こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/12のMad Moneyはどうだったでしょうか。
中国銘柄が派手に上がった時、皆二匹目のドジョウを中国株で見つけようとする。例えばNioや。株主に素晴らしい儲けを運んでおる。Nioの最近のセダンは素晴らしく見えるな。やけどだからと言って、中国発のIPO株の全部がええかというと、当然そういうわけやないで。むしろ中国発のIPOにはいつも気をつけんとあかんのや。わいは長年中国株には気をつけろと言うてきたが、なぜやと思う?なぜならパフォーマンスが悪いからや。そうや、時に素晴らしい勝者が出るんやが、それ以上に死屍累々なんや。
中国にはアメリカのようなregulationがしっかりしてないんや。わいらのスタンダードは彼らは持ってないんや。違うゲームを戦っとるようなもんや。去年のラッキンコーヒーを見たか?わいは昔からフェアやないと思っとるんや。ようやく政府が重い腰を上げて事態を是正しようとしとる。 Holding Foreign Companies Accountable Actや。わいはこれは重要やと思うで。
数字で見てみようやないか。2020年のIPOのうち、中国銘柄のゲインの中央値は、IPO価格から19%上や。それに比べて、中国銘柄以外のゲインの中央値は、IPO価格から52%も上や。えらい違いや。
2020年のIPOのうち、35%の中国銘柄が現在IPO価格を下回っとる。それに比べて、中国銘柄以外の会社は25%がIPO価格を下回っとる。この比較も中国銘柄のIPOの質の悪さを表しとるんや。
ざっくり言うと、中国銘柄のIPOでトップ銘柄は綺羅星のように輝いとるんやが、平均の中国IPO銘柄になると、それ以外のIPO銘柄と比べても質ががくんと落ちるんや。そしてパフォーマンスが悪い中国IPOは目も当てられんほど悪いんや。例えばDNKや。アパート版の中国のWeWorkみたいな会社なんやが、IPO後たった数か月で創業者でCEOの人が政府からの取り調べをうけてCEOをおりたんや。中国はアメリカと同じような会計スタンダードやないんや。わいらのスタンダードもベストやないが、少なくとも中国よりはずっとましや。
やから、Holding Foreign Companies Accountable Actや。外国企業説明責任法や。中国企業を含むすべての外国企業がこの法案の適用対象となるんやが、上場する外国企業に対して外国政府の支配下にないことを証明しなければあかんのや。更に外国企業は3年連続で、米国の公開企業会計監視委員会(PCAOB)の監査基準に満たなかった場合、または違反した場合、米国で上場廃止となるんや。
もしかしたら監査基準に満たない中国会社が出てくるかもしれん。そしたら時計がまわりはじめて、3年間の猶予ののち、改善がなかったら上場廃止になるんや。悠長なことやとみる向きもあるが、わいは政府がようやくこういう法律を制定してくれてうれしく思うで。そしてバイデンは米証券取引委員会(SEC)委員長にゲーリー・ゲンスラーを指名するとみられとるや。前に米商品先物取引委員会(CFTC)の委員長やった男や。わいは中国問題を真剣に取り組む人選やと思っとるで。
最近中国人民解放軍と関係の深い中国企業に対する証券投資禁止を命じた大統領令が発効したよな。特にトランプは残り少ない時期に何か爆弾を落とすかもしれんで。
2020年は中国銘柄のIPOにとってベストの時やった。活況を呈したんや。やけど中国銘柄はパフォーマンスが悪い。Nioのようないくつかの勝者がいる一方で、多くの敗者がおる。中国銘柄には十分気を付けるんやで。中国銘柄を買うのはリスクに見合わん場合があることをよくよく覚えとかんとあかんで。
データがあるとわかりやすいですね。
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