こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの5/27のMad Moneyはどうだったでしょうか。
一見して動いてしまうこと、これが今のマーケットを定義する常套句になっとる。やけど決算後の皆の株価の動きっていうのは間違っとることも多いんや。なんでやと思う?なんで決算の数字の価値をきちんととらえて、ええ決算か悪い決算かでクリアにならんのや?確かにいろんな状況はあるやろう。インフラ法案は通りそうなのか、Fedは規律を守り続けるのか、金利を低く保ち続けるのか、それとも思ったより早く金利を上げだすのか。
いろんな状況があるのは当然として、わいが注目するのは決算の数字の背後にあるストーリーや。わいは決算の数字を聞いてその上っ面だけで株価が上下するのにあきあきしとるんや。例えばSnowflake (SNOW)の例を見てみようやないか。決算後株価は失望の数字とされて売られたわけやが、もしあなたが昨夜のMad MoneyでFrank Slootmanが言ってたことを聞いてたら、株を売ろうと思わんかったはずやで。実際には素晴らしい決算やったんや。Frankは、自分たちは5-10年単位での物事を見ながらビジネスをしとると言うとったやろ。Snowfrakeのソフトウェアは、エンタープライズビジネスがハードウェアに紐づいたデータベースからますます遠ざかっている現状で、もっともっと重要性を増しとると言うとったやろ。SNOWの株価は今日は-4%で開いたのに、結局+4%のところまでいったやろ。情報は精査するのに時間がかかるんや。時間がたてばたつほどきちんと情報が織り込まれるんや。他の多くのことと同じように、吟味なしに早計に動くと失敗するんや。ということで早計に決算を勘違いせんようにせんとあかんわけやが、そのために今回のMad Moneyはなんと5人もの素晴らしいCEOに来てもらって話を聞くで。
まずはSalesforce (CRM)のMark Benioffや。たった今素晴らしい決算を発表したばかりや。株価は大きく上がっておるで。
今回の決算はベストは1Qの決算でした。私たちの歴史上、最も良かった決算かもしれません。売り上げもマージンもキャッシュフローも、全て自分たちの予想より上回りました。私たちはDreamforceという年会をやっているのですが、去年はパンデミックのために全てデジタルでの発表でした。今年は人があつまってやろうと思っています。パンデミックからアメリカ社会が回復した象徴のような会にしたいと思っています。年会に参加する人はワクチンを打っていないといけません。Dreamforceはサンフランシスコでもニューヨークでもパリでもロンドンでもやります。今までで初めてのグローバルなDreamforceです。17万人以上の人が既に参加登録をしています。
次はThe Gap (GPS)のSonia Syngalや。たった今素晴らしい決算を発表したばかりや。株価は一回スパイクしたが元に戻っとる。
私たちはウォルマートとくんで、Gap Homeという、ベッドやバスや室内装飾のブランドを立ち上げます。6/24にウォルマートのウェブサイトで製品がデビューします。ウォルマートはよりオンラインの売り上げを強化出来て、私たちはより自分たちのブランドの認知力を高めることができると思います。これは私たちにとって新しいストーリーのはじまりで、ウォルマートのスケールにエキサイトしています。私たちにとっては初めてアパレルの外に出て勝負をすることになるのです。世界的に認知されるブランドになるきっかけなのです。Gapは既に世界でアイコン的なブランドですが、自分たちのビジネスモデルをつくりなおしてマネタイズ方法を作り直しているのです。そしてアパレルビジネスも、今回の決算はとても強くて通年の見通しを引き上げました。人々はこれからますますドレスアップして交流をしたいのですが、同時に家で楽な格好もしたいのです。私たちの傘下には幅広いブランドがありますから、消費者の広いニーズに対応できるのです。
次はWilliams-Sonoma (WSM)のLaura Alberや。5/26に素晴らしい決算を発表したばかりや。ここ半年で株価は55%も上がっとるんや。一年で133%も上がっとるんや。
リテールのセールスはカムバックしていますが、そのトラフィックはまだまだ2019年のレベルには達していません。家具が我々の成長のキードライバーで、強いハウジングマーケットを背景にまだまだいきますよ。これから休日のシーズンに入りますし、ギフトを贈りあいするシーズンは我々にとってチャンスなんです。
次はHP (HPQ)のEnrique Loresや。たったさっき、決算を発表したばかりや。売り上げもEPSもビートしたんやが株価は下がっとる。
私たちはハイブリッドワークという働き方は続くとみています。それはわれわれのビジネスにとって、需要の更なる増加を意味すると思います。1Qの個人向けの売り上げはYoYで27%も伸びました。PCへの需要は強いです。13億ドルのキャッシュフローを1Qでは生み出しました。キャッシュフローについては何の心配もありません。多くの自社株買いも行いました。プラス、配当金も株主に還元しています。年末までのパフォーマンスも楽観的に見ています。今の株価もまだアンダーバリューされてると思います。3Dプリンティングの分野も拡張していきます。
最後にMondelez (MDLZ)のDirk Van De Putや。決算を発表したばかりで売り上げもEPSもビートしたんや。
私たちはESGをプッシュしていきます。2025年までのロードマップがあります。それが株主のためになると信じています。原料もsustainabilityを意識したものしか使っていません。私たちは正直であろうとしていますし、正しいことをしようとしています。ただ経済的な結果だけを求めてはいけません。もっと大きな世界への貢献をしなければいけないんです。高い成長率を誇るヨーロッパのスナック会社、Chipitiaを20億ドルで買収することを発表しました。Chipitiaはギリシャの会社で、クロワッサンとかスナックを売っているのですが、去年は5.8億ドルを売り上げています。これで、ビスケットやチョコレートの会社だったのですが、650億ドルのケーキ等のカテゴリーに手を伸ばすことができます。Chipitiaの製品は50か国以上に、20億人以上に買われています。彼らの製品が我々の販売網に乗ることになり、逆もしかりで、Win-Winの状況なんです。彼らのクロワッサンに私たちのチョコレートが乗るのです。
実際にCEOが話しているといいですね、ブラフもあるかもしれませんが。
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