こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの2/23のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日、わいらは“醜い未来”を垣間見たよな。AIが、わいらが知る雇用を破壊してホワイトカラーの仕事が尽きてしまう世界や。それが今日の、ダウは-1.66%、SP500は-1.04%、そしてナスダックは-1.13%という下落を引き起こしたんや。生活必需品セクターが上がったのは、典型的な景気後退局面の銘柄で、失業だらけの世界では勝ち組になるからや。こういう株は今みたいな状況になった時に、その商品が好きか嫌いかに関係なく買われるんや。
正直、AIがホワイトカラー労働力を一掃するとはわいは思わないんや。でも率直に言うと、今日あなたが耳にするであろうこの物語は、消えていかないとも思うで。株価には悪影響が出るやろう。利益倍率、つまり多くの株に対してわいらが支払うバリュエーションが傷つき、その結果、特に何か実体が起きたように見えなくても株が下がってしまう、まあ、そういうことになってしまうやろう。昨日、「Citrini Research」という名のリサーチ会社と「Alap Shah」という人物、これらの少なくともわいは今日まで聞いたことがなかった2つの出どころから、『The 2028 Global Intelligence Crisis』という、驚くほどよく書けていて、信じがたいほど悲観的な論文がでたんや。
この論文は挑発的な問いから始まるんや。「もし私たちのAI強気の見立てが、引き続き正しかったら?」と。そして、「もしそれが実は弱気材料だったら?」というわけや。とても興味深い。わいは引き込まれた。続くのは、2028年を舞台にしたディストピア的な物語で、ロボットがわいらを置き換えるため失業率は異常に高く、消費支出は異常に低くなる。人間は“摩擦”にすぎない、という感じや。AIがどんどん良くなるほど、ホワイトカラーの仕事は次々に消えていくんや。
要するに、彼らは中間層の大半が存在しなくなると予測しとる。今日の株式市場の下落は、このSF作品のような論旨を反映したものや。最も打撃を受けたのはソフトウェア株で、『2028 Global Intelligence Crisis』によれば、彼らより上手くコードを書けるAIによって、ほとんど壊滅させられるということや。この論文は、ソフトウェア企業はいずれ大量解雇を迫られ、代わりに、劇的に低いコストで同じ生産性を維持できるAIツールに節約分を投資するようになる、と主張するんや。そして彼らによれば、ソフトウェアはまだ“序章”にすぎない。住宅、不動産、銀行、小売、こうした分野も、良い仕事が消えるんや。「ホワイトカラーの圧迫」によって荒廃するということや。
テクノロジー企業を中心に多くの会社を買収して非公開化してきたプライベート・エクイティ企業は、破綻するかもしれず、その結果クレジット・クランチ(信用収縮)を引き起こす可能性があるんや。失業は急騰し、わいらが知る世界は崩壊する。やることなすこと、映画『Predator』の終盤近くのBillyの有名な台詞「俺たちはみんな死ぬ」を引用しない以外は、全部その方向や。そして今日の株式市場は、それを真に受けた感じや。今日は、かつてわいらが知り、愛したエンタープライズ・ソフトウェア株が、またしても激しく叩きのめされるのを見たで。Salesforce、Adobe、そして ServiceNow も。
なぜかこの論文は ServiceNow に特に焦点を当てていて、見通しは楽観的ではないで。顧客企業の多くがAIを使って社内開発できるようになるため、これらの会社は以前のような価格を請求できなくなる、と述べとる。たとえば「4年契約で毎年5%値上げ」みたいな条件で妥協するのではなく、これからは顧客が抵抗し、もしかすると「2年契約・値上げなし」を要求してくるだろう、ということや。そして、もし Anthropic のClaudeが競争力のある、より安い製品を出したら、そちらへ即座に移れる準備をしとく、というわけや。
妙なことに、この論文はサイバーセキュリティ株の破壊については時間を割いていない。市場のほうが勝手にそれをやってしまったんや。CrowdStrike と Palo Alto Networks が、Anthropic の「Claude Code Security」という新しいコード脆弱性スキャン機能のプレスリリースをきっかけに、初日・2日目と本当にひどい下落に見舞われたんや。Anthropicは「サイバーセキュリティに参入する」と言った。それだけで十分で、市場はそのセクター全体を叩き潰してしまうんや。
でもここでひとまず言っておくと、この「世界知能危機」というビジョン、すなわちAIが経済を破壊してしまうという話は、うーん、どうだろう、わいは誇張だと思うで。この話を聞くと、最初のGLP-1ブームのときに出回った、ある調査を思い出すで。アナリストが航空株を買えと勧めていたやつや。人々が食べる量が減れば、航空会社は燃料代を大幅に節約できる、という理屈でな。あんな馬鹿げたことでも、当時は通用した。その喧騒ぶりに今は似ていないか、わいらは自問自答せんとあかん。
