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【ジム・クレイマー】ワシントンでの騒乱にもかかわらず、株式市場が爆騰して新高値を記録した10の理由!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの1/7のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

 

おいおいおい。どうなったらこの日株式市場が新高値を更新するなんてことがあるんや?昨日ワシントンで起こったことを見たやろ?それなのにダウは+0.69%、SP500は+1.48%、ナスダックに至っては+2.56%や。なんでなんや?ウォール街は暴力的な対立が好きなんか?誰かあの暴徒の行動を支持しとるんか?どうなっとるんや?

 

 

 

 

 

 

 

 

38年前の話をさせてくれ。わいはゴールドマンサックスのトレーディングデスクにおったんや。その時もものすごい勢いでマーケットが上がっとった。もうこれ以上ないほどのグリーンぶりや。わいはその時ルーキーやった。シニアのトレーダーの方を振り返って聞いたんや。その人は後にパートナーになり、ミリオネアのヘッジファンドマネージャーになったんやが、「なんでこんなにマーケットが上がっているんですか?さしたる理由もないように見えるのですが。」と聞いたんや。そしたら彼はMoe Ginsburgを着とるわいを上から下まで嘗め回すように見て、さもわいがごろつきであるような目つきをしながら、言ったんや。「買い手が売り手より多いからだよ」

 

わいはバカにされてるのかと叫びだしたい気分やった。冗談やろ?たったそれだけなんか?彼は買い手が売り手より多いからだと言い放った後、こともなげに大きなトレードをやっとったんやが、わいは取り残された気分やった。やけどそれが真実やったんや。そうなんや。彼は全く正しかったんや。株価が上がるのは、買い手が売り手よりも多いからなんや。今日もそういうことなんや。そうなると次の疑問がわくよな。昨日あんなことがあったのに、なぜ今日買い手が売り手より多いんや?売り手が買い手より多いという風にならんのや?その理由を10個言っていこうやないか。

 

 

まず一つ目やが、買い手は株式市場以外の行き先が無いんや。彼らはリターンが欲しいから株式市場に存在しとるんや。債権のリターンでは十分やないんや。もしええ感じのリターンが欲しければ、株式市場以外にゲームをプレイするところがないんや。皆インデックスファンドに多くのお金を入れとって、そういうお金はちょこちょこ動かしたりせんかったりする。老後資金のためとかで定期的に積み立てをする。そんなに売ることはないんや。金利が低い今、株式市場が唯一のゲームの場なんや。

 

 

二つ目やが、あなたは昨日のワシントンのニュースや映像を見て取り乱したかもしれんが、マシーンは取り乱さんのや。今日、株式市場の多くのお金はアルゴリズムで動いとる。マシーンはワシントンの騒乱を眉をひそめて見たりはせんのや。オートパイロットなんや。自動操縦なんや。自動的に状況に合わせて売買をするようになっとるんや。金利は低い。経済はこれから強くなるやろう。そうなったときにアルゴリズムが考えるのは、工業株を買おうとか、そういうことや。連邦議事堂に暴徒が侵入したから売ろうというアルゴリズムは無いんや。彼らにとってはそういうのはただのノイズなんや。心が無いんや。意識が無いんや。プログラミングで、CATとかNSCとかHONとか、そういうクラシックな工業株を買おうかとなるだけなんや。マシーンの買い手がマシーンの売り手より多かったということなんや。

 

 

三つ目やが、株式市場は別にアメリカの民主主義の中心でもなんでもないということや。株式の市場や。会社の状態を代表しとるんや。民主主義の状態は関係ないんや。多くの会社が自社株買いを実施しとる。毎日毎日自社株買いがおこっとって、市場で買える株が少なくなっていっとる。特に工業分野や。自社株買いに匹敵するような自動的に売るシステムは無いんや。テスラのように公募増資を頻発せんかぎりはな。そしてそのテスラは市場に今のところ愛されとるんや。

 

 

