こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/8のMad Moneyはどうだったでしょうか。
年初は、ときどき株が単純に「噛み合わない」状態になることがあるで。でも心配いらないんや。市場には、目の前で自らを修正していく確立された能力があるからな。起きている最中は筋が通っていないように見えたり、極端な話クレイジーに見えたりもするが、それは合理化という値付けの整合性が取れていく過程の、自然な秩序の一部にすぎないんや。成功する投資家になりたいなら、これを受け入れる必要があるで。今日はダウは+0.55%、SP500は+0.01%、そしてナスダックは-0.44%だったんやが、表面の数字の裏側に入り込んで、市場の“狂気”に見えるものの「理屈」を探ってみようやないか。
まずは2つの大きな「コンステレーション」から始めたいで。ちょっと言葉遊びっぽいのは分かっとるが、独立系の電力会社のConstellation Energyと、ビール、ワイン、スピリッツ事業のConstellation Brandsや。今、巨大ハイパースケーラー各社はクリーンエネルギーに取り憑かれとる。だからこそ、彼らは Constellation Energy(CEG)に夢中なんや。CEGは国内で最も目立つ「原子力発電ベースの公益電力会社」や。信頼できる電力が欲しいなら、これ以上クリーンなものはない、というわけや。Constellation は愛されに愛されて、この2年で株価は175%以上上昇しとる。無敵に見えるで。この株は今年の利益に対して28倍で取引されていて、公益株としてはかなり割高、もっといえば相当に高いバリュエーションや。
一方で、酒類、とくにビールの Constellation Brands(STZ)は、ここ数年で市場全体の中でも最悪級の銘柄のひとつやった。去年は40%近くも下落しとる。これはもう痛々しい下落行進やった。ビールは大幅に値上がりしとって、要するにそれは“労働力と缶”のコスト、というわけや。しかも若い世代は上の世代ほど酒を飲まなくなっていて、ヘビードリンカーだったベビーブーマーが高齢化していくにつれ、状況はさらに悪くなる一方や。この会社はメキシコからビールを輸入していて、パッケージに関する税負担が非常に重いんや。
そこへ大統領の政策が追い打ちをかけたで。顧客基盤はヒスパニック系に寄っているため、移民取り締まり強化の影響で、その顧客が以前ほど外出したがらなくなっている、ということなんや。さらに、例の“どこにでも顔をだすGLP-1受容体作動薬”のストーリーもあるよな。減量薬をやると、ビールが「高いのに、無味乾燥で、何のありがたみもない」ものに感じられてしまう、ということなんや。では、今年に入って何が起きているかというと、Constellation Energy の株は353から322へすでに下落しとる。この株が底を打ちそうな兆しを見せてないで。わいにはまだ危険なほど割高に見えるで。
一方の Constellation Brands については、ひとまず言えるのは、今や株価は利益の13倍程度まで下がっているということや。そしてわいは、これは「過度に売られた」可能性があると思っとる。要するに、2つの“コンステレーション”の価値関係が噛み合わなくなったということや。酒を作っている会社のほうが、少なくとも利益13倍未満なんかよりは、もっと価値があるはずや。あるいは、わいらがまだ分かっていない何かがあるにせよ、とにかく13倍以下はおかしい、というわけや。Constellation Brands は、国内売上が最大のビール、特に Modeloを作っているんやから、利益の13倍は低すぎるで。
では次の比較にいこうやないか。 Costco と Walmart の比較はどうやろうか。 これは本当に興味深いで。昨年は Walmart の年やった。株価は23%以上上がったんや。市場が、Walmart が「家計が苦しい消費者」にとっての“第一選択の店”だと認識したからや。Walmart はアッパーミドル層からも、さらに顧客を取り込むようにすらなったんや。それは、CEOで、いま引退を控えている Doug McMillon が、価格を低く保ちながら店舗をより魅力的にしたからや。彼の退任は残念でならないで。みんな安い価格が大好きや。ただ、Walmart のPERは、40倍台に急上昇したんや。ものすごい上昇があったからな。
では Costco はどうや?そう、Costco は対照的やったで。まず、長年のCFOを失ったんや。Richard Galanti は39年間務めてきたんやが、彼はその間、 Costco の心臓であり魂やった。価格設定を知り、商品を知り、顧客を知る。ほとんどのCFOどころか、多くのCEOよりもリテールビジネスを理解しとった。あとは、これまで着実に上昇を続けてきた会員更新率が、ついに失速し、伸びが鈍化したんや。少なくとも、市場が期待していたより数字が悪くなったんや。だからもともとPERが高かったこの株は、ボコボコにやられたんや。52週安値リストにほぼ常連のように載り続けるほどに。昨年末の時点で、S&P 500 が16%上がったのに、Costco の株はむしろ6%下がったんや。
