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【ジム・クレイマー】S&P500のワースト10銘柄から見えてくるCOVIDエコノミー!放っておいたら雑草だらけの芝生になるぞ!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーがMad Moneyで、SP500の敗者について語っています。

 

 

遠くから見ると、今の株式市場はきれいな芝生のように見えるで。やけど、近づいてみると、その芝生には多くの雑草とか虫の死骸であふれとるんや。これが今のマーケットや。きれいな芝生やない。遠くからはきれいに見えても、雑草と死骸だらけの芝生や。ナスダックは比較的きれいな芝生や。やけどSP500の3/5の銘柄は年初から見て下落しとるんや。なんで新高値圏にSP500がおるかというと、残りの2/5の上がりが素晴らしいからや。もうほとんどテクノロジー株の上がりにたよっとるんや。やけど実経済は雑草だらけの汚れた芝生なんや。雑草が実体経済の姿なんや。そしてその雑草はどんどんきれいな芝生を侵食していきかねないんや。

 

 

 

 

SP500全体を見ると雑草は目立たんかもしれん。ピカピカのテクノロジー銘柄に隠されとるからな。みんなそのピカピカ銘柄のことを語りたいやろ。誰が雑草のことを語りたい?やけど年初から下落しとる雑草株が291もあるんや。ああ、語りたくない、語りたくない。Apple, Amazon, Facebook, Microsoft、これらを語りたい。Teslaを語りたい。今年378%上がっとる。GMとかFordとか語りたくない。それぞれ27%と21%下がっとる。Teslaは小さい会社やないで。5万人の従業員がおる。やけどFordとGMの方が経済にとっては重要や。従業員数はもっともっと多いからや。時価総額がTeslaより全然少なくても従業員数は多いんや。

 

 

 

さんざん言うとる通り、スモールビジネスはCOVIDのせいで苦境に立たされとる。わいはFacebookもEtsyもSquareもPaypalもShopifyも好きや。全部スモールビジネスを助けとるからや。デジタル化を助けとるからや。やけど政府のさらなる景気刺激策がなければ、スモールビジネスは沈むのみや。不幸にもまだ景気刺激策は合意に至っとらん。普通の景気後退やったら、これまでの景気刺激策で十分だったかもしれん。やけど今は普通やないんや。未曽有の危機や。リップスティックインデックスって知っとるか?景気後退期に口紅の売り上げが上がることや。そうや、普通の景気後退期は口紅の売り上げが上がるんや。なんでかっていうと、財布のひもが固くなって、高い買い物を控える代わりに、比較的安価で簡単に気分を変えられる口紅が人気化するからや。やけど今は普通やないんや。マスクの下で口紅なんかするか。そもそもこのCOVIDの最中、口紅を買いにデパートに行きたくないんや。

 

 

 

 

 

 

今回のMad Moneyではきれいな芝生にフォーカスするんやなくて、雑草を取り上げたい。SP500の中でワークしてない雑草銘柄や。SP500のワーストパフォーマーのトップ10を見たら、クルーズ株、石油株、パイプライン株、リテール株、航空株、不動産投資信託、銀行、ここら辺が目白押しや。これらの銘柄の動きをみると、株式市場は実体経済とあまり剥離してないように見えてくるで。ウォール街はこれらの銘柄がやばいのをよく知っとって、剥離はデジタル化銘柄とそれ以外の銘柄の間にあるんや。

 

 

わいらはこの経済回復は、U字なのか、V字なのか、L字なのか、W字なのか、そういうことが話題になってきた。株式市場はV字回復や。やけど実体経済は違う。雑草銘柄を見たらどの形なのかが考えなおせるで。というかもう文字の形では言い表せん。ただPAINや。痛みなんや。一文字は十分やない。

 

 

 

今年NorwegianとCarnivalはそれぞれ73%と71%下がっとる。V字でもU字でもW字でもない。T時や。フラットの後どーんと落ちて終わりや。S"t"raight downのTでもある。Occidental Petroleumは67%下がっとるが、Y字や。Why(Y)would you be so stupid? CotyとKohlsはそれぞれ66%と63%下がっとるが、これはM字や。いつも上がったら下がる、上がったら下がるを繰り返しとるんや。

 

 

航空株を見てみようやないか。UnitedもAmerican AirlinesもDeltaも下がっとって、年初からそれぞれ61%、56%、53%下がっとるんや。これはC字や。ボトムをつけたかに見えて、ギャップはいつまでも埋まらんのや("C"loseしないんや)。Simon Propertiesは56%下がっとるがX字や。左右両方とも地面についとるんや。パンデミック前に進めとったTaubmanの買収劇がドツボにはまっとるからや。両方のモールオーナーがダメダメなんや。Wells Fargoは56%下がっとるが、これは文字通りL字や。

 

 

 

 

 

これらをみとると明らかに二つの分断された市場であることがわかるやろう。COVIDで苦境に陥っとるのは中小企業だけやない。大企業もやばいところはやばいんや。どうすればええんや?心配無用、なるようになると言うのは簡単や。いつかはワクチンができるからとりあえず雑草は伸ばしておこうやないか。芝生を全部侵食したりはせんで、大丈夫や、そう言うのは簡単や。わいも昔はそう思っとったんやが、最近そう思うのは間違いやないかと思い始めとるんや。だって、勝者は資産を積み上げるが、敗者は失業者を大量に生み出すからや。敗者の会社が抱えとる従業員数が多いんや。景気回復を目指すなら、仕事が守られることが必要なのに。今の失業率は高すぎる。ただ高すぎるんや。

 

 

 

これらの10個のワーストパフォーマーはただの例にすぎん。SP500でまだ281の銘柄が年初来マイナスなんや。追加の景気刺激策がどうしても必要や。そうやないと今はピカピカの芝生も雑草に侵食されてしまう。ちなみにピカピカのテクノロジー株の他にええ芝生になっとる分野があるで。Housingの分野や。リアルに活況を呈しとる。Whirlpoolは素晴らしい。Stanley Black and Deckerは素晴らしい。Sherman WilliamsもPPGもすばらしい。テクノロジー分野ではフィンテックが特に熱い。PaypalとSquareや。

 

 

 

結論としては、このマーケットの雑草を見たら、勝者よりも多くの敗者がいることがわかるやろう。これがまさにCOVIDエコノミーなんや。そしてワシントンの誰も雑草をなんとかしようとせん今、雑草がどんどん広がって手を付けられなくなるのは時間の問題かもしれん。

 

 

 

景気刺激策はよ!

 

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