こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの12/11のMad Moneyはどうだったでしょうか。
パフォーマンスというのは「見る人の目次第」ではないんや。かつては止めようがないほど強かった株のいくつかが、ここに来て一時的に勢いを失っているのは、かなりはっきり分かるで。今日はダウは+1.34%、SP500は+0.21%と上昇したんやが、ナスダックは-0.25%と下落して、こんな日だからこそ、わいらは「何をすべきか」を冷静に見極める必要があるで。だって、人気株なのに足踏みしているもの、たとえば Apple、Meta、Tesla のような銘柄は、年初来でせいぜい約10%上がっている程度なんやから。
まずは、実際の株の動きで一体何が起きているのか、そこから始めようやないか。たとえば今日は、とても理にかなった日だったんや。昨日、Fed が利下げをしたよな。すると今日、大手の運用担当者たちは、利下げの恩恵を受ける株へと資金を回したんや。筋が通っとるよな? 合理的や。たとえ資金を捻出するために、別のものを売らなければならなかったとしても、や。つまりテックのようなものを、まず売るんや。そして、金利が下がれば消費者支出は刺激されるやけやから、当然、いわゆる目立つ消費関連の株がしっかり上がるんや。
なかでも、完全に裁量消費セクターのクルーズ会社の株なんかは上がったで。それで必ずしも人々が今日 Norwegian Cruise に電話してクルーズを予約するようになったのか?と問われると、その答えはいいえ、や。でも、クレジットでクルーズを予約しようか考えていた人にとっては、その費用が安くなった、ということや。そして、株で起きることの多くは、理論上そうなるはずだ、という考えに基づいているということなんや。例え多くの人には分かりにくかったとしてもな。
次に、金利低下は住宅建設と住宅購入を促進して、さらに住宅の改修も後押しするんや。住宅改修はホームエクイティローンで資金調達できるからや。利下げの「2日目」のこととして、だから予想通り、Home Depot はまた大きく動いたで。たった0.25%の利下げで、四半期の中で何かとんでもないことが起きるはずもないのに。それでも、わいのファンドはこの株を保有しとって、要するに今は、Home Depotが機能すると思われる局面や、ということや。たとえ ICE(移民警察)が、強制送還の対象者を探して駐車場をうろつき回り、それが株に悪影響を与えてきたとしてもな。
Home Depot のパフォーマンスが悪かったのは分かっとる。わいはそのことは完全に理解しとる。でも重要なのは、経営陣が「金利が下がれば我々は良くなる」と言った直後に、実際に金利が下がった、という事実や。ここは考えすぎるところではないんや。彼らを信じないとあかん。わいはそうするで。もっと広く言えば、小売は Fed が利下げすると機能するんや。これまでもそうやったし、これからもそうやろう。ここでわいが思い浮かべているのは、たとえば今日はアンダーパフォームしたがTJX、Walmart、そして Targetや。Targetなんかは、何らかの立て直しを示せれば大きく上がる可能性があるで。後はDollar shopや。Dollar Treeなんかはこの先も数字が良ければ、より高いマルチプルで取引されるようになり、株価は上がるやろう。
工業株に関しても利下げに反応して常にうまくいくで。ヘッジファンドは皆、「景気が良くなるとこれらの株は上がる」と信じるように叩き込まれているからや。昨日も多くの Industrials 銘柄で上昇を見たし、そして今日も、「2日目」に上がったものも多かったで。3M が上がって、DuPont と Dover も上がったで。後者2つはわいのファンドで持っとる。 こうしたタイプの株は、あと数日は全部うまくいく可能性があるで。追い風が吹いとるんや。
あと、わいは運輸株が大好きなんやが、ここでは明らかに上放れしとるで。昨日わいは JB Hunt に触れたよな。この株は今日も上がったが、上昇はまだ始まったばかりかもしれん。これから上がっていくんや。運輸株はたいてい、Fed の利下げ後、少なくとも5日間は走る傾向があるで。ここからでも遅くないかもしれん。ちなみに昨日の繰り返しになるが、今四半期はFedEx にとってブレイクアウトの四半期になるかもしれん。あとは、航空機や航空機部品を作っている会社も、まだ遅くないかもしれんから、チェックしてみてほしいで。
更に、昔から銀行は、純金利収入で評価されてきたんや。つまり、預金に支払う金利と、融資で取る金利の差でどれだけ儲けるか、ということや。でも今は方向を切り替えて、「需要がたくさん出る中で、どの銀行がより多く貸し出せるか」を考えないとあかん。銀行株を見るうえでは、そのほうがずっと良い見方や。だからわいは Wells Fargo が好きなんや。資産上限は既に撤廃されたしな。それから Capital One も好きやで。Discover を買収して、他の大手クレジットカード会社に対抗する存在になろうとしているからや。この2つは急騰しとる。どちらもや。もしかしたらここから入るには少し待つ必要があるかもしれんが、はっきり言うが、こういう株が持っておきたい銘柄なんや。
後は JP Morganだって、わいはこの前「買え」と言うたよな。株価が200ドル台まで下がった時や。今はもう株価は317ドルや。後はBank of Americaも挙げておこうやないか。アメリカには、金利はまだ高すぎると考えている大統領がおるんや。そして来年5月に引き継ぐ、パウエルの後任を任命するやろう。だから、これからあと何回利下げがあるのか当てっこゲームをする必要なんてないんや。みんな延々とやっとるが、正直あれには腹が立つで。だって、結局はあなたの儲けにならないからや。
