こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの8/18のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今、ネガティブになることほど簡単なことはない。むしろ、みんなそれを楽しんでるんやないかというくらいや。経済には嫌になる材料がいくらでもある。テクノロジー業界は目まぐるしいし、原油は高い。大統領の戦争への対応にも不満がある。インフレはしつこいし、住宅は高すぎて手が届かない。そして債券市場も不安定や。2年債、10年債、そしてみんなが恐れる30年債まで、どこを見ても心配になる材料ばかりや。だから今日みたいに相場が売られるのも、ある意味では簡単に説明できる。
今日はダウは-0.22%、SP500は-0.69%、そしてナスダックは-1.33%と下落の日やった。これまで猛烈に上がってきたデータセンター向けハードウェア株なんかは、本当に壊滅的な売られ方をした。でも今日は、ちょっと違う見方をしてみたい。今の市場は本当にそこまで悪いんか、という話や。もちろん、アメリカの債務問題を軽く見るつもりはない。借金はあまりにも多いし、今や財政赤字に伴う利払いだけで年間1兆ドル規模や。これを「問題ない、何とかなる」と言ったら、わいはアホランキングのトップに立ってしまう。
アメリカだけじゃなく、金利が高すぎるほかの国も含めて、この問題が最終的にどう解決されるのか、わいにも分からん。ただ少なくとも、明日いきなり金融システムがぶっ壊れるわけではない。そこはいったん受け入れて、次に進もう。トランプについても言い訳するつもりはない。この戦争の進み方を見ていると、今では珍しく左派も右派もそろって嫌気が差している。もはや政治的に意見が割れるような問題ですらなくなってきた。ほとんど誰も喜んでない。理由は、ガソリンやディーゼルをはじめとする燃料価格が上がっているからだけじゃない。
誰にでも、自分の判断基準になる「真北」みたいな存在がある。わいの場合、その一人が第二次世界大戦中にアメリカ陸軍の最高位にいたジョージ・マーシャルや。彼は負けることを許さなかった。トルーマンも同じや。トランプはよく「あいつは負け犬や」「こいつも負け犬や」と言うし、歴代大統領が戦争に負け続けてきたとも言う。だったら、戦争に負けなかった人物がどういう人間だったのか、この2人を見てみたらいいんや。あるいはリンカーンでもいい。負けないと言うなら、実際に勝たなあかん。
ただ、今日はそれよりもっと大きな逆張りの話をしたい。大統領とイランが何についても合意できず、MOUも期限切れになっている限り、良いニュースが出てくるとは期待しにくい。それは分かってる。でも一方で、原油相場の上昇というのは、しばしば行き過ぎるんや。ホルムズ海峡は今、原油輸送の大動脈になっている。イエメンのフーシ派は紅海を締めつけとるし、イランにはロシアからさまざまな兵器が入っている。ロシアにそんな余裕があるんかと思うけど、どうやらあるらしい。ただ、フーシ派も敵に囲まれている。今の状態が永遠に続くとは思わん。だからわいは、紅海についても、どこかで事態の悪化には限界が来ると見とる。
しかもアメリカ国内では、これから原油生産がさらに増える可能性があるで。石油会社が掘削するときに出る天然ガスを運べるパイプラインが増えているからや。アメリカでは好き勝手にガスをフレアリングできるわけではないから、このパイプライン整備は重要や。特にNew Mexicoでは、まだ市場でほとんど話題になっていないような大規模な掘削がこれから増えてくる可能性がある。わいは今後5年間で、ここがアメリカ最大級の生産成長地域になる可能性があると思っとる。
パーミアン盆地もまた伸び始めとる。ベネズエラも精製能力がボロボロなのに原油生産を増やしとる。そして中国には巨大な戦略石油備蓄がある。だからわいは、Brent原油が100ドルを大きく超えて、そのままどこまでも上がっていくとは思ってない。今は91ドル前後や。もちろん良くはない。ディーゼルなんか1ガロン5ドルを大きく超えている。でも世界の終わりでもない。わいが言いたいのは、原油価格はいずれ「毎日のように債券を売らせるほどの材料」ではなくなる水準に落ち着くということや。そうなれば原油が相場の最大の邪魔者ではなくなる。これはかなり大きなプラスや。
じゃあ、厄介な債券はどうなんや?毎日聞かされるのは「世界的な債券危機」や。もちろん良いニュースではない。でも、ここでPIIGS危機を思い出してほしい。約15年前、ポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペインが本当に潰れかけた。当時は「次の世界金融危機が来る」と言われた。あれは今よりはるかに深刻やった。あの国々は、本当に自分たちの請求書すら払えないところまで追い込まれていた。今はそこまで行ってない。それに、原油高や国債増発で金利が上がっている一方で、「もっと利回りが上がったら債券を買おう」と待っている投資家も山ほどいる。
今なら30年債を5.28%で買える。それが5.5%まで上がったら、さらに買えばいい。株と同じように平均取得単価を下げればええわけや。それでも十分なリターンが取れる。もちろん、わいは債券利回りが上がるのは好きやない。普通はFedが引き締め方向に動くシグナルになるからや。それは株には悪い。でも「債券利回りが上がっている」と「債券市場が危機に陥っている」は同じ意味ではない。ここも、良くはない。でも市場をぶっ壊すほどでもない。
じゃあナスダックはどうなんや?データセンター建設ブームで一部の銘柄が過熱していた可能性はある。でもそれをMetaやGoogle、Apple、Tesla、Microsoftの株主に言ってみてほしいで。この銘柄たちは最近ほとんど何もしてない。全部のテック株がバブルみたいに上がってきたわけやない。上がってきたのは半導体株や。そして今日は、その半導体株が一気に地上へ叩き落とされた。本当のクラッシュみたいな売られ方や。こうなると、みんな怖くなる。誰も触りたくなくなる。「もう終わりや」と思う。
