こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/2のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日は、予想より弱い雇用統計が出たことで、強気派にとってはかなりありがたい一日になった。9月の雇用者数の増加はわずか2万9,000人やった。Fedが金融引き締めをやっている時には、わいらはある意味、弱い経済指標が出ることを願わんとあかん。なぜなら、それによって利上げを止められるか、少なくとも先送りできる可能性があるからや。それと同時に、アメリカ政府とG7各国は、今後4カ月で戦略備蓄から緊急用の原油とディーゼル燃料を1億バレル放出することで合意した。
こういうことがあって、原油価格も少し下がって、株式市場も上昇することができで。今日はダウは+0.49%、SP500は+0.73%、そしてナスダックは+1.19%やった。ただ、午前中の相場はもっと強かった。弱い雇用統計を受けて金利が一気に低下したからや。ところが、その後は金利が反転して少し上昇したため、株価の上昇も削られてしまった。それでは、これを踏まえて来週のゲームプランを見ていこう。まず月曜日に見るのは、いつものように原油や。EUも戦略石油備蓄から原油とディーゼル燃料を放出するから、それによって原油市場の流れが変わるのかを見たいで。
今、世界はディーゼル不足になっていて、特にトラック業界にとってかなり厳しい状況になっとる。市場心理を本当に変えるためには、原油価格が80ドル台まで下がる必要がある。それまでは、今日の午前中に見られたような株価上昇があっても、そこでは売りが出てくると思う。これは覚えておいてほしいで。火曜日は、午前9時5分からNew York連銀総裁のJohn Williamsが講演するで。今日の雇用統計で確認された景気の減速と賃金インフレの沈静化について、当然コメントするやろう。
Williamsは今週火曜日にも、「次の利上げを急ぐ必要はない」と発言して、株と債券の下落をかなり食い止めてくれた。わいとしては、また同じことを言ってほしい。まあ、わいは強気派やからな。少なくとも短期的には、利上げほど株主にとって厄介なものはない。実際、あの発言が出た時には、一時的ではあるけれど相場が上昇したんや。今回、非農業部門雇用者数が予想を下回ったことを受けて、Williamsがまた同じようなことを言う可能性はある。そうなっても、わいは驚かない。近いうちに利上げがあると考えている投資家の割合は、すでに大きく低下しているしな。
そして火曜日は、半導体業界にとってかなり重要な一日になる可能性がある。なぜなら、絶好調のMarvell TechnologyのCEO、Matt Murphyがアナリストミーティングを開くからや。こういうイベントは株価を一気に動かすことがある。わいは、Murphyが長期的なゲームプランを示して、現在進んでいる巨大なデータセンター建設ブームの中で、Marvell Technologyがどれだけ重要な存在になったのかを説明してくると思う。MurphyはMarvell Technologyを本物の強豪企業に作り変えた。まだ若いけれど、今や半導体業界の重鎮の一人と言ってもええんやないか。かなり強いプレゼンになると思うし、その内容はハイパースケーラー全体にも大きな影響を与える可能性がある。
火曜日の引け後にはConstellation Brandsの決算もある。ただ、こちらはまったく違う話や。Constellation BrandsはCoronaやModeloで知られるビール、ワイン、蒸留酒の会社やけれど、この酒類業界は今、本当にひどい状況になっとる。アメリカでは今、かなり興味深いことが起きているのに、あまり話題になっていない。一部の蒸留酒市場が実際に縮小していて、ビールの販売も急激に減速している。Constellation Brandsが扱っている人気のメキシコ産ビールでさえ例外ではない。この株は今年だけで19%下落しとる。さらにひどいことに、2年前には255ドルあった株価が、今では113ドルを下回っとる。
なぜこんなに悪いのか。GLP-1系の減量薬も理由の一つやけど、それだけやない。若い世代の飲酒習慣そのものが変わっとる。親の世代のように大量にビールを飲む人たちが、若い世代では育っていないんや。そして、「アルコールはどんな種類であっても健康に悪い」という考え方も広がっとるんやと思う。わい自身は「何事もほどほどに」というタイプやけれど、わいの世代が若い世代より明らかに多く酒を飲むのは事実や。アメリカでは、アルコールそのものがだんだん時代遅れになりつつあるんやないかと、わいは思っとる。
水曜日の夜には、素晴らしいデニムメーカーのLevi Straussの決算がある。Levi Straussの株価は7月には25ドルあったのに、今では20ドルを下回っとる。ただ、これはLevi Straussだけが悪いという話でもない。今のような厳しい市場環境では、こういうことが起きやすいんや。ガソリン価格が上がって、金利も上がっている。そのため市場は、消費者の裁量的支出がかなり減速すると考えとる。「こんな状況で、もうジーンズなんか買わないやろう」という話になるわけや。こういう状況について、わいにも簡単な答えはない。Levi Straussにできることは、ひたすら高い水準で結果を出し続けることや。毎四半期、毎四半期、とにかく完璧に近い執行を続けなければならない。それぐらい今の環境は厳しい。