わいはAIをずっと信じてきたで。あなたもそれは知っているやろう。わいは、AIの先駆者たちを信じとる。わいは Nvidia のCEO、Jensen Huangを信じとる。Nvidia は今週水曜日の引け後に決算を発表するんやが、彼は「従来型のソフトウェアは破壊されない。単に賢くなるだけだ」と語っとる。新しい技術は、わいらがまだ思いついてもいない新しい仕事を生み出すやろう。これは第4次産業革命だ、というわけや。そしてこれまでの産業革命と同じく、破壊する仕事よりもずっと多くの仕事を生み出すはずや。
わいは、90年代にコンピュータが多くのホワイトカラー職を消したことを覚えとるが、結局コンピュータは経済の大きな推進力になったんや。でも、この論文では、それは起きないと考えとるんや。彼らが言うのは、仕事は破壊されるだけで、それ以外は何もない、ということなんや。でも、少し前まで、この国の出生率低下について皆が頭を抱えていたじゃないか。しかも世界的にも同様で、この国の合計特殊出生率は歴史的な水準の1.6まで下がっとる。人口を維持するには、女性1人あたり平均2.1人の子どもが必要や。おまけに、パンデミック明けに人手不足だったのを覚えているやろう。移民が大きく減った状況では、AIによる自動化の助けが必要になるかもしれん。労働者が足りなくなっている、AIが助けてくれる、それが本来の論旨だったはずや。
それに、これが2028年までに起きるというタイムラインは、あまりにも、あまりにも早すぎるで。AIが、今後2年でソフトウェア産業全体を壊滅させるなんて無理や。でも、ここには本当の問題が1つある。この論旨は、テック株やその他の株に対して、わいらはどれくらいの株価収益率(PER)の倍率を支払うべきか、という点を根底から揺さぶるんや。結局、経済全体の3分の2を占めるサービス経済も、攻撃を受ける可能性があるんや。わいが新刊本『How to Make Money in Any Market』で説明しているように、倍率(マルチプル)は“秘伝のソース”や。将来の利益に対してわいらがいくら払うのかを示すものや。
問題は、サービス経済やテック経済の多くの銘柄が、比較的高い倍率で取引されていることや。そして、AIの「亡霊」みたいなものが漂う中で、人々はそれほど高い倍率を払う気がしなくなっているんや。倍率が高すぎる。わいらはそれを例えば Salesforce の動きに見ているで。今週水曜日の引け後に決算のこの会社は、かつてエンタープライズ・ソフトウェア株の王様やった。そして自前のAIエージェントを作ることでAIに追いついてきた。そこは良い。でも年初来で33%も価値を失った。そこは悪い。
現在の利益に対して15倍未満で売買されとる。これは良い。成長株としては馬鹿げたほど低い倍率や。でも Salesforce が水曜日に決算を出せば、中核であるSaaS事業、すなわち顧客がユーザー数に応じて料金を支払うビジネスに起きているダメージを反映した数字が出てくるやろう。AIによって各ユーザーの生産性が上がれば、ユーザー単位課金は不利になりかねない。わいはそこを心配しとる。考え方としては、「まだ表面化していなくても、ここには本当の問題があるかもしれない」ということや。
さらに、Blue Owl のようなプライベート・エクイティ企業もある。Blue Owl は同業の多くと同じく、いくつかのファンドで引き出しを制限しとる。今すぐいくらかは返してくれるが、投資額の全額は引き出せないんや。こういうものにどんな倍率(マルチプル)を付けるべきなのか、誰にも分からん。わいは、今彼らが提供するものは何ひとつ買う気になれないで。銀行にはどんな倍率を付けるべきなのか? もしこの「Global Intelligence Crisis」の内容が現実になれば、特にクレジット関連の企業を中心に、利益が大きく落ち込むことになるかもしれんのや。
今日、資金は生活必需品とヘルスケア企業に集中したんや。でもこんなことが永遠に続くのか? わいは、今日あまりにも簡単に市場が崩されたのを見て、あらゆる株について、もっと慎重になる必要があると思うんや。Anthropic と OpenAI の力についての懸念が多すぎる。Blue Owl の弱さについての懸念も多すぎる。2028年のフィクションの世界についての懸念も多すぎる。わいは心配性なんや。結論やが、今間違った銘柄を買ってしまうと、うまくいかない要因が多すぎるんや。そのことは身にしみて分かっとる。わいのファンドでもいくつか“外れ”の株を持ってしまっている。いくつかは売ったが、それでもわいは、まだまだどうしても悲観的になっていくんや。SFの一片が、まるで科学的事実であるかのように市場を叩き潰してしまうのを見ると、多くの人が思っている以上に、今の市場はずっと難しいということや。もっと慎重にならんとあかん。今日のような相場を見た後では、そうせざるを得ないんや。
トランプ時代がなつかしいですね。
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