こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの4/10のMad Moneyはどうだったでしょうか。
市場は大胆や。市場は決断的や。率直に言って、今の市場は、イランとの停戦がきわめて不安定で、しかも相手は地球上で最も重要な商業水路を一瞬で封鎖できるのに、こちらはそれに対して何もできないように見えるという現実を踏まえると、信じられないほど自信過剰やとわいは感じとる。今夜の番組をこんなふうに始めるのは、わいが軍事戦略家だからではないで。わいは株式戦略家や。つまり、皆さんが保有株に対してどの程度の自信を持つのが適切かを見極める手助けができる人間や。
今日はダウは-0.56%、SP500は-0.11%、そしてナスダックは+0.35%と下落しなかった相場ではなおさら、今の戦争の状況を考えると、多くの投資家は少し先走っていて、強気になりすぎているのではないかとわいは思うで。ここまで相当な上昇を見せてきたんや。中東ですべてが最終的にうまくいくという考えは、わいにはかなり無理があるように思えるで。イランは完全に強硬で、だからこそ、大統領がホルムズ海峡を開いたままにしておけると信じるのは、ほとんどパングロス的な楽観論に感じられるんや。もし私がVoltaireの『Candide』から何かを学んだとすれば、それはパングロス博士はろくな投資家にはなれなかっただろう、ということや。
2週間前、誰もが不安で張りつめていたため、市場は売られすぎの状態になっとった。そこに、停戦に関する情報が伝わってきたことで、買い戻しの爆発的な動きが起きたんや。そして今、この大幅上昇のあとでは、多くの人が株に対して過度に楽観的になっているように見えるんや。これは、市場の外側にある状況の危うさとまったく釣り合ってないで。わいは、今が完全に「勝負が決まる瞬間」だとは思ってないんや。ここにシステミックリスクがある、と言いたいわけではないで。
市場全体の大きな構造物そのものを崩しかねない何かが見えている、と言いたいわけはないんや。そして、わいが『How to Make Money in Any Market』で示しているように、過去42年間で、大きな下落による損失をかなり短期間で取り戻せなかったのは一度しかないんや。それは2007年10月のことで、そのときは元の水準に戻るまで5年以上かかったんや。しかも、途中で市場はあなたを置き去りにして上がっていってしまったりした。いったん離れてしまうと、底を拾い直すのは本当に難しかったんや。だから、ほとんどの場合、「何があっても市場に居続ける」と決めてしまった方がむしろいいんや。
わいがこの株式市場の歴史を持ち出すのは、皆さんを過信させるためでも、自信をなくさせるためでもないで。前もって、「今回のこともやがて過ぎ去る」と知っておいてほしいからや。もちろん、今この瞬間には、とてもそうは思えないんやけどな。そんなはずはない、と感じてしまうんやが。そうは言っても、今週末に交渉が悪い方向に進む現実的な可能性はあるで。そしてそれは市場にとって良いことではないんや。その点をまず皆さんの前に置いておきたかったんや。だから今のマーケットは自信過剰かもしれない、ということをまず言っておきたかったんや。
では、そのやや重い前置きを踏まえて、来週のゲームプランに移ろうやないか。わいのファンドはGoldman Sachsを非常に大きく、長期で保有しとる。ここはわいの元勤め先でもあるで。そのGSが月曜日に決算を発表するんや。もしこの週末にイラン情勢がかなり深刻化して原油価格が急騰するようなことがなければ、堅調な数字が出て、Goldman Sachsの決算に対しても良い反応が見られると思うで。正直に言うと、この判断にはわいがGoldmanにいた経験が少し影響しとる。なぜか。そこでわいは、リスクを管理し、そのリスクから利益を上げるやり方を学んだからや。それがこの会社の最も得意とするところや。リスク管理とはまさに、今のような不安定な市場環境での、まさにGoldmanの得意分野なんや。
火曜日は決算シーズン最初の本格的な山場や。JP Morgan、Wells Fargo、そしてCitiという3つの大手銀行の決算が控えとる。それぞれに固有の特徴があるで。JP Morganは素晴らしい銀行や。ただ、四半期業績に影響する重要な要素があまりにも多く、しかもCEOは非常に慎重な姿勢を好むんや。ウォール街は、たとえ重箱の隅をつつくほどの価値もないことであっても、何かしら文句をつける材料を見つけがちや。一方のWells Fargoやが、これはわいのファンドで保有しとる。
この株の大事な注目点は今決算だけということではなく、長期的な再建の物語なんや。その再建を率いているのがCEOのCharlie Scharfで、彼は素晴らしい銀行経営者や。この銘柄をより高く押し上げる存在は、自社株買いを積極的に行う意思そのものや。そして実際、この銀行はかなりの額の自社株買いを行う用意があるで。Citiは今やウォール街の誰からも大、大、大人気や。そして、来週最も上に跳ねる可能性が高いのはおそらくこの銘柄やとわいは思っとる。まるで、調教されたウサギみたいなものや。ただ大きく跳ねる。跳ねて、また跳ねる。どうしてそうなるのかは分からんが、今や人々はCitiの株を好んでいるんや。
