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【ジム・クレイマー】ヘルスケア株が息を吹き返した!?流れに乗るべき!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/15のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

経済の教科書なんか当てにならんのや。経済の論文なんか捨てるんや。債券の歴史とかイールドカーブとか、そんなのもはや関係ないんや。少なくとも今日はそんな動きやったんや。ダウは+0.90%、SP500は+1.11%、ナスダックは+1.31%やったんやが、今日、ダウは新高値にヒットして、同時に金利は落ちたからや。そんな風になるとは思われてなかったんや。ダウはシクリカル銘柄の代表や。それがブームするということは、経済がブームしとるということで、ということはインフレがおこっとるということで、金利は上がるはずやろ?ダウの上昇と金利の低下は同時におこるはずじゃないやろ?今日ここに至るまでは、わいはそんなことは起こらんと言っとったやろう。

 

わいはブーム・コミュニティーに属しとるんや。ブームを予想しとる人間や。わいは今朝、朝のSquawk on the StreetでDelta航空のCEOのEd Bastionにインタビューした時、彼はわいに賛成して、わいらはアメリカの歴史上最も素晴らしいブームの先端におると言うたんや。わいと違ってEdは馬鹿げた誇張を言う男ではないで。何がリアルで何がフェイクなんや?わいらは20世紀の上昇シナリオを迎えるんか?それとも水の中に沈んでしまうんか?工業株からもっとディフェンシブな銘柄、例えば今まで最も嫌われっとったセクターの、ヘルスケアのような株にローテーションすべき時やと債券は言うとるんか?それともこのインフレ懸念の中でグロース株に固執すべきなんか?両方とも正しいことはあり得るんか?

 

人によってはそんなこと気にしないという人もおるやろう。考えてなんになるんや、と。EV銘柄とか仮想通貨とかゲームストップ株がかなでるゴスペルに夢中な人は、みんながこんなにインフレのことを気にしとる中で利率が下がるということは、別に関係ないと思うやろう。そういう人は、Single-issue investorは、政治も気にせんし、自分の限られた資産のことと、WalStreetBetsとか仮想通貨とか、そういうもの以外には気にせんやろう。やけどプロの投資家は、巨額のお金を動かしている昔ながらの投資家は、この人たちが株価を実際に動かしとるわけやが、そういう人たちにとっては今日起こったことは起こるはずのないことや。銅が上がって、石油が上がって、ゴムが上がって、プラスチックが上がって、段ボールが上がって、ハウジングが好調で、やけど金利が下がっとるんや。

 

こういうことが起きる時に、今まで死んだと思われてたグループが蘇ってきたりするんや。わいが言っとるのはヘルスケア銘柄や。ヘルスケアセクターは今まで長い間、今のマーケットで置いてきぼりをくっとって、マーケット全体で最も安いセクターになっとるんや。歴史的にも今までなかったほど、信じられないぐらい安くなっとるんや。以前は最も高いセクターやったのに好かれなくなって、それがベストなバリューになっとって、上がるシグナルを待っとったんや。そして上がり始めたんや。そしてその動きを見るに、上昇はまだまだ終わってないんやないかと思うで。ダウは今日、ヘルスケア株が好調やったから新高値をとったんや。シクリカル銘柄やないで。

 

先に進む前に、背後関係を見とこうやないか。去年のほとんどは、いわゆるStay-at-Home株が上昇して、外出系の銘柄は溺れたんや。やけどワクチンが出来て以降、リオープニング銘柄が離陸してまだ振り返ってないんや、そのまま上がっとるわけや。投資系番組では皆、バリュー対グロースというタグ付けをするんやが、そしてリオープニングではバリューが買っとるというふうに言っとるんやが、わいはその枠組みは間違っとると思うんや。バリューもグロースも関係ないんや。そうやなくて、二種類のグロースがあるという話なんや。経済に関わらず、弱い経済状態でも良くやるであろうグロース銘柄と、経済の盛り上がりで恩恵を受けるシクリカルグロース銘柄や。高くなったらもはやバリュー株なんてものはないんや。バリュー株といわれとったものはもうかなり上がってしまってて、利益ベースじゃなくて売り上げベースで議論されるようなバカ高いテクノロジー株を除いては、最も高い銘柄群の一つになってしまっとるんや。

 

そしてその状況が今日終わったんや。今日、資金が、比較的安いテクノロジー株と、そしてヘルスケア株に戻ったんや。そうや、あの、今までみじめな動きをしてきたヘルスケア株や。バイザーやモデルナが素晴らしいワクチンを作ったのに何も反応せんかったヘルスケア株が、今日上がったんや。この動きはダウ銘柄でもあるUnited Health (UNH)の素晴らしい決算発表にも助けられたで。Elliott PartnersがばたばたしとるGlaxo Smith Kline (GSX)に巨額のポジションをとったことも驚きやった。Eli Lilly (LLY)は、わいのファンドもその株を持っとるんやが、アルツハイマー病の薬で叩かれて困っとったんやが、息を吹き返したかのようや。そしてRegeneron (REGN)の株も点火したんや。この会社のCOVIDに対するモノクロ抗体薬は、トランプ大統領を救った素晴らしい薬で、入院日数を劇的に短縮させる薬であるにもかかわらず、あんまり焦点があたってなかったんや。CDCもNIHもどうしてか、この薬に積極的ではない気がするんやが、昨日、COVIDに苦しんどるミシガン州の知事のGretchen WhitmerはRegeneronの薬をほめたたえて、今日は株価も上がったで。病院銘柄、マネージドケア銘柄、医療機器銘柄、製薬銘柄、どれも上がったで。ハードに上がったで。叩かれとるJohnson & Johnson (JNJ)ですら上がったんや。

 

リテールのセールの数字が良かったから、それもマーケットは見逃さんで。リテールも上がったし、後はグロースのテクノロジー株や。金利が下がることで上がるはずの、Twilios (TWLO)とかOktas (OKTA)とかRing Centrals (RING)とかも上がったんや。やけど銀行は生気を失ってしもうた。決算の数字が悪いからでは決してなく、スマート・マネーが、Fedのパウエル議長が、インフレ懸念の高まりで短期金利を上げざるを得なくなる方に賭けとるからや。わいはパウエル議長が、インフレは一時的やと言うたことに未だに賛成やで。金利はまだ落ちるかもしれんと思っとる。皆が一様に金利が上やと思っとるときにマーケットが今日のような動きをすると、皆まぬけに見えるよな。今日はそんなまぬけな日やったんや。

 

他の言い方としては、かつて素晴らしかったヘルスケア株は株式市場で最も大きなグループを作っとったわけやが、今はそんな立場でもないところに、シクリカルなグロース銘柄が犠牲になることで、また息を吹き返そうとしとるんや。ヘルスケア株が一斉に離陸する前に、買った方がええと思うで。ヘルスケア株は長い間砂漠をさまよっとったんや。そして今ダウ・ジョーンズの川でサーフィンをしようとしとる。今までこれらの株は溺れると思われとったのがもう二度と見れんかのように、新高値までいくかもしれんのやで。

 

 

今フルインベストメントです。。

 

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