の決算発表があるで。

 

Disney は株価が大きく上昇したあと利益確定の売りが出始めとるが、Disney+もテーマパークも好調や。クルーズ事業にも注目すべきで、巨額の利益が見込めるで。McDonald's に関しては、新メニューの投入で事業が大きく改善しているのに株価はそれを映しきれてないんや。他のいろいろな限定メニューもあって、いまは「買い」やとわいは思うで。

 

水曜日の引け後には、Dutch Bros と Elf Beautyの決算があるで。どちらも若い「破壊的」企業で、コーヒー業界と化粧品業界のシェアを奪い取っとるんや。今回も高成長を示す好決算になると見とるで。木曜日は、まず言及したいのは、わいのファンドで保有する Eli Lilly の決算をわいは息をのんで待つということや。GLP-1受容体作動薬において唯一の実質的競合 Novo Nordiskの最近の惨状が、果たしてLily がシェアを奪っているせいなのか、それとも革新的減量薬全体がピークを迎えつつあるのか、まだ判断がつかないんや。

 

Novo は Wegovy の値下げに踏み切ったから、わいはLilly の収益希薄化が懸念材料やと思っとる。だから今週わいのファンドは一部売却してポジションを縮小したんや。こういう動向は CNBC Investing Club で公開中やで。木曜日は Warner Brothers Discovery も決算を発表するんや。CEO David Zaslav による再編と負債圧縮が進んで、分割案の詳細が見えてきたことで株価は上向きや。

 

木曜日は更に、レアアース大手のMP Materials の決算もあるで。アメリカ政府との提携強化で、中国依存を避けたいホワイトハウスの支援もあって、ポジティブな内容になると予想しとるで。Apple もリサイクル鉱物の買い付けで関与しとるんや。更にWynn Resortsの決算もあるんやが、この会社は今年初めにわいが現地視察したときから好材料がそろっとって、株価も本格的に上昇し始めたんや。今回どういう決算なのか注目したいで。

 

木曜日最後に言及したいのは、Pinterestの決算があるということや。Redditの決算が優れていて株が急騰しとるわけやが、オンライン広告では Pinterestもエリート枠で、Pinterest はソーシャルメディアの中で最もファミリー向けで、規模は縮んでも重要性は健在なんや。どうなるか見てみようやないか。最後に金曜日やが、Wendy'sの決算があるで。前回は弱い数字と減配やったが、この業界は競争が激しくて、今回も油断は禁物や。

 

結論やが、決算シーズンは注目点が多すぎて、わいは既にへとへとや。次の週は超大型イベントという感じではないが、それは今週があまりに濃かったからなだけで、来週も十分忙しい一週間や。すでにヘトヘトなわいでも、まだまだ頑張ってホームワークを続けていくで。

 

 

来週もいい週になりますように。

 

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