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【ジム・クレイマー】「魔法の思考」の年は終わっていない!年末にかけてどうなっていく?ゲームプラン!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの10/31のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

10月が終わったんやが、10月を危機やひどい下落なしで乗り切ったよな。正直、わいは驚いとるんや。大きな波乱があるかもと思っとったからな。でも今月は何度もそうだったように、今日も寄り付きは高かったのに、下落していって、このまま叩きのめされるかに見えたんや。でも結局市場は奇妙なかたちで持ち直して、ダウは+0.09%、SP500は+0.26%、そしてナスダックは+0.61%で終了したで。とはいえ、今日は本当に奇妙やった。昨夜は素晴らしい上振れが二つ、すなわちApple と Amazonの好決算があったのに、上がったのは一つだけやった。Amazon の株はほぼ10%急騰して過去最高値を更新した一方で、Apple は寄り付きで強かったものの、その後は上げをすべて吐き出したんや。

 

今週決算を報告した巨大テック“国家”、さっき言った二つにMeta、Microsoft、Alphabet を加えたものの決算の総合成績はお世辞にも良いとは言えないで。Alphabet は好調やったが、最悪だったのは Metaや。Meta はこの2日間で100ポイント超の下落や。会社自体は絶好調なのに、Mark Zuckerberg がAI競合に対抗するために大金を投じようとしている点を、ウォール街は好まないんや。興味深いことに、Amazon は実に倹約的で、それが好感されたんや。わいはAIを「第4次産業革命」だと強く信じとるが、ウォール街はこうした設備投資の大盤振る舞いに懐疑的になっとる。

 

まあそれでもわいは、これらの銘柄は持つ価値があると思うで。厳しい相場での最良の防御は優良株で、わいが『How to Make Money in Any Market』で書いたように、分散ポートフォリオの一部として優良銘柄を保有し、信じることが大切や。長期で保有すること、出たり入ったりしないこと、それが大事なんや。もちろん最終的には売買は皆さんの判断やが、わいは一貫して長期投資を推奨しとるで。そうしてこそ株式で本当の富が築けるんや。

 

さて、今は荒れ模様の時期だということは理解しとる。消費者向けビジネスの多くは非常に弱含んどる。インフレのせいもあれば、今や終わりの見えない政府閉鎖のせいもあり、さらにAIが自分たちの仕事を奪うのではという人々の不安のせいもあるで。それでも、ここは長期的な視点を持つべきやと思うんや。いまは決算シーズンのまっただ中で、最大のヤマを終え、わいらはさほど満たされた気分ではない。それでも、より重要なのは、10月を何かの崩壊なしに抜けたという事実や。歴史的に見れば、大きな弾をうまく避けたと言えるやろう。では11月第1週が何をもたらすか、見ていこうやないか。

 

ゲームプランを語る時に、月曜まで重要ニュースを待つ必要はないで。もう明日、土曜日の朝には Berkshire Hathaway の決算があるんや。どうやら、史上最高の投資家であり、CEOを退任する Warren Buffet からのコメントは、もう出なくなるようや。95歳の Buffet は、素晴らしい経営者である Greg Abel に会社の手綱を渡すことに同意していて、ここから株がどう動いていくのか、わいらは見守ることになるで。このところ、この株は叩きのめされとるが、おそらく交代劇のせいやと思うんや。わいは Berkshire を素晴らしい会社だと考えていて、でもBuffett の退任に伴って利益確定売りが増えるのは当然だとも理解しとる。何と言えばいいのか、彼は替えのきかない存在や。それでも会社自体は一流や。

 

月曜日には、才気あふれる Alex Karp が率いるPalantirの決算があるで。Palantir は明らかに Berkshire のような会社ではないが、人々は Karp を崇拝しとる。そして彼は実に見事なコンサルティング/アドバイザリー企業としての運営をしとると思うで。Palantir の株価が50ドルのとき、わいは100ドルになると言うたんや。100ドルに達したとき、150ドルになると言った。そして今週200ドルに到達したとき、250ドルに向かうと言ったで。この上昇のあとやから、決算後の利益確定はあり得ると思うが、長期的には株は後退することはないやろう。なぜか?あまりに優れていて無視できないからや。わいは多数の顧客にも確認したが、彼らは Palantir を愛しとるんや。

 

月曜日はさらにCloroxの決算もあるで。Palantir とはまったく異なる会社で、年初来で30%超下落している銘柄や。Clorox はこの相場の難題の核心にあるんや。昔は景気に不安があると、皆が生活必需品の大手銘柄を買ったものや。ところが今は、恐らくインフレのせいで、人々はナショナルブランドに割高なプレミアムを払おうとしないんや。カンファレンスコールでどのようなことが言われるのか、注目しようやないか。火曜日はまずPfizerの決算があるで。果たしてこの株は25ドルのレンジを上抜けできるのかどうか。

 

