こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/26のMad Moneyはどうだったでしょうか。
株価は、みんなが不機嫌だから下がるわけではないで。ミネアポリスで非常に物議を醸す銃撃事件が起きたから下がるわけでもないんや。ゴールドが上がっているから、あるいはドルが弱いから下がるのでもないで。株価が下がるのは、企業の事業に影響する何かがうまくいかなくなるからで、その「何か」は大口投資家も個人投資家も含め、多くの投資家には見えにくいことが多いんや。今日はダウは+0.64%、SP500は+0.50%、そしてナスダックは+0.43%だったわけやが、株式市場の外では、うまくいっていないことが山ほどあるで。
みんなが株式に「混沌と破壊の太鼓」に合わせて動くことを期待している様子は、S&P 500の夜間先物を見ればわかるんや。わいらはこれを、翌日の寄り付きで何が起きるかを裁く、ある種の仲裁者、審判のようなものだと考えがちや。日曜夜の先物は、たいてい最も感情的で、昨晩も例外ではなかったんや。昨夜6時に取引が始まったとき、先物は市場がほぼ1%安で始まることを示しとった。わいはキャリアの中で、日曜夜の先物が急落するのを何度も見てきたんやが、こうなったら、株式市場は大きく下がるはずやと思うよな。ところが実際には今日は株が上がったんや。
1980年代にS&P先物が取引され始めて以来、それはしばしば「週末の恐怖の総和」を表し、ポジティブな要素はまったく含まれないことが多いんや。彼らが外れることは本当に多いのに、それでも真剣に受け止められとる。わいはこれがこの世のものとは思えないで。わいは毎週日曜に、CNBC Investing Clubのメンバー向けに記事を書いていて、そこではわいらの重要銘柄について触れることがよくあるんや。昨日も同じで、今週後半に決算発表を控えるApple、Meta、Microsoftが良い動きをするやろうとわいが考える理由を、長々と述べたんや。
Appleについては、メモリ価格への懸念を乗り越え、iPhone需要の強さを背景に勝ち切るとわいは見とるで。Microsoftは、予想以上にAzureの売上が強いかもしれん。というのも、需要が桁外れに強い中で、この会社のウェブサービスに乗り換えるのは自然な流れだからや。Metaについては、実際に「資本支出を抑える」方向に舵を切れるかもしれないとわいは思っとるで。巨額の設備投資予算が前四半期にMeta株を押し下げたんや。労働力も資材も高すぎて、コストがかさみすぎているので、Metaはもう少し支出を節度あるものにする必要があると思うで。でもそういうことを考えていると、わいは先物が下落していたにもかかわらず、「今日から反発が始まる」と考えとったんや。
ここで、わいが言わなかったことがあるよな。ミネアポリスで起きた恐ろしい銃撃事件や。1月24日に、移民取り締まりに関わる連邦当局の職員がアメリカ人男性を射殺した事件で、全米的な政治問題に発展しとるんやが、でもこんなことがあったから、市場が下がるとはわいは言わんかった。アメリカが少し戦場のように見えるという事実は、わいの判断において重要な要素ではなかったんや。わいのメールの受信箱が、ファシズムや暴政、声を上げる必要性についての記事でいっぱいだったとしてもや。これについてあなたがどう考えるかは別として、株式市場はそんなことを気にしないんや。
また、天候が国の大部分を麻痺させ、多くの人が屋内に閉じ込められたから株式市場が下がる、ともわいは言わんかった。天然ガスが7ドルまで上がったこと、それは、わいらの天然ガス・パイプライン網がいかに「継ぎはぎ」で築かれてきたかを示す特異な急騰やが、そこから「だから市場は暴落すべきだ」と結論づけるような推論はわいはせんかった。全国的な悪天候に苦しめられているからといって、航空株は投げ捨てるべきだと早合点もせんかった。
金と銀の狂ったような急騰と、ドルの激しい下落があるから市場が下がる、ともわいは言わんかった。貴金属全体の動きは極端で、何かを確かに示唆しているように見えるが、それがわいらの株式市場の株と結びつくものとは言えん。ドル安は時に厄介にもなり得るが、輸出企業にとっては素晴らしいことでもあるんや。市場全体を丸ごと投げ売りする理由は、あまりないんや。では、冷徹で動かしがたい現実を整理しようやないか。あなたは、ミネアポリスで起きた出来事に株式市場が反応すべきだと思っているかもしれん。たとえば、つぎはぎで編集された映像を見て腹が立ったから、あるいは「ICE」に抗議していた人が撃たれるスマホの映像を見て動揺したからかもしれん。もしくは、あなたがアメリカ大統領を支持していて、リベラル系メディアから絶えず攻撃されている彼が「踏んだり蹴ったり」だと思って腹を立てたのかもしれん。
