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【ジム・クレイマー】今の株式市場を一言で表すと、「脱獄」や!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの6/24のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日の株価の動きを一つの単語でまとめようとするならば、それは「脱獄」や。めちゃめちゃ多くのエリアで多くの株が勢いよく上がったんや。本当に驚くべきことなんや。ダウは+0.95%、SP500は+0.58%、ナスダックは+0.69%や。SP500もナスダックも新高値更新や。例えば本やったら、表紙だけ見て中身がええかどうかはわからん。やけど今日のようなマーケットは、どの銘柄が一番上がったかを見れば、マーケットがいかに騒いでおるか、いや、叫んでおるかがわかるんや。全部がワークしとる状況なんや。わいはあなたの時間を無駄にしたくないから、今日上がったトップ10銘柄をいいたいと思うで。そしたらどれほど多くのセクターが解き放たれてどれほどこの日のラリーが素晴らしかったかわかるやろう。最も上がった銘柄ということやが、いつの時点でというと、便宜上、バイデン大統領が驚くべきインフラ法案のことを語っとる時点でということにするで。

 

上がった銘柄No.1はEli Lilly (LLY)や。これはめちゃめちゃ重要やで。FDAがEli Lillyのアルツハイマー治療薬にfast track designationを与えたんや。これは驚くべきことや。大きい出来事や。なぜなら最近のBiogen (BIIB)のアルツハイマー薬の迅速承認において、医療業界はいろいろ不平不満が出とったからや。効果は大丈夫なのか、拙速にすぎるんやないか、とな。Eli LillyのCEOのDave Ricksは、以前Mad Moneyに来てFDAからの承認を予測しとったんや。やけどアルツハイマー薬の効果が今一なんじゃないかというニュースが出て株価が大きく下落したんや。やけど今日、FDAからの承認を受けて株価は大きく上昇したで。そしてこの事実は重要なんや。なぜならFDAは新しくなったんやないかということなんや。これから多くの薬を迅速承認するかもしれん。基準が緩くなったかもしれん。ということは、製薬会社の株によりお金を入れるべきということや。FDAが与しやすくなったかもしれんということは素晴らしいニュースなんや。

 

No.2はTesla (TSLA)や。Teslaが率いる株式市場は、大きなテクノロジー会社が帰ってきた市場ということや。TeslaはSP500銘柄入りして株価が上昇して以来冴えない動きが続いとったんやが、今帰ってきたんや。わいはここから長く上昇が続くと思うで。Teslaの競争相手はまだまだTeslaに張り合うところまでいけてないんや。

 

No.3とN.4はUnited Rentals (URI)とCaterpillar (CAT)や。これらの株は最近下落基調やった。なぜなら皆インフラ法案のことをあきらめ半分やったし、将来的な経済の弱さに目がいくようになってたからや。やけど今日バイデン大統領がホワイトハウスで記者団に対して、8年間で1兆2000億ドル規模のインフラ投資計画で、超党派の上院議員らの合意したというニュースがあって、これはかなり驚くべきことや。共和党と民主党が歩み寄る方法があったということなんや。いつもいがみあって株価を落としてきたのに。もうそうじゃなくなったんや。United Rentalsは素晴らしいビジネスをしとるんや。ディーラーが素晴らしいネットワークをつくっとるんや。Caterpillarはどうやって?賞賛すべきCEOは誰かという質問を人々にすると、誰よりもJim Umplebyの名前を聞くで。彼は妥協なき規律をもって会社を経営しとるんや。わいが覚えとる限りで、ディーラーや顧客だけじゃなくて株主にも称賛されとる初めてのCatapillarのCEOやで。スティールの値段が上がっとるけど影響をうけるかやって?彼らの製品はめちゃめちゃええからそのコスト増はのみこめるんや。

 

No.5は馬鹿げとるやつや。なんとDarden (DRI)や。オリーブガーデンの親会社や。わいはレストランはインフレで影響を受けると思っとったんやが、そして労働力不足の影響を受けるとお持っとったんやが、彼らはよく対処できたんや。他の店が苦労してもこの会社は大丈夫なんや。多くのレストランが苦しむ中、Dardenの傘下のレストランが勝者に躍り出とるんや。Olive Gardenもええし、わいはLong Horn Steakhouseが出しとる数字が好きやで。Olive Gardenはもやは2019年と同じ数字を出しとって、Long Hornはなんと2019年よりも13%もええ数字を出しとるんや。批評眼の高いわいのワイフもLongHornは好きなんや。素晴らしいサービスとおいしいステーキが売りなんや。

