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【ジム・クレイマー】この怒涛の決算発表期間をプレイするための7つのルール!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの4/27のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

さあ、ここから72時間、怒涛の決算発表の始まりや。至る所で爆上げする銘柄が出てきて、それに乗ろうとする人たちはもはや投資しとるんやないで。トレードさえもしてないんや。ただ賭けをしとるんや。ただ闇雲に賭けをしとる人のなんと多いことか。この怒涛の決算期間をプレーする中で大事なガイダンスを7個言っていきたいと思うで。

 

まず一つ目は、このゲームは思ったより難しいということを認識せんとあかんということや。会社は競馬の馬やないで。決算シーズンには多くの勝者が出るんやが、そして決算の内容的には、勝者の方が敗者より多いんやが、そしたらもしかしたら、あなたの勝率も半分より上になるやろうと安易に考えるかもしれん。やけどそれは違うんや。なぜなら、決算期間に勝者になるには、普通に数字をビートしただけだと不十分な場合があるんや。サプライズが必要なんや。普通の決算では敗者になることもあるんやで。マイクロソフトは決算が下がっとる。グーグルは決算後上がっとる。グーグルの数字は本当にサプライズやったんや。

 

二つ目やが、勝者はどうやって規定されるのかということなんやが、United Parcel (UPS)の例を考えてみようやないか。素晴らしい決算の後に今日10%以上も株価が上がったんやが、決算の数字が株価を押し上げたんやないんや。確かにグロスマージンとかもろもろ素晴らしかったし、パッケージ当たりの値段も素晴らしかった。やけど肝心なのはCEOのCarol Tomeが、今まで理解されてなかったのが、いかに彼女が結果を出せるCEOかということがつまびらかになったということなんや。CarolはHome DepotのCFOやったし2003年からUPSの経営陣にも加わっとったんやが、その凄さがようやく理解されたんや。ひとつ前の決算発表の後、彼女はMad Moneyに来ていろいろな目標を言ったが、今回全てのターゲットをビートしとるんや。彼女がすごいんや。ということはこれからもこの会社はすごいやろうということや。ただ決算の数字をクリアしただけで株価がそんなに上がらないのは、Procter & Gamble (PG)とかCoca Cola (KO)の決算を見たらわかるやろ?やから決算と同時に、会社そのものとCEOを見ないと勝者というのはわからんのや。だから二つ目のルールとしては、他の人がまだ信頼していないけど自分は信頼しているCEOが経営する会社を注視するということや。ところでそういう会社の一つとして、Apple (AAPL)を上げさせてもらうで。もうすぐ決算発表があるが、Tim Cookも低く見られとるCEOの一人や。やけど今はAppleにとって素晴らしい状況や。iPhone、サービス収入、ウェアラブル、iMacとMacBook、このwork from homeの時代にエンタープライズ分野まで攻めようとしとる。

 

三つ目やが、その会社の株が、その業界全体と比べてどうかというのが大事ということや。例えばWells Fargo (WFC)とかGoldman Sachs (GS)や。双方ともええ決算やったんやが、そもそも低く見積もられとったんや。決算後株価は爆上がりしたが、わいはこのレベルでも例えばWFCはめちゃめちゃ安いと思うで。今まで行けてなかった分、その業界でまだまだ安いという立ち位置におるんや。低く見積もられとる株として、更にFord (F)をあげときたいで。明日の引け後に決算発表あるんや。半導体不足があるのは知っとる。やけどわいが思う重要な点は、利益が出ていない海外の拠点を閉めたということや。今まで世界中に車を売ることを社是としていたのを、完全に方向転換したんや。今利益の10倍で取引されとって、同様に低く見積もられとるGSよりはちょっとだけ高いんやが、新車やトラックの売れ行きが好調な世界では、まだ株価はリーズナブルやで。

 

四つ目やが、ラリーしそこなった株を探すということや。Tesla (TSLA)とかNetflix (NFLX)に関してはそういう株の候補になり得るんや。Teslaの売り上げはちょっと半導体不足の影響で圧迫されたということはあったかもしれんが、素晴らしいものやった。やけどビットコインの売り上げの$100 millionを差し引いて考えると、結果は人々が欲しかったものやなかったんや。利益は素晴らしかった。ということで五つ目ルールやが、売り上げと利益、どちらか一方だけがサプライズでもあかんということや。

 

Netflix (NFLX)に関しては、パンデミック時の期待が高すぎて、相対的に今回の新規加入者数の数字が悪くなってしもうた。売り上げもEPSも数字自体は素晴らしかったんや。ということで六つ目のルールとしては、パンデミック時に絶好調やった会社やった会社はそこからの比較でも大丈夫な業績を出せる会社かどうか、気を付けなあかんということや。わいのファンドはAmazon (AMZN)を持っとるがどうなるやろうか。

 

さて、こういうこまごまとしたゲームをあなたはプレーしたくないかもしれん。投機やなくて投資をしたいと思っとるかもしれん。そういう人のために七個目のルール、決算が素晴らしくて株価が上がるはずなのに上がらなかった株を探そうということや。以前にも言うたが、Honeywell (HON)とかUnion Pacific (UNP)や。HONはまだ沈んどるがUNPはカムバックしてきとる。もしくはマーケットがこの会社はあかんと決めてかかっとった、そういう会社の株が状況なり業績なりが良くなったところを狙うんや。例えばRaytheon (RTX)や。中国との緊張関係もあってディフェンスセクターは息を吹き返しとる。あとはAT&T (T)や。悪いと思われとったのが、素晴らしい決算で配当が絶対大丈夫なようになっとる。配当が欲しかったら今Tはええで。

 

これら7個のルールを覚えとくんや。決算前後で一時的に株をプレイするのもええが、決算後にこれやと思う株を買う方がずっと簡単でずっと安全なゲームなんやで。

 

 

決算が続々ですね。

 

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