こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの11/30のMad Moneyはどうだったでしょうか。
さあ、大型株から小型株へ転換する時や。石油株を買う時や。シクリカル銘柄を買う時や。こんなこと不可能や。そんなことばかりわめきちらされとる現状にわいはうんざりや。今日は株式市場が下がった日になったで。ダウは-0.91%、SP500は-0.46%、それに比べてナスダックはほとんど下がらなくて-0.06%やったで。このように株式市場が不調な日は、そもそも今ここまでの歴史的高値に株式市場を上げてきた原動力は何やったんかということを今一度考えるええ機会や。だってその原動力はまだまだベストのうちの一つやからや。
わいが何のことを言おうとしとるかもうわかったやろ。FAANGや。FAANGはウォール街のファッションショーから姿を消してしもうた。FAANGのようなメガテック株から資金を、小型株やラッセル2000や、後はCOVID克服後の社会経済活動再開で伸びるリカバリー株やシクリカル株に移せという言説が飛び交っとる。皆、あなた達にFAANGのことを忘れてもらいたいんや。ワクチン後の世界でより伸びる株に移ってほしいんや。
確かにワクチン配布後の世界で、今までのような魅力が保てない会社はいっぱいあるで。やけどFAANGは違うんや。なぜならFAANGはそれぞれもうほぼ、息をしとる生き物やからや。独自に動いとるんや。彼らはパワフルすぎて、経済の風向きにそんなに左右されないという側面を持つに至っとるんや。そこまでの高いクオリティーとスケールとマネージメントを携えとるんや。ホワイトハウスはどうなるのか、いつわいらがワクチンを打てるのか、そういうことに一々左右されんのや。彼らは自分の運命の手綱を自分で握れるんや。
一つ一つ見ていこうやないか。FAANGの頭文字順や。まずはFacebookや。わいらは全員、Facebookがソーシャルメディアビジネスで広告収入を得てきたことを知っとる。やけど今まではそのポテンシャルを十分に出せていなくて稼ぎ方が甘いという批判があったんや。やけど去年から経営陣がええ方向に舵をきりはじめた。Facebookやインスタグラムを使ってビジネスをする人々や中小企業を強力に応援し始めたんや。このことはめちゃ重要で、中小企業こそがこの国で人々の雇用の要でこの国の経済の背骨だということだけではなく、中小企業がCOVIDのパンデミックで大打撃を受けておるからや。その打撃をうけとる中小企業の生命線をFacebookは提供しとるんや。
わいは最近番組で、世界で最も優れたソーシャルメディア専門家で起業家の、わいが大好きなGary Vaynerchukと一緒になったで。彼はインスタグラムやFacebook上での広告が中小企業にとってどれほどお得なのかを強調しとったで。特にインスタグラムや。同時にわいは生活消費財やアパレル会社の多くの社長と話して、彼らもFacebookでの広告の価値をめちゃ気に入っとった。重要なことに、Facebookが国の根幹の中小企業に貢献すればするほど、FAANGを解体しようとする輩は手を出しにくくなるで。あとはFacebookの仮想通貨、リブラがどうなるかや。不透明やが、彼らがペイメント分野で存在感を増していくことも夢物語じゃないかもしれん。SQを凌駕してビットコインも扱いだしたらどうする?