 

さて、インフラ法案のニュースがあったが、道路を作るときにいろんなものがいるやろう。No.6はVulcan Materials (VMC)や。今日の上昇具合は強かったで。ここまでシクリカル銘柄は弱かったんや。だれもこのインフラ法案を予測してなかったからな。だからこそショックだったんや。

 

No.7はAlign Technologies (ALGN)や。歯科矯正ビジネスのこの会社は、かつては十代の若者向けだったのが、今はベビーブーマーも歯をまっすぐにしたいんや。わいらは長年この会社がチャレンジにさらされとることを聞いてきたやろ。競争相手もいっぱいでてきて競争の激化も言われとったやろ。やけどその競争相手達、今どこにおる?見えるか?ちなみにマスクを外す時が来とるやろ。皆再度口元を気にする時がきたんや。そういう意味でもこの会社に勢いはあるんや。

 

No.8はWells Fargo (WFC)や。この日のストレステストの結果を聞いたか?FRBが大手銀行に対してやったストレステスト、健全性審査やが、余裕のパスやったんや。やからFRBはパンデミックの初期に導入した自社株買いと配当金支払いの制限を解除するんや。これを受けて時間外でも株が上がっとるんやが、それにしてもWFCがTop10に入るのはわいはうれしいで。大手銀行の中で上がり率が最も大きいのがWFCやと思うで。だからTop 10に入るのに値するで。大きな自社株買いをやるやろう。わいのファンドも大きなポジションをもっとるで。

 

Top 10のうち残りの二つは、半導体セクターからや。Qorvo (QRVO)とSkyworks (SWKS)や。ここのところずっと、Nvidia以外は半導体株は冴えんかったんや。やけど携帯電話用の半導体需要は火を噴いとるで。これらの半導体なしにはFAANGを越えるテクノロジー会社は出てこんのや。そしてQorvoが上がるということは、Appleも上がるということや。QorvoはAppleのサプライヤーやからな。Qorvoの上昇は、Appleを買えというシグナルを出しとるんや。

 

ということでTop 10を見てきたわけやが、何があった?製薬会社、ハイグロース・テック、インフラ銘柄、レストラン銘柄、銀行株、半導体株。まあすごい!Oh la la!なんでこのTop10リストが重要かというと、これらは今までの株式市場が示しとったローテーションの側面が無いということを示しとるんや。たった今この時までは、ゼロサムゲームみたいやったんや。グロースvsバリューとかな。もしくは石油の上場に率いられたインフレ銘柄とかな。一方が上がれば他方が下がるという状況はいわゆる「脱獄」やないで。わいらは政府がもう何もできんのじゃないかと思っとったんや。COVIDでの経済支援策以外には、手は出し尽くしたんやないかと思っとったんや。やけどこれからチャイルド・クレジットも出て、これはTarget (TGT)とかWalmart (WMT)とかAmerican Eagle Outfitters (AEO)とかCostco (COST)とかのリテールにはプラスやで。皆お金に余裕が出て買い物するやろうからな。こういうことも、政府はまだまだ我々のためにやってくれるという楽観につながっとるんや。これ自体だけでもPER拡大の効果があるんや。政府はメガテックを攻撃するだけの存在やないんや。そしてインフラ法案のニュースが出たやろ。わいは政府はいいニュースソースにもうならんのかなと思っとったんやが、違ったようや。ここのところのニュースは素晴らしいんや。最近わいらはFedにばかり反応しとった。先週のFOMCであったり、先週末のブラード総裁発言であったりな。やけどサプライズのFed以外のええニュースや。

 

さて、前にも言うた通り、金曜日はラッセルの銘柄入れ替えや。何がおこるかわからん。もしかしたら株価は下がるかもしれん。ミーム株が上がったりしたらそれを買いたいがために他の株が売られるなんてことがあるかもしれん。やけど、わいは今のこのポジティブな状況での株価の下落は買いやと思うで。人々は自分のお金を株式市場におきたがっとる。脱獄は要は凄まじい買いのパワーを表しとるんや。だからもし株価が下がるようなことがあれば、それが製薬会社やろうがレストランやろうが半導体株やろうが歯科矯正会社やろうが銀行やろうが、わいは買うで。

 

 

今日は素晴らしく上がった日になりましたね。

 

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