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【ジム・クレイマー】AIへは過剰投資ではなくむしろ投資不足!?次の10年を制するのは誰だ!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの7/24のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

「Google や Microsoft のようなハイパースケーラーによる AI 投資は そろそろ打ち止めになるはずだ」という声をわいらは繰り返し耳にしてきたよな。「結局コストに見合わない」「後悔することになる」「大した成果が得られていない」そんな批判が飛び交う中、昨日のAlphabet の決算を見ると、この会社はすでに 750 億ドルあった設備投資枠にさらに 100 億ドルを上積みしとったんや。

 

そういう情報を見れば見るほど、AI投資に対する批判がいかに的外れかが分かるんや。支出が合理的であり続ける限り、そしてわいは Google のケースはまさに合理的やと思うんやが、これらのAI投資は緊急かつ不可欠なんや。今日はダウは-0.70%と下落したが、SP500は+0.07%、そしてナスダックは+0.18%と上昇の日になって、この巨額支出こそが株式市場が底堅さを保てている大きな要因でもあるんや。

 

昨夜、わいは Alphabet のビジョナリー CEO、Sundar Pichai の話に耳を傾けたんや。彼は AI が彼の会社にとってどれほど重要かを語り、こう断言したんや。ちょっと引用させてもらうで。「AI はビジネスのあらゆる部分にプラスの影響を与え、強い勢いを生み出している。今四半期、Google検索は二桁の売上成長を達成した。」

 

さらに彼は続けたんや。「AI Overview(検索結果ページ上部に表示される要約機能)は、200 以上の国・地域、40 言語で月間 20 億人超のユーザーを抱えるようになりました。これは検索体験を一変させ、人々が Google Search に戻ってくる強力な動機となっています。」検索が時代遅れになるのでは、と懸念する向きもあるが、Pichaiは「検索と AI は排他的ではない。AI 結果を検索ページに組み込むのはたやすい」と説明するんや。なぜならこの会社は世界有数の AI 自動化・最適化データセンター網を擁しているからや。

 

要するに「AI に最も資金を投じた者が勝つ」ということなんや。来週には Meta、Microsoft、Amazon からも同様の話が聞けることやろう。Apple も同じ土俵に立てればええんやが、今のところ傍観者にとどまっとるんや。そして、こうした巨額投資のニュースを聞いたら、思い出すべき社名はひとつ、Nvidiaなんや。検索分野で覇権を握るには、Nvidia の CEO、Jensen Huang が手がける最新最高のチップを導入せずにはいられないんや。

 

懐疑派は「そんな支出は無駄だ」と言うんや。でもJensen によれば、Nvidia の最先端ハードウェアとソフトウェアの組み合わせは投資額の 4 倍の価値を生むとのことなんや。そのことはずっと以前からわいはMad Moneyでもお伝えしていたはずや。昨夜 Alphabet が示した数字を踏まえれば、その試算は妥当に思えるで。

 

Nvidia はもはや「システムに課される税金」などではないんや。むしろパワーの拡張装置であり、フォース・マルチプライヤーや。だからこそ、アメリカ政府が中国に NVIDIA の AI テクノロジーのバージョンを持たせることがきわめて重要なんや。わいらはつい、中国はわいらが欲しいものを何でも製造し、わいらからは NVIDIA の半導体以外は何も必要としていないと考えがちや。でも実際はそうではないで。

 

今やわいらは他国からより安価な製品を手に入れ始めとるんや。ちなみに、エレベーター企業 Otis の CEO である Judy Marks によれば、中国市場は現在ひどい状況だということなんや。また Dowの CEO である Jim Fitterling は、中国はもはやプラスチック製造の最安地ではなくなったと語っとる。なんでこの二つを取り上げたかというと、ここ 24 時間で起きた話だからやが、その 2 つ挙げるだけでも、こうした変化が見えるんや。

 

実のところ、中国が誇れるのは 2 つなんや。電気自動車の販売と一流の軍事力や。でも今の中国が何より必要としているのは NVIDIA の半導体や。レアメタルの供給で優位に立とうとしても、NVIDIA との取引に応じる唯一の理由がそこにあるんや。それでも懐疑論は根強く、それは確かにある程度は正当化されるかもしれない。

