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【ジム・クレイマー】株式のマーケットで活況を呈している通路と水浸しの通路!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの6/14のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

スーパーマーケットで買い物をしてるとしよう。7番通路を掃除してください、という業務アナウンスが聞こえたら、もしあなたがその7番通路に買い物をしたいものがあれば、何か7番通路がごちゃごちゃになってるのかなと身構えるやろう。もしくはその通路に何も目当てのものがなければ、そのアナウンスはあなたにとって何の意味も持たんやろう。株式市場も同じようなもんや。このマーケットにもいくつもの通路があるんや。いくつかの通路はきれいに掃除されんとあかんのや。今の場合は工業株とか金融株や。一方いくつかの通路には需要の高い株が並んどって、品ぞろえをキープするのが大変なほどなんや。今日はダウは-0.25%、SP500は+0.18%、そしてナスダックは+0.74%やったで。SP500とナスダックは新高値や。

 

問題は、多くの人が、株式市場を、「株式のマーケット」だと認識してないことや。多くの人はインデックスファンドにお金をいれるべきやと洗脳されとって、自分はそういう人を責めるつもりは無いで。めちゃめちゃ大金を動かしているマネーマネジャーは、その多額さゆえにマーケット全体を取引せざるを得んかったりする。もし個別株を買ったらその株を圧倒してしまって、影響が大きすぎたりしてしまうからや。そういう場合はSP500をトレードしとる方が簡単で、もちろんSP500の銘柄はいろいろな通路に並んどるんや。やけどあなたはそういうことをする必要がないんや。トラブルがある通路にわざわざ行く必要は無いんや。今人気があって、しかもその人気が続くやろう通路にいって、選り好みすればええんや。もちろんクリーン・アップが必要な7番通路でごちゃごちゃトレードしてもええんやが、やけどより簡単に、より安全に、より成長が早い通路におるほうがええんや。そしてインデックスファンドからのプレッシャーとかでその通路の株が下がってディスカウントになったところを狙えばええんや。

 

ということでまず、どの通路がホットなのかを言うと、まずはグロース株がならんどる通路がええんや。若い株でも古い株でもグロースがええんや。そして、その隣の、エコノミーがクールダウンした時に大丈夫な通路がええんや。例えばFedが金融引き締めを始めたら良くなるような通路や。もしFedが金融引き締めをしてインフレが制御出来たら、マネーマネジャーはシクリカル銘柄からお金をぬいて、グロース銘柄に移すんや。その時にはグロース株を買うのがええんや。これはもう一続きのプレーブックで、グロース株の通路がええんや。そういう思考がこのところのナスダックの好調さを演出しとるんや。

 

かたや、床が水浸しになっとるような通路があるんや。それが工業株がならんどる通路や。ビンが割れたまま散らばっとるような通路になっとるんや。そしてそれをまだモップできれいに掃除できてないんや。最近は銀行の通路も荒れて来とるで。皆水浸しの通路で滑って転んどる。JP Morgan's (JPM)のCEOのJamie Dimonがトレーディング収入が38%落ちるということを言ったりしとるからな。これは痛いで。予想されたよりもずっと下の数字や。もちろん水浸しがその通路全体に及ぶことはさけれんくて、だからGoldman Sachs (GS)とかBank of America (BAC)も株価に打撃をうけたんや。BACは朝のSquawk Boxという番組でめちゃポジティブなことを語っとったにもかかわらず、や。明日は銀行株の目標株価をアナリストがカットするという発表があるかもしれんで。ダウングレードもあるかもしれんで。

 

