こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの7/6のMad Moneyはどうだったでしょうか。
ローテーションほど、あなたのような個人投資家を混乱させるものはないで。ファンダメンタルズから見ればまったく理にかなっていないように見える、株価の大きな振れがおこるんや。自分の保有株が、時には激しく動いている理由が分からないと、嫌になってしまうよな。投資をすることがあまりにも謎めいて感じられて、そして、下手をしたら投資をやめたくなってしまうんや。そうなると、インデックスファンドに逃げるだけでなく、市場の外に完全に退避したくなったりするで。
でもわいはそれに反対や。ローテーションとは何を意味するのか、その謎と見えるところを解説しようやないか。そうすれば、そこからどう利益を得られるのかも見えてくるからな。今日はダウは+0.29%、SP500は+0.72%、そしてナスダックは+1.12%と上昇の日になったんやが、その背後の大きな値動きの背景を説明するで。そうすれば、皆さんもそこから利益を得られるはずやからな。まず理解しなければならんのは、重要なデータに基づいて売買判断を行う巨大ファンドの存在や。こうした運用者には、いわゆる「世界観」があるんや。つまり、近い将来に何が起きるかについての見通しや。
彼らは非常に大きな資金を運用しているため、個別株を選ぶだけでは済まないんや。個別株では規模が小さすぎるんや。銘柄によっては、その会社の株式を丸ごと買い占めてしまいかねなくなってしまう。だから、より広いテーマを選び、ETFや自ら組成したバスケットを使って投資するんや。問題は、彼らの世界観が一瞬で変わり得ることや。例えば、株式市場にとって最も重要なデータは、毎月の雇用統計や。わいらはしばしば、この雇用データだけを理由とするローテーションを目にするで。
先週木曜日に発表された雇用統計では、雇用の伸びが明確に減速しとった。失業率は低下しとったから、パニックになる必要はないんやが、詳細に見ると、この統計は消費者支出が実際に弱まりつつある可能性を示しとる。こういう結果は、運用者の世界の見方を大きく変えるきっかけになるんや。数百億ドルを運用しているなら、消費者支出に依存する株の比重を下げ、別の領域をオーバーウェイトしたくなるかもしれん。たとえばテクノロジーや。テクノロジー企業の多くは、主に企業間取引で、消費者向けではないから、消費者動向への感応度がそれほど高くないんや。
時には、市場で他にも多くのものが動いているため、こうしたローテーションに気づくことが難しいこともあるで。でも今回はそういう状況ではないんや。今の株式市場は、薄いことが特徴や。薄いというのは、買い手も売り手も多くないという意味や。だから、大口投資家がバスケットで資金を動かそうと決め、ブローカーに任せて「今日中にこれを終わらせてくれ」と言えば、実際にそういう形で取引が行われるんや。すると、まったく理由がないように見える巨大な値動きが、リアルタイムで起こるんや。
なぜそれを気にする必要があるんやろうか?それは、こうしたローテーションは、どこからともなく現れたような価格のゆがみを生み出すからや。そして時には、そのゆがみが、通常なら存在するはずのない割安な水準で優良企業を買う、信じられないほどの機会を与えてくれるんや。ローテーションがなければ、そんな割安な価格は生まれなかった、というようなことがあるで。今日、そうした例がいくつもあったから、五つあげておこうやないか。
まずはJohnson & Johnsonや。わいはJ&Jがタルク訴訟をめぐる重しをおおむね乗り越えて以降、ずっと推奨してきたんや。アスベスト関連の訴訟自体がなくなったわけではないで。でも現在のJ&Jは、各案件を個別に争っとる。だから、株価にこれほど大きな影響を及ぼし得る大きな判断は、実際にはもうほとんどないんや。Johnson & Johnsonは7月15日に決算を発表するで。決算発表日には、株価が不規則に動くことがよくあるんや。でもその後、株価は階段を上るように上昇し始めることがあるで。
わいは、この製薬会社が数多くの大型薬、とりわけがん治療薬事業について、多くの好材料を示すと考えとるで。循環器領域でのシェア拡大についても、良いニュースが出ると期待しとる。また、Johnson & Johnsonが、すでにコモディティ化している整形外科手術、つまり膝、肩、腰などをめぐる激しい競争から距離を置こうとしている点も気に入っとるで。整形外科事業を売却すれば、会社の残りの事業にはより高いPERが与えられるやろう。つまり、あまり良くない事業を手放すだけで、株価は上がるということや。
