こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの9/22のMad Moneyはどうだったでしょうか。
この業界のトップの人たちの多くが、最良の投資に対してあまりにも簡単に諦めてしまうんやが、よくもまあそんなことで株でお金を稼げているものだと驚かされるで。往々にして人は降参するのが早すぎるんや。今回特にこれらの銘柄に対していいたいというのは、わいがいつもOwn it, don't trade itといっている銘柄と言えばわかってくれるやろう。わいの絶対的なお気に入りの銘柄二つ、Nvidia と Appleや。今日はどちらも素晴らしいニュースで急騰したんや。今日は株式市場全体では、ダウは+0.14%、SP500は+0.44%、そしてナスダックは+0.70%と上昇の日になって、また最高値を更新したで。
さて、AppleとNvidia、この二つについて時間を割きたいのは、なぜ多くの人がこの相場で、あるいはどんな相場でもお金を稼げないのかを理解することが極めて重要だからや。わいはそのことを来週刊行の新著『How to Make Money in Any Market(どんな相場でもお金を稼ぐ方法)』で膨大な時間をかけて書いたんや。わいの前提はこうや。ウォール街とそのメディアの取り巻きは、あなたに絶えず売買を勧め、その結果、どんな時代でも最良の株を売ってしまう羽目になる、というものや。
その結果、あなたはAppleとNvidiaのような株の最大の上げを取り逃がしてしまうんや。なぜなら、上昇は往々にして今日のように、あなたが最も予想していない時に起こるからや。さらに、多くの人が順境でも逆境でも株を保有したままにすることを拒んで、だから「株式市場でお金を稼ぐのは不可能だ。だからインデックスファンドにしておけ」という言説がでてきたりするんや。大きな当たりを狙うのは忘れなさい。できっこないのだから、とでも言わんばかりや。
そうして、本来なら Nvidia や Apple の株を持ち続けていれば得られたはずの利益を取り逃がし、ずっと低いリターンで満足しなければならなくなるんや。わいは、このひどいジレンマに対抗するために『How to Make Money in Any Market』を書いたんや。このジレンマは、人々が個別株で富を築くことを執拗に妨げるんや。富は、助言に値しない、しばしば向こう見ずで、たいてい有害なトレードによっては築くことができないんや。規律ある投資によってのみ実現できるんや。では、今日 Apple と Nvidia の株に何が起きたのかを見てみようやないか。非常に示唆に富んどるからな。
まずは Apple からや。ここ二週間、わいは皆さんに伝えようとしてきたで。今回の iPhone 17 の発売はこれまでとはまったく違う、と。手に取るとキャンディーバーのように軽いモデルを含む、驚くべき新機種や。もちろん、派手にこける可能性だって常にあるで。でもわいが長年とってきた戦略は、Apple は“Own it, don't trade it”ということや。そして新機種を調べれば調べるほど、これは本当に特別だと確信したんや。わいは、Apple が最高の製品を提供し続けるという方針に付き合って株を持ち続ける規律ある投資家が、大きく報われるやろうと考えとる。そして、Apple の製品は今なおベストなんや。
Apple は、わいのファンドでポジションを持っとるわけやが、コミットした投資家の信頼に応えたと思うで。前にMad Moneyで Corning の工場にいって、そこではまもなくすべての iPhone カバーガラスが作られるんやが、そこでApple の CEOのTim Cook と話したときのわいの熱意を放送したやろ。でもわいは常にApple についてのネガティブな物語、つまりヘッジファンドとアナリストの双方が広めた否定一色の“壁”と対峙しとるんや。Appleに対するネガティブな物語はメディアに氾濫しとる。もはや、メディアを支配しとるといってもいい。
Apple に対する悲観論の絶え間ない砲撃にあなたはさらされとるんや。これでは、最も不屈の保有者、あるいはよほど冷静な人以外はこの株から降りてしまうやろう。わいらはどういうことを聞かされてきた?iPhoneは前モデルと大差ない。中国では売れないやろう。関税のせいで価格が人々の想定より200~300ドル高くなり、販売に打撃になる。さらに、自社開発のAIがないから、販売は抑制されるはずだ。わいらはこういう“物語”を浴びせられてきた。
ところが、そういう恐怖をよぶ数々のネガティブ材料は、驚くべきことにすべて誤りであることが証明されつつあるんや。中国で Apple Store に人だかりができている様子からすると、発売は見事に成功しているようや。しかも中国ではすべてのモデルがまだ販売されていないんや。各機種に多くの支持者がついとる。Cook はわいにこう語ったで。下取りの価値と通信キャリアのインセンティブを足し合わせると、関税にもかかわらず実質価格はまったく上がっていない、と。
