【ジム・クレイマー】今週のゲームプラン！株式市場が弱ってる時に株を買おう！【Mad Money】

今日はダウは+0.16%とプラスやったんやが、SP500は-0.13%、ナスダックは-0.23%と下がったんや。投資家の中にはワクチンへの希望を抱えてトレードした人もいれば、上がり続けるCOVIDの感染者数や進展が見えない景気刺激策協議に不安を抱えてトレードした人もおるやろう。株式を司るルールが無いように見えるやろう。伝説的な投資家でヘッジファンドマネジャーでわいがゴールドマンサックスにいた時の師匠のDavid Tepperによると、短期でどれぐらいホールドするかの勝負やと。長く持つべき株もあれば、借りる（短期で持つ）べき株もある。超短期で考えるべき株もある。この言葉は来週のゲームプランを考えるのにええスタートや。

先週わいはこう言うたよな。景気刺激策の合意が無かったら株式市場は厳しいことになるんやないかと。そして案の定今週はラフな週になったで。DoorDashとAirbnbのすごいIPOはあったけどな。やからもし来週景気刺激策の合意がなされたら株価は上昇するやろう。やからやっぱり月曜日は景気刺激策協議の進展に注目や。わかるで、わいらはいい加減うんざりしとるんや。民主党は大型の予算を通したい。共和党は下手したら経済支援なしてもなんとかなると思っとる。差はでかいで。どっちにしろこの議会の機能不全がわいらの経済を壊しとるんや。そう思わんか？やけどわいらには新たな希望があるで。FDAがファイザーとバイオンテックのワクチンをアプルーブするんや。これに関してはマーケットはポジティブに反応するで。もうアプルーブされるのは確実やからな。金曜の夜かもしれんし、週末かもしれん。そしてわいらの、誰がまずワクチンを投与されるべきかという議論が大事になってくるんや。

月曜日はわいらはAbbvieのimmunology meetingで更なる薬の進展を聞くことになるで。Humiraのそう遠くない将来の特許切れに注目が集まっとるんや。AbbvieがHumiraに代わる新しい薬に関してええ報告があるかどうか、それが注目やで。もしなんかあれば、Abbvieという会社にもAbbvieの株価にも、のしかかって来とる圧力が軽くなって、株価は上がるやろう。この会社はグロースもあることやしな。

火曜日やが、ペットの人間化や。わいがChewyを推しとるのは知っとるやろう。今日Chewyは9%も上がって新高値をつけたんや。やけど火曜日はElanco Animal Healthのアナリスト・ミーティングがあるで。CEOのJeff Simmonsが何か投資家の目を引くことを言えば株価は上がるやろう。

水曜日は二つのええ会社の決算発表があるで。LennarとHermanMillerや。ホームビルダーと家具の会社や。わいは両方ともええ数字を発表すると思うで。COVID下で皆田舎に引っ越して大きなスペースでリモートワークもリモートスクールもやりたいんや。問題はハウジングの好調さが続くかどうかや。ワクチンができても好調さは続くんか？今週Toll Brothersはええ決算を発表したんやが、株はクラッシュしたで。わいはこのクラッシュは間違いやと思うが、クラッシュしたのは事実や。やから気を付けるんやで。決算に乗じてトレードするようなことはパスした方がええかもしれんで。もし決算後にハードに株が売られるようなことがあればパスや。もしかしたら今の決算が最後のええ決算やないかとか多くの意見が飛び交っとるが、そういう意見はたくさんや。わいはホームビルダーはCOVID後でも大丈夫やと思うで。金利は低いままやろうからな。やけどもしFEDが金利を上げるようなことがあれば話は一変するで。水曜日はJ Powellがしゃべるんやが、注目やで。金利がひくいままかどうかリアリティーチェックをしようやないか。

木曜日はビッグデーや。まずAccentureの決算発表があるで。Information Technologyのアウトソース・コンサルタントや。この銘柄は決算後に売られる傾向があるで。そしてそういう時がええエントリーポイントやったりするんや。更にGeneral Millsの決算があるで。マーケットはキャンベルスープの決算は気に入らんかった。やけどわいはGeneral Millsは好感されるんやないかと思っとるで。彼らのペットフードのビジネスに注目するんや。わいはそのカテゴリーは火を噴いとると思うで。やけどワクチンができたらパッケージドフードの会社の輝きは薄れるんやないかと皆思っとるで。

ワクチンと言えば木曜日はModernaのワクチンに対するFDAのPanel Reviewに注目や。ワクチンと言えば更に、Rite Aidの決算発表があるで。CVSをWalgreensと並んで皆がワクチンをうちにいくメジャーな場所や。木曜日は更にFedexの決算発表があるで。ワクチンに関して言えばこの会社がワクチンを各所に届けるんや。Fedexはうあんぎのぼりのeコマースに業績が後押しされることは確かやが、ここまで株価が大きく上がってしもうとる。ここから更にどれだけ上がる余地があるのか、わいにはわからんで。

木曜日は更にJabilの決算発表があるで。人々はiPhone12の成功を、iPhone12のサプライヤーであるJabilから知ろうとするやろう。やけど彼らは他のサプライヤーと同様具体的にAppleの名を出すことは許されてないから、推測するしかないが、アナリストは注目しとる。そして金曜日にアナリストはこぞってアップルの業績予測をアップデートすることやろう。

金曜日はDardenとNikeの決算発表があるで。パンデミックでインドアのダイニングがシャットダウンされとることはDardenに関してはもちろん短期的にマイナスやが、長期的にはDardenはええと思うで。Dardenは確実に今の状況をサバイブして、ということはパンデミック後には生き残りの有利な感じなるし、COVID後の業績は伸びていくやろう。今回は決算内容が重要というよりは、株価がもう既にかなり上がってしもうとるから、その兼ね合いがあるやろう。

金曜日は更にNikeの決算発表があるで。わいは素晴らしい数字を発表すると思っとるで。Nikeの実店舗の稼働が戻って来とるからや。Direct-to-Consumerビジネスは火を噴いとるんや。Nikeが予想されとる数字をビートせんかったら、わいはショックを受けるやろう。わいはこの会社が大好きやで。

結論やが、いろいろな状況を鑑みて何か推測を立てて株を買いたければ、賢い推測をするんや。株式市場が弱っとる時に買うのをわいは薦めるで。わいらにはCOVIDのワクチン配布が迫っとるからな。景気刺激策が何とかなってくれればええんやが。