火曜日は更に、わいのいちばん好きな医薬品株も決算を発表するんや。もはやわいの一番はLilyではないんや。Johnson & Johnsonや。わいのファンドで新規買いしたばかりやが、この会社が最も多くの大型新薬候補を持ち、業界で最高のパイプラインを備えとるんや。そういう話が今回の決算でも出てくるのではないかと思っとるで。これは生まれ変わった会社なんや。成長の遅い事業部門を切り離し、人の命を救う薬を生み出せる研究に集中しとる。わいはこの決算を心待ちにしとるで。
ここで賢明な投資家への忠告なんやが、J&J株には、朝に出るニュースリリースで叩き売られ、その後カンファレンスコールが始まると反発する癖があるで。だから、もし大きく売り込まれたら、少し拾ってみるといいやろう。水曜日は、さらに銀行株の決算があるで。Morgan StanleyとBank of Americaや。Morgan Stanleyは良い決算になるはずやと思うで。そして、わいは今年後半にIPOが大きく増えると見とるから、この投資銀行は2026年の有力銘柄になるはずや。トレーダーたちもかなり気合が入っているでやろうし、好決算を作るうえで大きな役割を果たすはずや。Bank of Americaは堅実やと思うで。わいは「堅実」が好きや。堅実以上に悪いものはいくらでもあるからな。
さて、水曜日の引け後には、わい以外ほとんど誰も注目していない、トラック輸送業界で最高クラスの企業の1つの決算があるで。それがJB Huntや。カンファレンスコールは素晴らしいはずや。3年間低迷したあとで、この業界はついに活気づいてきたんや。わいはJB Huntの株価はさらに上を目指すと見とるで。木曜日には、世界で2番目に優れた包装食品会社の決算が出るで。それがPepsiCoや。2番目というのは、1位がCoca-Colaだからや。加工食品に対する逆風、GLP-1系減量薬の流行、そして若年層の健康志向の食生活という難題に、PepsiCoがどれほどうまく対処しているかには感心しとるで。
CEOのRamon Laguartaには、たとえば値段が高すぎたチップスのように失敗もあったが、それでも炭酸飲料事業とFrito-Layの食品事業の両方を、顧客の声をきちんと聞いていることが分かるやり方でうまく運営してきたんや。まったくありがたい話で、だからこそ、他社の経営者はいったい何をしているのかと思わされるで。木曜日はさらに、Abbott Labsの決算もあるで。これは少し難しいところや。前回の決算がまあまあ程度だったこと、そして乳児用ミルクをめぐる訴訟の影響で、この銘柄は年初来でなんと20%も下落しとる。でも、わいはこの株が本当に52週安値銘柄リストに載るべきなのかは分からんで。とはいえ、Abbottが上昇に転じるには、カンファレンスコールで少なくともいくつか理由を示さなければならないやろう。
Netflixも木曜日に決算を発表するんやが、この会社はまさに巨大企業や。Warner Bros. Discoveryの買収を試みたことで、本業への集中を失ったと考える人も多くおった。わいは、どちらに転んでも素晴らしいと思っとったで。もし買収できていれば素晴らしかったし、結局できなかったんやが、違約金として28億ドルを受け取って立ち去れたわけや。わいは、彼らは自力で素晴らしいスタジオを築き上げられると思うで。でも、もっと重要なのは、Netflixは無から現れて、この信じがたい、地球上で最高のエンターテインメント企業を築き上げることができたということや。だからわいは、彼らはこれまで通りのやり方を続けるだけでいいと思うで。その点については、彼らを信じようやないか。
金曜日は地方銀行の日や。わいは地方銀行が好きや。今の実体経済の状況がどうなっているのかを、よりよく知ることができるで。特に良い銀行についてはそうや。そして本当に重要なのは、Fifth Third、Regions、そしてTruistや。わいは今年、大手銀行にとって素晴らしい年になると強く信じとるで。というのも、規制体制がずっと緩くなっているからや。その結果、大手銀行は、こうした小型銀行の買収を進めようとするはずや。そしてそれは、大手銀行だけでなく、小型銀行を保有するうえでも素晴らしい追い風になるんや。この週の終わりまでには、消費者の状態や、アメリカの会社のM&AおよびIPOに対する意欲について、かなり多くのことが分かるはずや。
結論やが、イランとの停戦は不安定ではあるものの、そこにはなおチャンスがあるとわいは見とるで。ただし、強気派はその強気姿勢を少し引っ込める必要があると思うんや。来週のイラン情勢をめぐる不安に見合うだけの警戒感を、もう少し持つべきやで。そうでなければ、今の株式市場の自信過剰さと買われすぎの状態は、ここからさらに大きく上昇していくのにふさわしい環境とは言えないんや。
波乱が来なければいいのですが。
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