 

わい自身、いくつかのチャットボット・サイトをかなり使い込んどるんや。たとえば、Elon Musk の Grok や。OpenAI の素晴らしい CFO、Sarah Friar への敬意から、ChatGPT も使うで。Anthropic の Claude は IT に詳しい娘が「今いちばん良い」と勧めてきたので使っとる。Perplexity には 1 日 25 回以上アクセスしとる。PerplexityはNVIDIA の Jensen Huang が愛用していると聞いて以来、私もはまったんや。

 

昨夜、決算期には異例の「人間的」行動として、わいは妻とその友人と外食に出かけたんや。とても楽しく、いわば授業をサボるような気分やった。だがディナーが終わった頃には、わいは情報収集で完全に出遅れていると痛感したんや。そこで AI に頼り、いくつかの企業決算についてAIに質問する手早い方法を取ることにしたんや。

 

まず Chipotle を調べたところ、多少の手掛かりは得たものの、結局は早起きして自分で資料を読む必要があると悟ったんや。次に IBM を調べると、どのサイトも「ソフトウェアが少し弱含み」という同じ情報しか出てこない。そこで次に ServiceNow をチェックすべきやと判断したで。Software‑as‑a‑Service 企業の中でも AI 露出が最も大きいらしいから、彼らの発言内容を知る必要があったんや。

 

実際、NOW株は昨晩の引け後に株価が大きく上昇したが、「長続きしない」とする見方もあったんや。そこで 10 時 30 分から 11 時頃、わいはあるチャットボット・サイト、名前は伏せるが、そこにアクセスしたら、「ServiceNow の株価は決算発表後に上昇し、その後のカンファレンスコールで下落している」と出たんや。これはわいが予想したとおりの値動きだったので、その理由を探ったんや。

 

すると「企業向けソフトウェア市場の減速がついに ServiceNow を直撃し、割高なバリュエーションゆえに同社はきわめて脆弱だ」そんな驚きの記事が現れたんや。たしかに、SaaS分野は往年ほど強くなく、ServiceNow はユーザー数単位で課金しているため、AI が人間を置き換えれば顧客数は減るんや。ゆえに弱含みはあり得るとは思っとったんや。

 

わいは「真の弱点が何で、経営陣がそれをどう対処したか」をメモし始め、ServiceNow の「衰退と崩壊」のストーリーを思い描いて意気込んどったんや。でも、結局この株は予想を大幅に上回る決算で、この日株価は急騰したで。Generative AIサイトで読んだ記事は まるごと誤りやったんや。「なんだ、全然分かっていないじゃないか」。

 

なぜこんなことが起きたのか、結局まだまだAI プラットフォームが事実をでっち上げるのは決して珍しいことではないんや。はっきりしているのは、NVIDIA の最新チップを多く使うほど、昨夜 ServiceNow についてわいが体験したような誤りは起きにくくなる、という事実なんや。人々がまだこれらのプラットフォームを信用し切れないのも無理はなく、その不信が強い懐疑論を生んでいて、そして正直、それは当然やとわいは思う。

 

だからこそ Google は支出を増やしとる。最も正確なチャットボットが勝者になるからや。かつて Google 検索が勝ち抜いたように、誤答が多すぎるボットは敗れるんや。AI 競争に勝てば、検索と同じくほぼ独占的地位を得て、何千億ドルもの利益を手にできるんや。結論やが。これらの企業は AI に「過剰投資」しているどころか、むしろまだまだ「投資不足」やとわいは思う。

 

これは「勝者総取り、敗者無一文」の世界なんや。勝てると思えないなら、投資を減らす意味はあるが、そうでないなら投資を惜しむ理由はないんや。それが NVIDIA が「宇宙最大の企業」となった理由であり、Apple が“良い”プロダクトを“偉大”へと引き上げるべき瞬間であり、Google が依然として AI 競争の中心にいて、検索で勝利したように AI でも勝者になり得る理由なんや。

 

 

ここから10年が楽しみですね。

 

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