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【ジム・クレイマー】手がかり無しの馬鹿げた買い手のパワーがさく裂!その3つの例!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーがMad Moneyで、馬鹿げた買い手について語っています。

 

 

わいは昨晩、COVID-19 Index銘柄の上昇を取り上げたな。これらの会社が上がるのは当然やと。ストレートフォワードやと。株が下がるべきやというのはもうやめようと。そうや、マーケットが上がるのは時に当たり前の、理にかなった、腑に落ちることなんや。やけど、今日みたいな日は違うんや。ダウもSP500もナスダックも今日は続伸したで。今日みたいな日は、市場はどんなに馬鹿げとるほどBullishなのかというのが、わいには納得できない日なんや。

 

 

 

 

あなたはしばしば、全ての株価の動きは操作されとるんやないかと嘆く人々の声を聞いたことがあるやろう。わいのTwitterを見てみ?そういう声であふれとるから。FEDがじゃぶじゃぶお金を刷っとるせいで株価が下がらんとか、トランプ大統領が選挙が近いから株価を下げないようにしとるとか。それは違うで。FEDは彼らの仕事をしとるだけや。3年前の昨日(8/3)、わいはFEDは何もわかってないと叫んどったんや。グレートリセッションに向かっとったからな。やけど2020年にはFEDはよく先回りして対策をうっとるように見えるで。トランプの方も違うで。追加の景気刺激策が合意されてないのはまじで馬鹿げとるで。もし選挙に忖度するんやったら、今頃共和党は民主党とぶつからずに、景気刺激策をまとめとるはずやないか。彼らは彼らの仕事をしとるんや。

 

 

 

そんなことよりもシンプルな説明がある。なんで今日こんなに市場が馬鹿げとるほどBullishなのか。わいはそのことを、「手がかり無しの買い」と呼んどる。わいがいつも言っとることやが、ウォール街のプロモーションマシーンぶりを侮ったらあかんで。やけど、その逆もしかりなんや。自分で何をしとるかもわかってないような買い手のパワーも見くびってはあかんのや。何もわかっとらんやつらが大量におる。They know nothing! 彼らは知性的には永遠の夏休みをとっとるんや。今夜の主題は、そういう例をあげつらうことや。もっときちんとお金を投入せよと言ってみてもええやろ?3つ例を挙げてみるで。

 

 

一つ目の例はSorrento THerapeuticsや。皆知っとるかもしれんが、わいはこの株が$4そこそこだった6月に取り上げとるんや。彼らがどのようにCOVID-19の治療と予防に取り組もうとしとるのか、取り上げたんや。そして数週間前、株価が$8になっとった時、わいはこの会社はいろいろな取り組みをしとることを再度取り上げた。COVID関連のSpeculative株として考えるべき銘柄やと思ったし、だからわいは番組で紹介したで。やけど昨日のLightning Roundでも言うた通り、わいはこの会社にはずっと懐疑的やったんや。やからバイオテックのエキスパートに、この会社についていろいろ話を聞いたりしてたんや。

 

 

そしたらや、先週の水曜日に素晴らしいニュースが出たんや。昨日やないで。今日でもないで。先週の水曜日やで。コロンビア大学が開発した、唾からできるCOVID-19のテストのライセンシングを発表したんや。このテストは30分以内に結果が出るで。テストは手軽にその場でできるんや。シングルチューブでできるんや。サンプルをどこかに送る必要はないで。正確性も高い。COVID-Traceという名前のテストや。あ、そうそう、鼻に綿棒を突っ込む必要は無いんや。唾液でええんや。

 

 

 

 

 

この素晴らしいニュースを聞いたとき、わいはCOVIDを巡る喧騒がこれで小さくなるような気がしたんや。やけどどうや、先週株価は全然動かんかった。なんでや?マーケットはバカなんか?それか誰かが何かわいが知らないことを知っとるんか?モデルナのように、Promotionalすぎる会社なんか?それかテストに何か隠された問題でもあるんか?やけど結局答えは、マーケットはただ愚鈍でバカやということやった。なぜなら今日、なんにもおこってないのに、なんのニュースも出てないのに、31.42%も上がったんや。株式市場は普通はかなり効率的や。やけどこの場合は、ニュースが株価に伝わるまで6日間もかかったんや。もし株価は刻々と自称を反映していくと唱える教授がいたら、電話をかけて教えてあげるべきや。

 

 

 

 

二つ目の例やが、6/23にインテルが7nmのチップの製造に問題があって、その製造が大幅に遅れるというニュースがあったよな。かなりやばいニュースや。この業界をフォローしとる人は皆、かつてグレートやった半導体メーカーが苦戦しとる様にショックを受けたんや。そしてもう7nmを売っとるAMDがこれによって更に躍進することは自明やったんや。インテルのペインはAMDのゲインや。AMDがマーケットシェアを奪うのは確実や。やからわいはできる限りAMDを推したんや。決算も良かったしな。

 

 

 

やけど今日、Jefferiesがプライスターゲットを上げたんや。AMDがシェアを奪うと言って。今日やで。実際のニュースがあってからだいぶたった今日やで。もう既に十分すぎるほど明らかだったこと以外には何も理由が書かれてないんや。こういう時は普通は株価は反応せんのや。だってもう十分に織り込まれとるはずやから。もう一度言うが、インテルの話は6/23だったんやで。なのに今日、AMDは9.49%も上がったんや。何も他にニュースが無いのにや。わいがAMDを好きなのは知っとるやろ。株価が$5の時から押しとるんや。Lisa Suは以前からインテルを凌駕するロードマップを語っとったんや。やからAMDは好きなんやが、今日の上がりはなんなんや。

 

 

 

最後の例は最も馬鹿げた例や。BPや。この古いイギリスの石油会社は、2月に配当を2.4%上げたんや。上げたんやで。状況が良いとふんで株主に還元しようとしたんやな。そのことが好感されて株価は5%上がったんや。そしてパンデミックの下がりが起こった。今日、この会社は歴史的なロスを発表したで。見通しもかなり厳しいんや。そして配当を半分に削ったんや。ビジネスが厳しいだけやない。石油から距離を置いてお金を温存しようとしとるんや。うわー、これは株価下がるぞーと思っとったら、まじか、ふざけんなよ、下がるどころか7.47%も上がったんや。7.47%やで。2月の状況が良くて配当を上げた時よりも上がっとるんや。馬鹿げとる。

 

 

 

 

株式市場はリーズナブルに動くときもあるが、馬鹿げて動くときもある。特に決算発表が続くときは、ニュースが飛び交いすぎてフォローできなくなったりもする。株式市場はそういう馬鹿げた動きをもするところなんやということを抑えとくのも大事なんや。

 

 

さもありなんという話でしたね。

 

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