そして木曜日の朝には、考えられる中でもかなり厄介な決算の一つ、PepsiCoがある。長年PepsiCoは、最大のライバルであるCoca-Colaを圧倒してきた。その理由はソフトドリンクではなく、スナック食品事業の強さやった。ところが今年は、それが完全に逆転しとる。Coca-Colaの株価は今年22.5%上昇して食品・飲料関連株の中でもトップクラスなのに対して、PepsiCoは12%下落しとる。なぜこんな差がついたのか。簡単や。ジャンクフードで栄えた者は、ジャンクフードで苦しむということや。
かつてFrito-Layのスナック事業が、炭酸飲料よりはるかに強かった時代には、PepsiCoはCoca-Colaを圧倒していた。ところが今、そのFrito-LayがGLP-1系の減量薬と、健康志向になった若い消費者の両方から狙い撃ちされとる。もちろんPepsiCoの配当利回りは4.7%もある。これはかなり魅力的や。ただ、10年物アメリカ国債の利回りが5.28%ある時に、わざわざ株式のリスクを取って4.7%をもらうのかという話になる。リスクなしで5.28%もらえる国債の方が、どうしても魅力的に見えてしまう。
わいも本当は、「今回の決算こそPepsiCoが流れを変える四半期になる」と言いたい。でも仮にそう思っていたとしても、せいぜい短期的な反発になる可能性が高い。だからリスク・リワードがあまり魅力的やない。厳しすぎるか?わいはそうは思わない。Campbell'sは最近、配当を減額しなければならなかった。General MillsとConagraも決算で期待に届かなかった。そして昨日は、かつて成長株のゴールドスタンダードやったスパイスメーカーMcCormickまで、かなり問題のある決算を出した。こんな状況で、パッケージ食品業界の株を「ちょっと反発するかもしれない」という理由だけでおすすめすることはできない。わいらはこの番組で短期トレードをやっているわけやないからな。
そして金曜日には、航空会社の中でも特に経営が優れているDelta Air Linesの数字が出てくる。CEOのEd Bastianは最近ニュースになっとる。Deltaが機内Wi-FiでElon MuskのStarlinkではなくAmazonを選んだからや。Elon Muskは、SpaceXを通じてStarlinkを運営しとる。そしてMuskは、StarlinkではなくAmazonを選んだことで、Bastianは最終的に職を失うことになるかもしれないとまで言っとる。わいはそこまでは言わない。ただ、わいが以前から好きだと言ってきたSpaceXの株が上方向にブレイクアウトしたことは事実や。
CNBC Investing Clubのメンバーなら、わいがSpaceXをかなり気に入っていることを知っとると思う。ただし、わいのファンドに入れるには少し投機的すぎる可能性もある。SpaceXはNvidiaのチップを大量に集めることで、巨大なコンピューティング能力を持っとる。今は世界的にコンピューティング能力が本当に不足しとる。だから、MuskのようにNvidiaのチップを大量に買っておけば、その計算能力そのものを貸し出すことで大きな利益を上げることができる。要するに、コンピューティング能力を売っているようなものや。今みたいに計算能力が不足している時代には、これは非常に大きなビジネスになる。
そして金曜日にはUniversity of Michigan Consumer Sentiment、ミシガン大学消費者信頼感指数も出る。普段、わいはこの数字をそこまで重視していない。でも今回は選挙がどんどん近づいとるから、少し意味が違ってくる。インフレの影響で、人々の経済に対する見方は明らかにかなり悪くなっとる。これは政権与党にとっては良い材料やない。実際、中間選挙というのは、ほとんどの場合、政権を握っている党にとって厳しいものになる。その一方で、ワシントンがねじれ状態になって何も決められなくなった時の方が、株式市場のリターンは良くなるとも言われとる。このあたりがどうなるのかは、これから見ていくべきことや。
結論やが、来週は比較的静かな一週間になりそうや。でも、それに慣れたらあかん。わいらは今、決算をめぐる“錯覚”が始まろうとする寸前におると思うんや。今回の決算シーズンでは、これまでわいらが当たり前のように見てきたような強い決算が次々に出てくるとは、わいは思っていない。Fedはインフレを抑え込むことを決意していて、その結果として金利が上昇しとる。これから始まる決算シーズンを取り巻く環境は、これまでよりかなり厳しくなる。もちろん、こんな環境では株を持っても儲からない、と言っとるわけやない。儲けることはできる。ただ、以前に比べたら間違いなくずっと難しくなっとる。それだけは覚えておいてほしいで。
上昇が続きますように。
応援よろしくお願いします。