こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/22のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日はダウが+0.54%、SP500は+0.52%、ナスダックは+0.19%やったな。ペロシ下院議長が追加の景気刺激策の合意が近いことを匂わせて株が持ち直したで。ここまで値を保っとるマーケットは驚くべきやが、同時に今はとてもチャレンジングなマーケットなんや。歴史上最も醜い大統領選挙とか、コロナウイルスのパンデミックが続いていることとか、失業者数が高いままであること、そういうことにも関わらず、個人投資家は果敢に株式市場でお金を儲けようとしとるんや。この果敢な姿勢のパーフェクトなシンボルはなんやと思う？テスラや。テスラの車やないで。テスラの人でもない。テスラという会社ですらない。ずばり、そのコンセプトや。テスラのコンセプトはアメリカの偉大さを物語っておる。
昨日のテスラの決算発表は見事やったで。クリーンなトップとボトムラインのビートや。おかしな箇所はどこにもない。EPSは予想$0.57に対して$0.76、売り上げは予想$8.36bに対して$8.77bや。14億ドルのキャッシュフローや。ウォール街が見積もっとったものの倍や。この三か月で139,300台の車を売っとる。去年の112,000に比べても新記録や。これで5期連続の黒字や。ベルリン工場も来年には車をつくりはじめる。どんどん勢いは増していくんや。テスラのトラックも販売が近づいて来とるで。
テスラはもはや古い伝統的な車会社を塵のかなたへと追いやってしもうや。現時点ではもはや、比較することさえ容易ではない。テスラが24億ドルとか多大な投資を、工場とかスーパーチャージャーステーションとかにつぎ込んでもなお、利益が出とるんや。覚えとるか？たった一年ほど前は、資金繰りがショートして倒産するんやないかとまで言われとったんや。なのに今はどうや？この業界で最も素晴らしいバランスシートや。
イーロン・マスクのカンファレンスコールを聞いたか？どれほど多くのCEOがカンファレンスコールを、彼のような言葉で始めたいと思うだろうか？もはや奇をてらう必要はないんや。大言壮語をする必要はないんや。彼の言葉は冒頭からただただストレートフォワードやったで。「このQ3は今まででベストだった。生産数も新記録、売り上げも新記録、純利益も、GAAPだろうがnon-GAAPだろうが、新記録。14億ドルのフリーキャッシュフローも新記録だった。」
そしてどちらかというと大人しく謙虚やった。従業員やサプライヤーに感謝しとった。イーロン・マスクの今までを知っとるか？えらい違いやで。そしてこうやって締めくくったんや。「Teslaの未来を今日ほど楽観的に思ったことはない。一貫してついてきてくれた投資家に感謝したい。まだまだいい知らせを届けることができると思う。」あれ？いつもの誇大宣伝は？
さて、イーロン・マスクと他のCEOを比べて異なっているポイントはなんやろうか？二つポイントがあるで。一つ目は、圧倒的に成功しとるということや。ここまで結果を出し続けているCEOはそんなにはおらん。二つ目はもっと重要なんやが、彼の先見性および信念、すなわちリーダーシップや。とにかくわいはイーロン・マスクからこのような退屈なカンファレンスコールが聞けるのをずっと待っとったんや。今までアナリストのこととかを口汚くののしったりしとったやろ。多くの人がテスラが厳しいと思っとった。倒産する可能性まで現実的に考えとった。しかし彼はそれを見事に跳ね返したんや。4000億ドルのビジネスまで持ってこれたんや。多くの車会社が宣伝に多くのお金を使う中、テスラはお金をひたすら規模の拡大につぎ込んだ。これもテスラの人気があったからこそのことや。テスラに宣伝はいらんのや。車が町を走ればそれが宣伝になるんや。今になってアップグレードをしとるアナリストがおるが、なんやそれは。アナリストはもっと以前からテスラを見抜いとかんとあかんかったんちゃうんか？なんでそれができんかったんや？
テスラをただの車会社じゃなくてテクノロジー会社とみれば、バリュエーションはまだまだ驚くほどにリーズナブルや。売り上げの13倍や。Zoomは50倍やで？スノーフレイクは100倍やで？39%の売り上げ成長率と9.2%のオペレーティングマージンを考えると、そして所有しとる多くの知的財産、これからもどんどん安く、パワフルになっていくバッテリー関連を含めた技術を考えると、ここが天井じゃないということはわいだけが思っとるわけやないやろう。
やけど、もしGMのような会社を基準にすると、テスラの価値の見積もりに失敗するで。トヨタより全然時価総額がでかいんやで。トヨタの方が20倍以上の車を売っとるのに。アナリストは過去に、テスラのバリュエーションに失敗したんや。テスラの前に広がる機会がどれほど大きいものかを読めんかったんや。若い投資家や個人投資家が持っとるような楽観的かつ希望的かつ信念的なエトスが、他の会社と比べて価値をはかろうとする紋切り型のアナリストにはなかったんや。
アナリストはテスラがただ車を作っとると思っとった。やけどそれよりもテスラが作っとったのは希望なんや。未来なんや。そしてテスラは株式分割によって、個人投資家がより簡単に未来を買えるようにしたんや。
テスラに関しては、懐疑論者は完全な間違いやった。信者が完全に正しかった。信者は紋切り型でただインデックスファンドを買うようなつまらない説教者と違う。テスラを信じたものは、愚か物だと言われてうんざりしようが何だろうが、お金を投資するのには愚かすぎると言われようが何だろうが、ビジョナリーリーダーを信じて、革新的なものをつくる素晴らしい会社に投資することで、結果大きく儲けることになったんや。
理知的にいくだけではなく、自分が熱く信じる会社にもお金を置きたいなと、今回の放送を見て改めて思いました。
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