わいはこう言いたい。細かい当て物より計算しろ、と。重要なのは、金利が下がれば下がるほど、人々は高配当株からインカムを得ようとするんや。債券市場がそれほど競争力を持てなくなるからや。わいは『How to Make Money in Any Market』の中で、こういう株についてかなり時間を割いて語ったで。本の中に出てくる銘柄のうち今いちばん良いのは、もしかしたら天然ガスのパイプライン運営会社かもしれん。ほぼ全部が高利回りや。アメリカ国債よりずっと利回りが高いんや。
さて、冒頭に話した、今年はたった約10%しか上がっていない、「かつてのマグニフィセント」な3銘柄に戻ろうやないか。Apple、Meta、Tesla や。Apple は低金利の影響をあまり受けないんや。莫大な現金を持っているから、その現金から得られる利息はむしろ減るやろう。AppleはAIの敗者と見なされとるが、わいはそうは思わんで。23億台を超えるデバイスのインストールベースと、15億人のユーザーがいるなら、大手チャットボットのどれかが、検索で Google がそうしたように、デフォルトのプラットフォームになるために Apple に大金を払うはずや。
Apple に対しては常に批判の刃が向けられるんや。でも、もしわいらが「ハイパースケーラーはデータセンターに金を使いすぎている」と考えているのなら、そしてそれは今日も Oracle をめぐって大きなテーマだったんやが、そうならば、いったいどうして、データセンター投資にほとんど金を使っていない Apple を批判できるんや?もし OpenAI が、デフォルトのAIとして選ばれるために Apple に年250億ドルを支払うとしたら、それは歴史上最大級の「ただ乗り」事例になるかもしれん。もし Gemini が今日それをやったなら、今日の Alphabet 株はすでに真っ赤に熱い状態やが、それだけでさらに50ポイント上がるやろう。
とはいえ、Apple はそもそも低金利の恩恵を受ける銘柄ではないし、利下げの前日あたりになると、運用担当者が興味を持つ種類の株でもないで。Apple はだから一時的に「うーん…」という存在で、アンダーパフォームしとる。人々が Apple を売って、わい前半で話しているような Industrials や銀行、あるいは小売のような他の株へ資金を移しているからや。でもそれが起きた、ただそれだけや。Apple を金利と結びつけて説明する方法はないで。この会社にとっては、そんなことは単純に重要ではないんや。
さて、次はMetaにいこうやないか。Fed の利下げは、むしろ Meta にとってマイナスかもしれん、ということもできるで。というのも、利下げが、今会社の中で起きている、静かだけれど、とても良いことから注意をそらしてしまうからや。わいはこの会社を高く評価しとるし、彼らがAI製品の価格を引き上げているという話も聞いとる。そうすべきや。今までが安すぎるんや。やっぱりMark Zuckerberg が表に出てきてどんどん物語を語ってほしいと思うで。
最後に Teslaやが、Tesla は自動車会社からテック企業へ移行しつつあるんや。販売でこてんぱんにやられている会社から、ロボットと自動運転、そしてエネルギー貯蔵における“新興のリーダー”へと移りつつあるんや。自動車ビジネス自体は利下げの恩恵を受けるが、Tesla はもはや自動車株のようには取引されないで。自動車のところ以外は、Fed とは完全に無関係や。だから今の状況はうまく噛み合わないというか、どれにも追い風はないんや。さらに悪いことに、今日みたいにOracleみたいな大手テックから悪材料が出るとなると厄介や。
Oracleについては、もし「需要が本物なら」データセンター建設をもっと約束しているように見えるで。データセンターが実際に建つなら、それは受け止められるはずや。でも今日の動きは Nvidia と、その一群にとって悪いニュースや。そしてFed がこれらの“物語”を助ける要素は何もないときとる。だから資金は流出していくで。運用担当者が欲しいのは「利下げ恩恵銘柄」だけで、それ以外は要らないんや。だからテック全体が売られて下がるんや。
わいももっと、これ以上のことを言えればいいのにと思うで。勝者に何か良いことが起きているとか、敗者に何か悪いことが起きているとか、そう言えたらいいんやが、でもそうじゃないんや。株式市場というのは、たまたまそう動くことがあるんや。結論やが、あなたが見ているのは資金フローなだけや。よりトレーディング志向のヘッジファンドが、わいが説明したとおりのことをやっているだけや。どうしてそれが分かるのか?それは、わいは14年間ヘッジファンド側にいて、まさに同じことをやっていたからや。時々どうやったってこうなるんや。
若かったわいは、そういう時にどうやったか教えようか?みんながやっていることにうんざりして、わいは逸脱しようとしたんや。ヘッジファンドの“台本”から外れようとするんや。ところが結局どうなったか? ほぼ毎回、わいはぺしゃんこにされたんや。フリーランス的に動くとうまくいかないんや。海賊になろうとすると、違う太鼓のリズムに合わせようとすると、うまくいかないんや。ヘッジファンドは群れで動く動物みたいなものや。今日みたいに一斉に動くとき、彼らに逆らってテックを大量に買おうとするのは、ものすごく高くつくんや。わいはそのことをいやというほど、わいの経験から知っとるんや。
流れは把握しておきたいですよね。
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