こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/20のMad Moneyはどうだったでしょうか。
なぜわいがいつも「AppleはOwn it don't trade it」と言うのか、わかるか?弱気派は無数にいて、ヘイターも尽きないのに、この会社はいつも最高のものを生み出してくるからや。地上で最も愛される製品がここにあるんや。だからこそ“トレード”してはいけないんや。“保有”せんとあかんのや。今日はApple株が重厚なリサーチレポートに後押しされて+4%も力強く上昇して、株式市場全体を持ち上げたで。ダウは+1.12%、SP500は+1.07%、そしてナスダックは+1.37%と上昇の日になったんや。
Appleが急騰したのは、3人のアナリストが同時に強気の評価を出したからで、その中にはMelius Researchの著名アナリストも含まれとる。ただ、正直言って、この番組を見ていたり、CNBC Investing Clubのメンバーだったり、もっと最近ではわいの新刊『How to Make Money in Any Market』を読んでいれば、Apple株の投資は簡単に参戦できたはずや。わいはAppleのことをずっと推してきた。わいは繰り返し言ってきたで。Appleが最高の製品を作り続ける限り、人々はそれを買い、株価はいずれ追いつく、と。
今日のような大きな上昇は完全に不意打ちや。だから頻繁にトレードを繰り返している人は、この動きを決して捉えられないんや。そうやって多くの人が底で売って天井で買う羽目になってしまう。案の定、最近発売されたiPhone 17シリーズは怪物級のヒットや。最も軽いiPhone Airは、手にチョコバーを握っているかのように軽く感じるんやが、それにせよ、最上位モデルにせよ、その中間にせよ、どれを取っても完璧や。セルフィーを撮るときだって自動調整が働き、誰もフレームからはみ出さないんや。
わいがこの前CEOのTim Cookとセルフィーを撮ったときに、この驚くべきセルフィー用センサーについて彼が話してくれて、だからわいにはAppleについての理解は皆さんより一歩先んじる優位性があったと言えるかもしれん。今ではiPhone 17を持っている人にしょっちゅう会うが、一緒に撮るセルフィーはいつだって出来がいいんや。少し前まではまともな写真を撮るにも一苦労で、腕の長い人に目いっぱい腕を伸ばしてもらって撮ってもらう必要があったんやが、今ではそんなことをしなくても誰も切れないんや。
あるいは、わいがTimとしゃべった時に彼から学んだのは、今のiPhoneの下取り額とワイヤレスキャリアからの補助を考慮すれば、たとえ関税があっても実質的にたいした値上げはない、ということや。何人のアナリストがiPhoneは「300ドル高くなる」と言っていたことか。「そんなの誰が買えるんだ」とな。でも、わいのTimへのインタビューを見ていれば、そんな言葉にひっかからなかったはずよな。ところが弱気のアナリストは、下取り価値を織り込まず、互いに熾烈に競い合うキャリアの存在もほとんど考えずにいい加減なことを言うんや。キャリアにとっては、Appleのスマホは新規加入者を獲得するための主力の武器だというのに。
とにかく今回のAppleの上昇は、完全に「取りに行けた」動きだったんや。強気材料はすべて揃っていたんや。でも多くの人が上昇を取り逃した。というのも、Appleに関するネガティブなデータポイントを量産する「内職産業」みたいなものが存在するからや。Appleのプログラマーの離職が大きく取り上げられ、どれだけの人がMetaへ移ったかが喧伝され、同時に、気分を萎えさせるようなSiriの話も聞こえてきたんや。中国では政府がAppleを好まなくなったから売上が弱くなるはずだ、とも言われた。新しいiPhoneは単なる小幅な改良で、特筆に値しない、とも。リードタイムの問題やそしてもちろん関税の話も、いつものように持ち出された。
これらの懸念はすべて虚説や。多くは、空売り筋にとって都合よく働く「無自覚な間抜け」たちによって孵化させられたものや。だって、Meliusのアナリストはなんて言っているか。「Appleは批判者たちを黙らせるミッションにある。私たちは中国での売上に2026年まで上振れ余地を見ており、新型モデル全体でモメンタムがある」ということなんや。さらに「メディアはAI人材の流出やAIの遅延に取り憑かれているが、Siriの新バージョンは3月にローンチされる可能性があり、AppleはタッチスクリーンのHome Hubやカメラ、テーブルトップ型のロボティックAssistant、さらには家庭用のモバイルロボットまで、ハードウェアのラインアップ拡充を狙っている」