かつては成長株だったこの製薬株は、足もと退屈な推移が続いて、株主は7%の利回りに満足しているようや。株価上昇はあまりないんや。わいは成長を好むんやが、配当は安全そうで、キャッシュフローに裏打ちされとる。火曜朝には、Pfizer が “債券のような株” から “より株らしい株” へと変わるのかどうかが分かるやろう。Shopify も決算があるで。これはカナダ発の良い会社で、素晴らしいんや。とても信頼できる勝ち組になってきとる。ここまでと同様の好結果を再現できると思うで。中小企業と連携するには最高の eコマースのチャンピオンや。

 

更に火曜日に決算があるUber にも同じ感触を持っとるで。事業は好調で、大きな野心を実現しつつある会社や。火曜日の引け後には、長年の勝者の二つ、AMD と Axon の決算があるで。両社の CEO には繰り返し番組に出てもらっとる。こうした銘柄は、長期でのアウトパフォームが期待できて、保有を検討すべきタイプなんや。AMD は Nvidia に本丸で挑み、Axon はテーザー、ボディカメラ、ドローン、そして自動化されたAI駆動の警察報告システムによって、法執行のパラダイム全体を覆そうとしとる。わいは両方とも好きやで。ただし、短期で大騒ぎする人向けではない銘柄やけどな。

 

火曜日は更にCaterpillarのアナリストミーティングがあるで。この会社は市場全体でも屈指の好パフォーマーになっていて、でもその動きは妥当だと思うんや。というのも、この会社の機器の多くがデータセンターの建設・維持に使われているからや。今の上昇が複数年にわたる性質のものかどうかを知りたいところや。わいはそうだと考えとるで。あ、それから火曜日は投票を忘れないでほしいで。市民の義務やからな。さて、水曜日はMcDonald’s が決算を発表するで。わいは、この会社こそが、ひょっとすると世界で最も、「金銭的に苦しい」「不安を抱える」消費者の真の実情を測るうえで最良の指標やと考えとるんや。

 

わいらは「現金に窮した消費者が外食を避け、家にとどまり、資金を温存したがっている」という話を聞き続けとる。でも、それが本当なのか、あるいは人々の嗜好が変わっただけなのかを、本当に語れるのは McDonald’s だけや。水曜日の引け後はRobinhoodの決算があるで。このオンライン証券は何百万人もの投資家の支持を得ることに成功したんや。もしかするとあなたもその支持者の一人かもしれんな。そのおかげで今回の上昇相場のけん引役になっていて、今回の決算でも素晴らしい数字が出るほうにわいは賭けるで。

 

さて、政府閉鎖のせいでデータを得るのが難しいのは確かで、そんな中で誰が最良の情報を持っているかというと、わいは Bank of America だと思うんや。この銀行は水曜日にアナリスト向けミーティングを開くんやが、消費者動向について、他のどこより多くのことがわかるはずや。景気や銀行の現状について、比較的前向きなストーリーを示してくれるんやないかと思うし、気分が上向く展開になるかもしれん。この株は非常に割安やと思うで。

 

木曜日は Warner Brothers discoveryの決算があるが、いったいこの会社では何が起きているんやろうか?最高額を提示する相手に身売りするんやろうか?業績は良いんやろうか?果たして買収における入札が行われるのかどうかを見極めたいところや。わいに言わせれば、この株はアービトラージ水準に入っとる。つまり、買収を見込んだ思惑で上がっているということや。ただ、何らかの取引が成立すれば、まだもう数ドルは取れるかもしれん。もちろん、もし成立しなければ、アービトラージにありがちなことやが、下方への警戒が必要や。

 

さて、木曜日の決算は後は良い銘柄がいくつかまとまっとるんや。Buy Now, Pay Laterの Affirm、テック向けストレージの Sandisk、そしてレアアースの MP Materialsや。いずれも、ここしばらくは素晴らしい物語を語ってきた会社たちや。もっとも Sandisk はここにきて放物線的な上昇をしていて、わいは過熱局面にある銘柄は勧めたくないけどな。最後に、金曜日には出遅れているファストフード・チェーンの Wendy’s と、今年屈指の好パフォーマーである Constellation Energyの決算があるで。Constellationは電力を供給していて、その中には多くのクリーンな原子力発電も含まれるわけやが、これら二つの会社の両極は非常に示唆的や。

 

勝者は勝ち続けるやろう。だから Constellation を買い続けてもええかもしれん。一方で残念ながら敗者は負け続けるので、Wednesdays を避けるべきや。結論やが、落ち込むなとは言えませんが、「魔法の投資」の年が終わったとも言えないんや。一息ついてはいるものの、歴史的に厳しい9月と10月を、魔法が途切れることなく乗り切ったと思うで。過去が示すところによれば、11月と12月はずっとずっと良くなる傾向があるんや。年末に向けてどうなるのか、楽しみにおっていこうやないか。

 

 

上昇が続きますように。

 

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