次はアップルや。アップルは今日好調で、2.11%も上がったで。なぜなら一つだけではなくて二つもポジティブなアナリストリサーチが出たからや。Loopはホールドから買いに格上げして、新しいiPhone分野の強さを強調したで。Morgan Stanleyはアップルがいかに素晴らしい5Gプレイかを強調したで。わいはそこに、サービス収入がただただ伸びる一方であることを強調したいで。そしてそのサービス収入の伸びはこれからも続いていくやろう。なぜならアップルは地球上で最も顧客満足度の高い会社やからや。
多くの賢いファンドマネジャーはわかってないで。来年の利益の30倍の株価はオーバーバリューされとると思っとる。わいはそれは完全に間違っとると思うで。むしろバリュエーションは低すぎや。特にドルの下落を考慮に入れたら株価は割安や。ドルが上がっとる時アップルの価値が棄損されてやばいという時があった。今はそういう時じゃないんや。あと、アップルとテクノロジー・ハードウェアの会社やと思うからバリュエーションが高いと勘違いするんや。アップルはハードウェアの会社でありながら生活消費財の会社でもあり、莫大な定期収入があるんや。あとは、人々は更に、wearable分野のアップルの躍進を軽視しとる。彼らは競争相手をクラッシュさせとる。競争に勝っとるんや。最後に今朝、政府は中国の石油会社やテクノロジー会社に冷や水を浴びせたんやが、わいはバイデン政権で中国との緊張関係が緩和されると思っとるで。例えバイデン政権がトランプ政権と同じぐらいのタフさを米中関係に持ち込んだとしても、わいはバイデンが独断的に気まぐれ的に中国と関係するとは思ってないで。中国でのアップル製品のボイコットを心配せんでええようになるかもしれんで。
アマゾンはどうやろうか?アマゾンが今は銘柄としてもう古いのはわかっとる。パンデミックはOut of Controlや。わいらはまだまだこの状況がひどくなるばかりであることをわかっとる。その状況で皆が使うのはアマゾンや。アマゾンで何でも買い物するんや。今の状況は悲劇やが、アマゾンにとっては僥倖や。わいは先週アマゾンで歯間ブラシを買ったが、どんどんアマゾンで買うものが増えていっとる状況や。あれもこれもアマゾンでええやないかと、皆アマゾンの価値を再発見しておるところや。そしてアマゾン自身も月に一度は新しい価値を積み上げとるんや。例えば最近はAmazon Pharmacyを発表して、薬局の株が売られたのはご存じの通りや。参入した業種の競争相手を破壊してしまう。デススターと呼んどる理由や。そしてブラックフライデーや今日のサイバーマンデーの売り上げはどうなっとると思う?アナリスト達が莫大な数字を見逃すと思うか?プライスターゲットの引き上げが無いと思うか?
そしてNetflixや。最近この会社は話題にのぼらんが、わいはそれは間違いやと思うで。この会社は最近チェスを題材にしたクイーンズ・ギャンビットというドラマを配信しとる。世界で最も退屈で眠りを誘発するゲームがチェスや。そんなチェスを題材にしたドラマなんか売れるわけないと思うやろ?ところがNetflixにかかればすごいことになってしまうんや。クイーンズ・ギャンビットは最初の28日間で既に6200万のアカウントで見られとるんや。ただただ驚きの数字や。パンデミックが撮影を阻害してええドラマなんかできんのやないかと思っとった人たちは、これでそれが間違いやったことがわかるやろう。わいの姉はチェスのルールも知らんが、このドラマにはまっとるんや。ストーリーも俳優もコスチュームも最高なんや。
最後にGoogleや。YouTubeがこれほどまで人々にいきわたるとはわいには驚きや。まだまだYouTubeは伸びるばかりや。そしてこれからワクチンが広く配布されたら旅行やレジャーが戻ってくるやろう。そしたらそこからの広告がどんどんまた入ってきて、旅行関係の広告はめちゃでかいからGoogleはまだ伸びるで。この会社はCOVID時代の勝者やったがワクチン時代も勝者であり続けるんや。
石油会社は今月大きく上がったで。やけどそれがどうしたんや?ほとんどの石油会社は上がった株価に見合う業績を出せんやろうし、バイデンは石油会社のファンではない大統領や。わいはシクリカル銘柄は誰よりも好きや。シクリカル株がもっと上がることに賭けてもええやろう。ワクチン後の世界を夢見てリカバリー株に賭けてもええやろう。やけどそれらもほとんどはもう既に大きく上がってしまっとって、簡単に割安だと思われる銘柄はあまり残っとらん。わいはテクノロジー会社が好きで、今日AMDの売り上げの好調さが発表されたようなこともあるんやが、オールド・チャンピオンはやっぱりFAANGや。FAANGがここまで株式市場を牽引してきて好調さを演出したんや。その輝きはまだまだ近い将来に消えることは無いで。それを忘れるんやないで。
今日Facebookを売ってしまいました。。
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