AI についても、Cook はこれらのiPhoneに驚くほど多くのAIが組み込まれていることを示して、少なくとも彼の知る限りでは、より優れた AI を求めて Samsung のような競合に乗り換える人はいない、と言うとったんや。忠実なユーザーにとっては「そんなの当たり前すぎること」なんや。わいはここのところのいろいろな報道で、Appleのネガティブな物語は、粉砕されたように見えとったんやが、でも今日の取引開始時点で、Apple の株は年初来でさえ上がっていなかったんや。そんな今朝、T-Mobile の CEO のMike Sievert が “Squawk on the Street” に出演し、退任を発表したんや。
数年前、人々が Apple の売上が弱いのではと考えていた時期に、わいが Mike に話を聞いたところ、実際は違って、彼は売り上げは素晴らしいと言い、実際に素晴らしかったことが後から裏付けられたということがあったんや。だから今回も、彼が去る前に今回のローンチの状況を聞かずにはいられなかったで。わいの疑問に対する彼の言葉はこうや。「T-Mobile の iPhone 販売は過去最高です。直近の週末は史上最大の iPhoneの週末となって、前年から二桁増でした。ちなみに、それまでで一番大きかった iPhone売り上げの週末は昨年のローンチ時でしたが、そこからも二桁増です。」
典型的な弱気派の“売上減”という作り話のさなか、彼が力強く言ったのはまさに今朝のことなんや。ついに Apple 強気派が物語の主導権を握ったんや。株価はその反応で 4% 超上昇したんや。大型株としては大きな動きや。残念ながら、わいの新刊で説明しているように、Apple に関する「リサーチ」と称される絶え間ないネガティブの洪水が大半の人々を遠ざけてしまったんや。あなたがこの株から遠ざけられていないことを願うで。結局どれだけの人が今回の上昇をとれたのか、わいにはわからん。トレードが好きな人たちや、大多数が既に振り落とされた後やったやろう。
わいが何度も何度も言っているように、いわゆるクラシックな成長株はトレードしてはいけないものあるんや。単に「保有」すべきなんや。そしてOwn it, don't trade itの銘柄といえば、Appleだけではなくて、Nvidia はその究極の存在や。ここ数週間、わいらは中国に対する懸念から、Nvidia の半導体需要について質問攻めにあってきたんや。米中の交渉の一挙手一投足を追い続けてきたんやが、両者の不動、強硬ぶりを伝える報道は尽きることがないで。その厳しい交渉のせいで、Nvidia は足踏みするんやないか、と見られとった。
おまけに、いつもの悲観論者や愚か者、はぐらかす連中からは「中国がいずれ追いつき、追い越す」「Jensen Huang の素晴らしい会社は、最終的に置き去りにされる」などという話ばっかりするんや。ところが今日、Nvidia は OpenAI と、合計 10 ギガワットの電力容量を持つデータセンターを建設する契約を発表したんや。どれほどの規模かわかるか?それだけの電力は、800 万世帯をまかなえる規模や。Nvidia はこの取り引きの一環として OpenAI に 1,000 億ドルを投資するんや。ギガワット当たり 100 億ドルを拠出するんやで。
OpenAI は非公開企業や。でも、こうした取引があると、上場時の評価は押し上げられるやろうし、Nvidia はこの投資から引き続き巨額の利益を得るやろうとわいは見とるで。OpenAI の CEO のSam Altman は、CNBC の独占インタビューで、AIから真に必要な成果を引き出すには計算資源がいかに必要か、そしてその「必要な力」を備えるのは Nvidia だけだという点について、惜しみなく語ったんや。両社の 9 年にわたるパートナーシップの価値は、もはや自明や。この発表は、データセンターのサプライチェーン全体を明るくしたんや。CoreWeave や Vertivから、GE Vernova や Constellation Energy に至るまで、や。え?中国がどうしたって?そんなこと気にするのは、その株をトレードしてもう手放してしまった人たちだけで、ずっとこの株を保有している人たちではないんや。
結論やが、もしあなたがやることなすこと「トレード」だけなら、どんな相場でもお金を稼ぐのは信じられないほど難しいやろう。今日のセッションに入る時点で、Nvidia や Apple への熱気はほとんどゼロやった。トレーダーはショートで去り、一般の投資家は個別株に怖気づいてインデックスファンドに押し込められたりするやろう。でも Nvidia と Apple が今日あらためて証明したように、もしあなたに、いい株を持ち続ける胆力があり、「高値で買って安値で売る」といういけてないトレード中毒から抜け出せるのなら、「個別株」こそが最大の利益を生む場なんや。果てしない売買の最終的な成れの果ては、儲けを逃すか、損失か、しかないんやで。
ずっと持ち続けようと思います。
応援よろしくお願いします。