でも年が明けてから、話は変わったで。Walmart はほとんど動いていないんやが、Costco の株は862から915へ上昇したんや。中にはドカンと来た+3.7%という大きな上げも含まれるで。昨夜の良い数字を受けて、今日も上がったんやが、わいは「今週これで終わりだ」とは思わんで。しかも、今週初めのチャートコーナーを見てくれた人はわかっとるよな。あの優れたチャーティストの Larry Williams が、Costcoについて素晴らしい解析をしとる。昨日発表された12月の売り上げ速報は、かなり強い内容やったんや。期待を大きく上回る月次売上やったし、わいは発表された数字全部が気に入っとるで。既存店売上高が12月に加速して、11月に比べてデジタルが強く伸びたんや。前年同月比の数字も素晴らしい伸びを示したで。ここしばらくでわいが見た中でも、会社として“最高レベルの上振れ”やった。いまの市場予想のコンセンサスは低すぎると思うで。これから利益予想の引き上げと、目標株価の引き上げが続々と出てくるやろう。今のCostcoはわいは好きやで。
あるいは Nikeはどうや?ここまではNike の株はまさに痛みの館や。前のCEOをクビにして、古参の Elliot Hill を据えたときに一度跳ねたんや。Hill は “Win Now” イニシアチブで素早く手を打たねばならず、その中には「スポーツを基盤とするビジネス」という原点に会社を戻すことも含まれとる。でもとにかくここまで、この株は悪夢やった。でも先月末、Hill と Tim Cook を含む取締役3人が大量に自社株を買ったんや。そう、Apple のCEOである Tim Cook までも、いっぱい買ったんやで。Cook は実際に約300万ドル近くを投じたんや。まさに「自信満々で大立ち回り」って感じやな。
でも今日、Needham のアナリストが Nike を格下げしたで。「買い」から「ホールド」へ。わいはあえて引用してみたい。ちょっと、というか、かなり度を越してると思ったからな。「立て直し(turnaround)は我々の想定よりも進行が遅い。北米の卸売チャネルで最近起きている売り崩しの水準を懸念している。中国は非常に問題が大きいように見える。今後12〜24か月の市場予想は、我々には高すぎるように見える。」この信じられないほどネガティブな一文、まっ赤な警告みたいな文を受けて、株は叩き売られたのか?というと、答えはNoや。今日は3%超の上昇やった。Nike の買い手は、この弱気アナリストをあざ笑っていたんやろうか?
実際のところ、新しい年に入り、Nike には「価値」がかなりあるんや。北米はすでに反転しとる。中国は大惨事やが、Hill はそれを分かっとる。彼には計画があるで。わいは Tim Cook や Hill と同じ側で投資したいんや。Needham が何と言おうが、わいは全く動じないで。むしろ、あれほどの強烈な格下げの後で株が上がると、わいは内心うれしくなるで。つまり、悪材料に対して“免疫”ができているということなんや。わいはあえて予想するが、これからアナリストたちは塹壕や避難所から出てきて、こう言い始めるやろう、BuyBuyBuyと。
最後に住宅建設株について語っておきたいで。これらの株が格下げされたり目標株価が引き下げられたりしない日はほとんどないんや。でも結局、それは「売り込み過ぎ」かもしれんとなって、ホームビルダー株は実際に反発したんや。わいがそれを保有したいか?それは分からん。ただ、わいは Home Depot の株は持ちたいで。この株は先行指標や。今日は3%上がったんや。住宅の“住み替え・回転”に強く結びついているから、諦めた人が多い銘柄や。でも、もし大統領が、一戸建てを保有する機関投資家に対して、大量に売却するよう圧力をかけられるなら、住宅の回転は大きく押し上げられ、これは本当に追い風になるで。
わいは自分のファンドで Home Depot を保有しとる。誇らしく言えるのは、これがわいらの唯一の住宅関連エクスポージャーだということや。ここまで厳しい状況が続いてきたものの、わいはこの展開をかなり前向きに感じ始めとるで。さて、こうした反発のもとの一部は、「希望」というものが湧き上がることに起因するんや。年初には、尽きない楽観が咲きやすいで。でも、その楽観は「新しい資金」を伴ってないんや。これらを買うための現金は、別のどこかから出てきとる。
今日、多くの銘柄は、昨年の勝ち組、主にテックの勝ち組で得た利益を原資に買われたんや。勝ち組だった株が、資金の出どころになっとるんや。2025年にMag 7の中で最悪のパフォーマンスだったのが Amazon だったのは偶然じゃないで。そして2026年ここまででは、同グループで最高のパフォーマンス銘柄になっとる。一方で、Nvidia がどれだけ良いことを言っても、株はまったく動かないんや。もう誰も気にしていないようにさえ見えるで。株は売られていて、その売却が、わいが話してきた他の多くの銘柄を買うための現金を生み出しとる。
結論やが、この「高パフォーマンス株から低パフォーマンス株へ」というローテーションが、どれくらい続くのかは分からんで。バリュエーションは急速に入れ替わっとる。わいは、こうした年初特有の動きを、44年間の売買・投資の中で何度も何度も見てたんや。この動きは5日くらいで終わることもあるし、わいが見た中では2週間続いたこともあるで。だいたい3週目には均衡に達しがちや。でも、とにかく今は「Dylan の時間」や。あのボブディランや。だから目を離さしたらあかん。負け組の“車輪”はまだ回っとる。そして、今の負け組が後で勝つこともある。なぜなら “The times they are a-changin’”(時代は変わる)やからな。
ここからどうなっていくでしょうか。
応援よろしくお願いします。