いずれにせよ、ミネアポリスでのこうした死者は、上場企業の大多数の事業にはゼロの影響しか与えないんや。無慈悲な株式市場にとって重要なのは、そこなんや。とはいえ、市場が国家的危機のさなかに起こり得る出来事にまったく影響されないわけでもないで。1970年、オハイオ州のケント州立大学キャンパスで、ベトナム戦争に抗議していた学生に対し州兵が発砲し、4人を殺害、さらに9人を負傷させたとき、市場はJohn F. Kennedy暗殺以来の最悪の1日となったんや。つまり、2.5%下落したんや。
ただし、当時は強力な強気相場のただ中ではなかったんや。むしろ史上最悪級の弱気相場のさなかやった。ところがケント州立大学の銃撃事件から3週間後、株式市場は力強いラリーを開始し、結果として30%上昇したんや。ドル安について怖がる人もいるかもしれんが、仮にそうだとしても、それは「表が出ても負け、裏が出ても負け」という議論になりがちや。というのも、アメリカで長年事業を展開する国際企業は数多く存在して、ドル高は彼らを競争面で痛めつけてきたからや。今度はその逆が起きるやろう。売上のほぼ半分が海外のProcter and Gambleは、次の四半期に再び決算を発表するとき、大きな勝者になり得るで。先週のあまり良くない決算の後、それでも株価が大きく上昇したのは、たぶんそのせいやろう。多くの国が自国通貨を安く誘導しようとするのには理由があるんや。
さて、ゴールドはこの番組でも大きなテーマやが、ゴールドそのものが影響するのは、せいぜい宝飾品のコスト程度でしかないんや。銀は大きく上がっとる。工業用途も多少あるが、主要企業の利益に実質的な打撃を与えるようなものではないで。とはいえ、この2つはSignet Jewelersとかの利益を痛める可能性はあるで。Signetの株価は、利益の9倍という水準でもすでに高すぎるかもしれん。ただ、どれだけ頑張って考えても、こうした狂った価格を、わいらが普段話している他のことと結びつけられないんや。
一方で、週末の嵐のおかげで航空会社が大量の便を欠航せざるを得ないことは分かっとった。そして実際そうなったんや。ところが株価は、結局ほとんど動かんかった。嵐の影響は事前に織り込まれていたからや。人々が屋内にとどまるため小売業が厳しくなることも予想されていて、その通りになったで。わいは、緊急需要による駆け込み購買でHome Depotは好調になると言ったが、実際その通りになり、少し上がったんや。でも、全国的に食料庫の買いだめが起きたCostcoは株価が下がったで。先週、嵐を見越して買われて上がっていた反動かもしれん。
非常用発電機を作るGeneracはどうか。先週の上昇の後に下落し、今日のある時点では11ポイントも急落したんや。嵐が予想ほど停電を引き起こさなかったからや。こうした出来事は織り込み済みやった。つまり、S&P 500がこの週末に起きたことを「軽視している」わけではないで。S&P 500は500銘柄で構成されていて、指数に最も大きな影響を与える銘柄、いわゆる“Magnificent Seven”は、その瞬間の感情にはほとんど反応しない、ということなんや。
今は決算シーズンや。わいが新刊本『How to Make Money in Any Market』で書いているように、決算シーズンとは、株価が企業のファンダメンタルズ、すなわちこの四半期の売上と利益、次の四半期、そして通年の見通しに最も忠実に沿う時期なんや。結論やが、いつの日か、先物取引が禁止されて、みんなが夜間先物を見てそれに基づいて判断するのをやめて、代わりに人々が“賭け”として市場の寄り付きを予想するだけになればいいのに、とわいは思うで。もっとも、もし先物取引が禁止されて、その資金がすべて“賭け”のほうに流れ込んだら、何が起きるかはあなたもわいもすぐ分かるよな。賭けはあっという間にしぼんでしまうやろう。だって、毎週末のたびに負けるなんて、誰がしたいやろうか。そんなことはNFLに賭ける人たちに任せておけばええんや。
トランプ時代がなつかしいですね。
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