今日の3本のアナリストレポートは、今年だけでなく将来年度についても、ウォール街の利益予想はおそらく低すぎると指摘したんや。わいはそれは筋が通っていると思うで。これでPERが高く見える理由が説明できるし、実際の利益が見えてくればPERはどんどん低下するかもしれん。そういう時でも、もしあなたが“トレード”していたら、その時にはもう乗り遅れている、ということなんや。わいはEvercoreのアナリストが、「Appleのサービス収入は今後も2桁成長を続け得る」と言っているのを気に入っとるで。
他のアナリストの格上げも良かったで。「今こそ、このAppleの複数年にわたるiPhoneの波に“かぶりつく”時だ」ということなんや。あるアナリストは来年9月に折りたたみ式の電話を予想しとるが、それはどれほどのインパクトになるやろうか。これらの格上げや強気の主張に、それでもいれられないのは、Appleが世界で最も愛されている企業の一つ、という事実や。でもそれはスプレッドシートには織り込めないんや。現在、15億台のiPhoneが稼働中や。
考えてみてほしい。他社の電話の発売で話題になることがあるやろうか?Appleの電話の発売となれば、世界中の都市、それが中国、日本、どこであれ、いろいろなところで行列ができるんや。そういうことは、アナリストにとっては無意味かもしれんが、わいにとってはとても大きなことや。というのも、それはウォール街がこの会社について垂れ流すネガティブさに目くらましされない助けになるからや。Appleのインストールベースはあまりに大きいから、Googleはデフォルト検索エンジンの地位のために200億ドル超を支払っとる。
この関係は、当初その企業を独占企業と判断した連邦判事によっても認められたんや。Appleが自前で検索エンジンを開発するのではなく、最良の検索エンジンを採用するだけで望みのものを得られると分かった時点で、じゃあAppleはAIでも同じことができるのではないか、と考えるのが自然やろ?なぜ自社でAIを開発するために何千億ドルも、さらには原子力発電所だの何だのに投資する必要があるのんや?チャットボットの背後にいる各社が、iPhoneのデフォルトの座を得るために、むしろAppleに“特権料”を支払うかもしれないんや。
その場合は入札を開いて「300億どうだ。300億が来た。310億見えた。後ろで320億。310億確認。よし、350億だ」といった具合にやっておけばいい。とびきりの粗利の話や。わいは、彼らがiPhoneに載るために実際に毎年それだけ支払わざるをえなくなる可能性があると思っとる。チャットボット間の差別化要因がほとんどない以上、支出を正当化する唯一の方法は「Appleの“導管”になる」ことだと信じるべきや。これは自然な一手で、Appleに一銭のコストもかからないんや。
こうしたことは、地上で最も人気のある製品を持っていると起こり得るんや。ウォール街には誤解が多いんや。今週末、わいはCNBC Investing Clubの会員に向けて記事を書いたんやが、Salesforceが、たとえばWilliams-Sonoma、FedEx、PepsiCo、Dellといった実在の顧客が、Agentforceプラットフォームを使ってコスト削減を実現して、良い売上を築いていることを、説得力をもって示したのが、先週あったDreamforceや。ソフトウェアとAIの“共食い”は起きていないんや。
Amazonは、きょう痛手となったAmazon Web Servicesの障害があったにもかかわらず、実は株価は底打ちに近づいているのかもしれんとわいは考えるで。悪材料が出た日に株価が上がる、実に今日のAmazonの動きのような時が、底打ちを意味する時かもしれんのや。こういう株をトレードしたって、儲けることは難しい。トレーダーたちがAppleでほとんど儲けられていないやろう。高値で買って安値で売る“出入り”をしてしまうのが関の山や。アナリストが垂れ流し、メディアが拡散し、運用者たちも乗っかる絶え間ないネガティブさに耐えられず、トレーダーたちはうまくやれないんや。
わいは、あなたを株から追い出すために必死で働くアナリストや記者、そして空売り筋を非難するで。彼らは“使命”を果たしてしまうんや。Appleからあなたを怖がらせて追い払うために身を粉にして働き、そして今や彼ら自身が予想値を引き上げ、恥を忍んで非を認める羽目になっている。一部の人々は無責任やと思うし、妙に偏っている人もいるし、中には、ひどい分析のせいで解雇されるべき人さえいるんや。
結論やが、常識を働かせて、普通にApple StoreでiPhoneを触って販売員に仕様を聞いてみたなら、あなたは「Appleは売買でいじるのではなく保有すべきだ」と理解するために必要な情報を手にしていたはずや。今日の上昇に参加できたのは“保有者”や。だからこそわいは新刊本『How to Make Money in Any Market』で多くの部分を割いて、「こうした優良株にはとどまり続けるべきで、出たり入ったりしてはいけない―それこそが損をするやり方だからだ」と繰り返し述べとるんや。
やっぱりOwn it, don't trade itですね。
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