今日、この株は3.71ドル安の259.33ドルで取引を終えたんや。ローテーションによって、一時は256ドルまで売られたことに気づいたか? 先週は263ドルだったんや。別に何も起きてないで。高品質な製薬会社に新規で投資を始めるには、なんと素晴らしい水準やろうか。J&Jのすごいところは、そもそも消費者向け事業へのエクスポージャーがなく、今や純粋な製薬事業になっていることや。すでにOTC事業のKenvueを手放していて、整形外科事業とも別れようとしとる。整形外科には、信じられないかもしれんが、消費者向けの要素が非常に大きいんや。保険適用後でも非常に高額になり得る手術を、患者自身が選択する性質があるからや。わいはこの株は間違って売られていると思うんや。だからわいは、ここで飛びつくべきやと思うで。
あるいは二つ目として、PepsiCoはどうやろうか。前四半期、PepsiCoは素晴らしい決算を発表し、株価は急騰したんや。ところが今、このローテーションも一因となって、株価は上昇する前の水準付近まで完全に押し戻されとる。今日、PepsiCoはほぼ1ドル下落し、配当利回りが4%を超える水準まで下がったんや。木曜日の決算発表を前に、ローテーションは新規でポジションを始める絶好の機会を与えてくれたと思うで。CEOのRamon Laguartaが、年初来横ばいの株価で満足しているはずがないんや。それは彼の流儀ではないで。
三つ目として、Starbucksや。この会社のコーヒー1杯は、必ずしもお買い得ではないかもしれん。ところで、あの新しいプロテインドリンクは、わいは好きなんやが、それはおいておいても、このローテーションによって、この会社の株は安売り状態になっとるで。今日、2ドル超下落して102ドルとなり、一時は100ドルまで売られたんや。CEOのBrian Niccolは再建に懸命に取り組んどるが、これまでこの株が割安になる機会はめったになかったんや。
ちなみにコーヒーといえば、若い成長株好きの皆さんには、こちらはどうやと思うのは、Dutch Brosや。今日、5.6%も下落したで。よりリスクを取るつもりの人なら、こちらも新規でポジションを始めてもよいかもしれん。さて、四つ目としてはConstellation Brands、ティッカーはSTZや。スピリッツについて市場でネガティブな記事が出ていたことは承知しとる。その内容もかなり否定的に読めるものやった。
でも、Constellation Brandsが先週発表した決算は、特にビール事業において、少なくとも底打ちの気配を見せた最初の四半期の一つになったと思うで。業績は底を打ったと言えるだけの材料があったと思うんや。しかし、歴史的に売買が薄いこの銘柄は、今日ほぼ7ドル下落して130ドル台前半となったんや。わいはこの水準は破格の安さだと思うで。以前はその倍の株価だったことをわいはよく覚えとるし、特に今は配当利回りが3%あるんや。そして、メキシコがWorld Cupで敗れたためにWorld Cup関連の売上が落ちる、ということもわいは心配してないで。
最後に、多くの小売株がこのローテーションで叩き売られたで。他人の世界観を自分の銘柄選びに当てはめて、決算リスクを負いたいわけではないが、消費者が弱くなっていると考えるなら、消費者はより安い商品へ乗り換える「トレードダウン」局面に入る可能性があるんや。トレードダウンといえば、TJXや。これを五つ目として挙げておきたい。TJXの株価は寄り付き直後に大きく売り込まれて、一時150ドルを下回ったんや。その後は反発したものの、引けは151ドル付近で、約3ドル安やった。高品質なこの株を買うのに、これほど有利な水準は思い浮かばないで。高値から20ドル下がっとるんや。こんな機会はそうそうないで。
忘れないでほしいのは、TJXの業績には二つの要素があるということや。一つは消費者のトレードダウン。もう一つは、苦戦している小売業者から、余剰在庫を二束三文でどれだけ仕入れられるかや。前回のカンファレンスコールで経営陣は、市場には余剰在庫が大量にあふれていると述べたんや。それこそわいらが求めていることや。TJXはわいのファンドで持っとるんやが、重要な銘柄や。結論やが、ローテーションを見抜き、そのテーマを把握できれば、信じられないほど割安な銘柄を見つけることができるで。わいが今回言いたいのは、J&J、PepsiCo、Starbucks、Constellation Brands、そしてTJXや。これらはすべて、今日大きく売られたんや。しかしわいは、ここは買いを入れる絶好の水準だと思うで。なぜなら、これらはすべて、無差別なセクターローテーションによる売りの巻き添え被害にすぎないからや。
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