わいがXでフォローしているRyan Detrickが示していたデータを見て驚いたで。今、ナスダックに対するショートポジションが過去最大級まで積み上がっている。ここまでみんなが同じ方向に賭けていて、本当に全員正しいんか? わいはそこを疑っとる。トレードというのは、一方向に混みすぎると、逆に危なくなることが多い。だから、わいのファンドでは今、叩き売られたデータセンター関連株を買おうとしとる。今日も少し買った。一気に全部買うんやなくて、下がる途中でピラミッド型に少しずつ買い増していけばええんや。
特に注目しているのがMicron、ティッカーMUや。これは最近、わいのファンドで買った銘柄や。なぜか。木曜日、わいらはアイダホ州Boiseまで行って、MicronのCEO、Sanjay Mehrotraに直接会うからや。これはかなり特別な旅になる。データセンターで最も重要なハードウェアの一つであるメモリーチップ、そのど真ん中に乗り込むわけや。今、この種のメモリーチップは猛烈に不足している。そしてSanjay Mehrotraは、その供給不足を解決しようとしている。今、本当は何が起きているのか。それをわれわれは直接学ばなあかん。メディアはまだ十分に伝えてない。今週、それが変わるんや。
そして今日、大きな花火を打ち上げたのがHome Depotやった。Home Depotは過去5年間で最高の四半期を叩き出した。16の商品カテゴリーのうち13カテゴリーで強さが見られた。しかもプロ事業の数字が本当に良かった。これはめちゃくちゃ重要や。プロ顧客、つまり業者や請負業者は、一度取引関係ができるとなかなか離れないからや。Home Depotはこのプロ市場を強化するために、これまで巨額の資金を投入してきた。たとえば屋根材などをプロ向けに提供するSRS Distributionを買収したし、壁や天井の施工を手がける請負業者向けに商品を提供するGMSも買収した。こうした投資が今、数字になって返ってきている。
しかも月ごとの売上推移も良かった。四半期の最初だけ良かったわけではない。月を追うごとに、しっかりしたパターンが出ていた。そしてHome Depotは、自然言語を使って商品を検索したり見つけたりできるオンライン機能を利用している顧客からも、非常に強い売上が出ていると話しとる。これが起きているのは、住宅市場がほとんど息をしてないような状況の中やで。それでもHome Depotはこれだけやれている。ところが誰も気にしない。株価は一度大きく上がったあと、結局39セント下がった。おいおい、それはおかしいやろ。
でも考えてみてほしい。もし明日のTargetの数字も良かったらどうする? もしガイダンスを引き上げたら? もし成長率が今の株価上昇を正当化するような数字だったらどうする? そうなったら、Home Depotをずっと押さえつけておくことなんてできん。Targetだって同じや。そして週後半のWalmartまで良かったらどうする?今日のデータセンター株の大混乱については、多少は理由もある。Anthropicが出した数字は、これまでの猛烈な成長ペースから見れば、少し減速したと受け止めることもできる。そして金利が上がれば、巨大テクノロジー企業もデータセンターへの巨額投資に少し慎重になるかもしれん。
でも、だからといってわいはこのグループから逃げない。むしろ買い手や。なぜなら、結局のところアメリカはサービス経済やからや。サービス部門が強いなら、経済全体についてそこまでネガティブにはなれない。アメリカ経済の3分の2を占める部分が、実は改善している可能性がある。もちろん住宅市場には復活してほしい。家が売れれば、そのあとにはリノベーションや改装需要が出てくる。Home Depotにとってはものすごく大きい。今ですらこれだけ強いのに、もし住宅市場まで本当に回復したらどうなるか、想像してみてほしい。
そして取引終了後にはToll Brothersも決算を出した。これもかなり良かった。売上高は強い。住宅販売も強い。利益率も強い。金利が上昇しているにもかかわらずや。ここで、わいが言いたいパターンが見えてきたやろ。全部が悪いわけやない。というか、思っているほど悪くない。そして、ここから良くなる可能性すらある。すべての企業の利益率が崩壊するわけではない。そしてナスダックをショートしている人間全員が儲かるわけでもない。むしろ、これだけショートが積み上がっていることの方が、わいには異常に見える。
最後に、消費者や。これも忘れたらあかん。前にも話したけど、Airbnbは絶好調や。人々はものすごい勢いで旅行している。そしてAirbnbはAIを使ってプログラムを書いたり、顧客からの電話に対応したりして、ものすごいコストを削減している。つまり、消費者も完全に死んでいるわけではない。結論やが、今は「悪くない」。これが今日のわいのメッセージや。もちろん「悪くない」なんて、みんなを奮い立たせるような力強いスローガンではない。でも今、株価は少し安くなっている。一方で、その背景にある経済そのものが、みんなが思っているほど悪くない可能性がある。原油は高い。でも永遠に上がり続けるとは限らない。
債券利回りは高い。でも債券危機とは違う。データセンター株は売られている。でもショートは過去最大級まで積み上がっている。Home Depotは住宅市場が低迷している中でも過去5年間で最高の決算を出した。Toll Brothersも強い。サービス経済も消費者も、まだ崩れてない。もし背景が「思ったほど悪くない」なら、この売られた価格こそがチャンスになるかもしれん。もちろん、今日が正確な底やとは言ってない。もっと下がる可能性はある。でも、そのリスクは十分に管理できるように見える。私は市場を手放しで評価しているわけではなく、かなり控えめにしか褒めていない。でも、それでも、褒めてることには変わりないんや。
データセンター銘柄の下落が痛いです。
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