さて、株式のスーパーマーケットの他の通路もちょっと見とこうやないか。別になにか数字のカットやダウングレードがあったわけやないのに下がっとる株もあるんや。例えばCaterpillar (CAT)や。誰もこの株を悪いというてないのに、4日連続も株価が下がって皆困惑しとるんや。インフラ法案が怪しくなったからということを言う人もおるけどな。わいはもしかしたら、Fedがこれまでの姿勢を少し変化させて、Fed議長のパウエルが水曜日にしゃべる時にそれが明らかになると思っとる人が多いからやないかと思うで。インフレが加速しとるからな。パウエルには選択肢がないんや。だから今日、ダウは下がったんや。テーパリングでめちゃ打撃をうける企業がダウ銘柄には揃っとるんや。人々の中にはFedが慈悲深すぎるんやないかと心配しとる人もおるんや。もしパウエルが何もせんかったらハイパーインフレになるんやないかと思う人もおるんや。

 

わいはその見方は間違っとると思うで。実際パウエルは人道主義やけどな。やけどパウエルが重視しとるのは、労働者がよりいい状態になって、失業率が下がることなんや。もしそのための犠牲としてちょっとインフレがあるんやったら、それはかまわんやないかというわけや。というわけでわいは、水浸しの通路に入っていって火曜日はバーゲン株を拾ってもええかなと思っとるんや。

 

やけど一方の、火を噴いとる好調な通路はどうや?今この投資界隈で最も重要な2つのテーマを言おうやないか。それはシニアのグロース株と、ジュニアのグロース株や。シニアのグロース株に関しては、わいがつくったFAANGは今でももちろん好きや。Facebook (FB)、Amazon (AMZN)、Apple (AAPL)、Netflix (NFLX)、そしてAlphabetのGoogle (GOOGL)や。やけどこの他にも多くのグロース株がシニアになってきて通路にならんどるから、わいらはシニアグロース株の視点を拡大せんとあかんのや。例えば6/17の決算前に既に大きな動きがあったAdobe (ADBE)や。ちょっと前に勢いを失なっとったんやが、今日新高値を記録したで。いつも通りMicrosoft (MSFT)は好調やし、Nvdia (NVDA)はただただええし、長い休眠状態のあと目覚めたSalesforce.com (CRM)も上がりだしたで。そして銀行株が落ちたらそのお金はフィンテック株にいくんや。ということで、PayPal (PYPL)やSquare (SQ)にはパニック買いが入ったで。まあこれらはシニアグロース株の通路におるというよりは、独立したフィンテックの通路におるかもしれんけどな。

 

そしてあとはジュニア・グロース株の通路があるんや。ついにこの通路が活気を取り戻しとるんや。Twilio (TWLO)とかRoku (ROKU)とかCrowdstrike (CRWD)とかEtsy (ETSY)とかDocuSign (DOCU)や。この通路はCathie Woodが良く通るんや。彼女のお気に入りが多くならんどって、時には彼女が通るだけで活況を呈したりするんや。今一度いうけど、わいはFAANGも好きやで。特にAmazonや。先週のラリーウィリアムズのAMZNの素晴らしい解析があったやろ。FAANGは持つべき株や。

 

そしてそろそろ、皆に見放されとる通路にどの銘柄があるのか見る時期やと思っとるで。その通路には銅や木材や鉄が散らばっとるんや。もしわいが考えとるのと同じようにあなたもFedの火力が弱まらんと考えとるんやったら、スティール株とかええかもしれんで。重機の株のええし、化学会社の株もええかもしれん。Cleveland-Cliffs (CLF)とかCaterpillar (CAT)とかDow Chemical (DOW)や。エネルギー株すらもええかもしれんで。ChevronとかPioneerや。Exson Mobileですらええかもしれん。実際にわいのファンドは火曜日にこれらをつまむかもしれん。そこにはシンプルな一つの理由があって、なぜならば、世界経済が上がっていけばこれらの会社の株も上がるからで、わいは世界経済は好調に上がっていくと考えとるからや。まあでも水曜日のFedのミーティングまでは同じような流れの株式市場かもしれんけどな。すなわにグロース株にお金が流れ込んで、買い物客は工業株とか銀行株から逃げ出すのが続くかもしれんけどな。

 

 

グロース株がどんどん伸びてほしいです。

 

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