四つ目やが、テスラと言えば、このテスラ株のここまでのとんでもない上がりが、他の銘柄のアンブレラになっとるんや。テスラはSP500に採用されたから、多くのファンドがテスラを買わんとあかんことになっとって、ほら、買い手が売り手を上回るとはこういうことや。テスラ株が上に行くとファンドマネージャーはますます株を売ることができんくなる。この波に乗ろうってなるんや。ことここまで株価が上がってしもうとったら個人投資家としては欲張りになりすぎるのに注意せんとあかんと思うが、テスラに関してはここまでのところ、ゴードン・ゲッコーのような欲深さを持っとる方が儲かっとるんや。そして多くの人がネクスト・テスラを探して他の銘柄をどんどん買っとるんや。

 

 

五つ目やが、もしまだまだ大型の経済刺激策が政府からでてくるとしたら、そして人々が余分なお金を持てたら、どういうことになるのか考えんとあかんで。株式市場にも流れるやろうし、経済がまわるのに貢献するやろう。そういう状況で株を売る気になるか?買いやろ?民主党がジョージアでの上院選挙の際に何といったか覚えとるか?もし勝てたら$2000のチェックを送ると言ったんや。そして今ブルーウェーブでそれが現実味を帯びて来とるんや。やろうと思ったらもっと大型の景気刺激策をすぐやれるかもしれんのや。どう見ても株を買う理由やろ。売る理由やないやろ。

 

 

六つ目やが、ワシントンでの騒乱をわいらは目の当たりにしたわけやが、多くの人はここが分断の最高地点やと感じたはずや。選挙は決着がついた。結果は承認された。終わりがないかのような争いももう終わりや。これからは、アメリカで長年煽られてきた分断が融和へと向かうんやないか。そういう可能性を皆感じとるんや。トランプ大統領は、分断をあおるスタイルやった。彼が好きな人も嫌いな人も、そのことは認めんとあかんやろう。彼は自分でやり方を決めれたはずや。そして分断のやり方を彼自身が選んだんや。その彼の任期が終わる。

 

 

七つ目やが、アメリカの会社は政治的混乱にどのように立ち回ればええかというのには長けとるんや。多くのグローバル企業は多くの、より政治的に不安定な新興国でビジネスを展開しとる。多くのカオスな状態を乗り越えて商売をしとるんや。そういうことに比べたら昨日ワシントンでおこったようなことは、とるに足らないことなんや。勘違いせんでくれよ。わいはアメリカ人として、昨日ワシントンで起きたことに関しては信じられんぐらい心を乱されたで。ハートブレーキングな出来事やった。

 

 

八つ目やが、ブルーウェーブになって上院も民主党がコントロールできるようになったのは実際大きなことや。共和党に比べて民主党はインフラ支出が大好きや。やからURIとかVMCとかMLMが上がっとるんや。ブルーウェーブが確定しなくてもこれらの銘柄を持っとった人たちが今売るはずがないやろ?買い手が売り手を圧倒するに決まってるやろ?

 

 

九つ目やが、多くの新しく生まれた会社たちは政府からの補助金がいるんや。ほとんど全てのEV関連会社や燃料電池関連会社は、PLUGを含めてやが、政府からの援助がいるんや。かれらの製品を買う顧客にクレジットを与えてほしいんや。テスラの初期の成長の秘密もそこにあるんや。そしてそういう会社に好ましいブルーウェーブが誕生したのに、そういう会社の株を売る奴がいるか?買い手が売り手を圧倒するに決まってるやろ?

 

 

十個目やが、今週のはじめに、わいは下落したら拾える10個の軸となるテーマとその銘柄を言ったやろ?そしてそれらの株は水曜日下落したりもしたよな。eコマースも旅行関連もデジタル化関連もサイバーセキュリティーも5Gも、水曜日は軒並み下落したが、そこで拾っとったら良かったやろ?なぜなら今日はそういう株が見事に戻って上がったからや。

 

 

ということでわいがぺーぺーの時にゴールドマンサックスで学んだことは正しかったんや。株価が上がるのは買い手が売り手よりも多いからや。株式市場は国家の状態を表しとるんやない。どれだけ連邦議事堂が荒れようとも、買い手と売り手でマーケットの方向は決まるんや。買う理由の方が売る理由より多かった。今日はそういう日やったということや。

 

 

 

 

整理されるとわかりやすいですね。

 

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