こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの6/30のMad Moneyはどうだったでしょうか。
いつも皆が言っとることやが、この国の成長の背骨はスモールビジネスにあるんや。わいの番組はよく大会社の株たちをカバーしとるわけやが、やけどやっぱり今、この新しい経済のリーダーシップが生まれとる時代、改めてスモールビジネスを取り上げんとあかんと思うで。全てのビッグビジネスはビッグビジネスから始まったわけやないで。どれだけ多くの、今は大きくなっとる会社が、借りてきたガレージや納屋とかから始まったことか。わいは別に一つ一つのサクセスストーリーを取り上げようと思っとるわけやないで。それは遠すぎるんや。そうじゃなくて、実際に人々の食卓に食べ物を置くのを可能にしとるのは、それを支えとるのはスモールビジネスやということを言いたいんや。
誰が一番スモールビジネスを助けとるのか。その議論は簡単やないで。多くの会社にとってはビッグビジネスがトップのプライオリティーやからな。例えば銀行とかにとっては、大口が大事や。だからウォール街のアナリストを見てみ?ビッグビジネスを分析するアナリストはいっぱいおるが、スモールビジネスのアナリストなんかおらんのや。スモールビジネスは大したディールもないからな。スモールビジネスは不安定でその全貌は不透明や。なりあがってSP500とかNasdaq100に入れるぐらい大きくなるレアなケースを除いては難しいんや。
やけどスモールビジネスは信じられんぐらいこの国にとって重要や。スモールビジネスが人を雇用しとるんや。ほとんどの大きな会社は効率化を図って、より多くのことをより少ない従業員であろうとしとる。例えばわいは鉄道会社が好きやが、鉄道会社にしてもより少ない人員でベターなサービスをやるようになってきとるんや。わいはWells Fargo (WFC)のような会社が好きやが、それはスリムダウンしとるからや。すなわち人を解雇しとるんや。多くの会社が高給の人間を安い機械に置き換えてどんどん効率化を図ろうとしとる。一方スモールビジネスの成長は人を雇用するんや。スモールビジネスが物をよりいっぱいつくっていっぱい売るには、より多くの人が必要なんや。だからスモールビジネスこそが、この国の経済がハードに回復して来とる根幹なんや。昨日のMad MoneyでShopifyのPresidentのHarley Finkelsteinが、言うとったやろ。「スモールビジネスは、そして起業家精神は、グローバルな経済リカバリーの要です。スモールビジネスこそが、世界をパンデミック前のように戻し、さらに成長するという動きを牽引しているのです。」
誰がスモールビジネスを助けとるのか、実際Shopifyという会社は取り上げるのにええスタートや。Shopifyは素晴らしいアイディアを持っとるスモールビジネスに投資をしたりローンをしたりして助けとるんや。Harleyは、Shopifyのそういうキャピタルは累計20億ドルを超えとって、スモールビジネスはそういうお金を普通だったら手に入れられんのや。Harleyは、「自分たちは機会の民主化をしたいのです」と言うとる。お金が無いがために立ち上げられんスモールビジネスを助けたいんや。そしてシステムがないために立ち上げられんスモールビジネスを助けたいんや。
実際Shopifyの助けを借りてスモールビジネスからビッグビジネスになっとる会社も多くあるで。Shopifyのシステム自体が大きな民主化装置なんや。Shopifyのおかげで、スモールビジネスはビッグビジネスと同じようなウェブサイトや顧客満足度をキープすることができるんや。2020年だけで4億5000万人の人がShopifyでチェックアウトしとる。グローバルエコノミーの8%にものぼるんや。全てのeコマースの90%はShopifyを通っとるんや。スモールビジネスが成功するのに欠かせないシステムになっとるんや。もしあなたがShopifyの株を5年前に買うとったら、今は4697%も上がっとるんやで。スモールビジネスを助けることは素晴らしいビジネスなんや。
他にどのような会社が助けとる?例えばEtsy (ETSY)や。ニューヨークのブルックリンにベースがある、かつては小さかったが今は大きな会社や。わいは以前、Etsyの前のCEOとしゃべったことがあるが、彼はスモールビジネスを助けることを決めとったんや。そして今の素晴らしいCEO、Josh Silvermanの手腕もあって、多くのスモールビジネスを今助けとるんや。多くの会社にとって、Etsy無しでは可能ではなかったスケールアップが、Etsyを通して実現することができるんや。470万の売り手を多くのアクティブユーザーが訪れるんや。売り手とは誰や?多くの売り手はどうにかしていつか自分のビジネスを持ちたいなあと思いながら、やけど顧客とつながる方法も無いしなあと逡巡しとった人たちや。Etsyのシステムはそういう売り手に顧客とつながる方法を与えたんや。Etsyの素晴らしさの一つに、売り手の大部分は女性であるということがあるで。
わいのワイフのLisaが彼女の友達のMichelleと一緒にイタリアンレストランを開いた時、Longshoremanというんやが、彼女はハンドメイドのエプロンが欲しかったんや。かわいいやつや。従業員でお揃いにするんや。やけどどうやってそれを見つければええ?もしイギリスにおる人が素晴らしいレストラン用のエプロンを作っとっても、今まではそれが選択肢に入ることすらなかったわけや。やけどEtsyが両者をつなげることができるんや。そして物を買うというのはしばしばEtsyにおいては、関係の始まりなんや。Lisaは実際定期的にイギリスの特定の人からエプロンを買っとるんや。Etsyはこの5年間で株価が2000%も上がったんや。Josh Silvermanよ、素晴らしいリーダーシップをありがとう。
長い間スモールビジネスはキャッシュビジネスを強いられとったんやが、Square (SQ)の登場で事態は一変したんや。Jack Dorseyはスモールビジネスが借金をできるようにしたんや。まだSarah FriarがCFOとして会社にいた時、わいは彼女にスモールビジネスに出資するなんて大丈夫かと聞いたんや。ビジネスとして筋が悪いんやないかと。やけど彼女は、伝統的な銀行よりも悪いローンを抱える率が少ないと言うとったんや。なぜそんなことが可能かというと、Squareはそのスモールビジネスの資金のやり繰りの詳細を見ることができるからや。スモールビジネスの資金繰りも立派なビジネスになることをSquareは示したんや。この5年間でSQの株は2500%も上がったんやで。
かつてスモールビジネスは実店舗を持たんとあかんかったんやが、今は事態が180度変わって、皆高い家賃を払ってスペースを確保せんでもよくなったんや。そしてバーチャルの店舗をオンラインで開く際には、Adobe (ADBE)とかWix (WIX)の助けを借りて、資金力の高いビッグビジネスの会社と同じようなウェブサイトを皆が作れるようになったんや。わいはわいのレストランのウェブサイトにWixを使っとるが、たった一か月に$10払っとるだけや。Wixの株はたった800%しか上がってないけどな。まあ「たった」というとなんやけど、他の企業よりは上がってないという意味や。やけど同時期にSP500は100%しか上がってないけどな。だからWixも素晴らしいんやで。
American Express (AXP)もスモールビジネスを大きく助けとるで。CEOのSteve Squeriは全精力を傾けてスモールビジネスを助けるビジネスをやろうとしとる。Apple (AAPL)のapp storeはアメリカ50州すべてで210万の仕事を作り出しとる。デジタルグッズを売る会社のうち実に25%以上が、この5年間の間、一年に25%以上の利益の伸びを出しとるんや。Ford (F)のピックアップトラックはスモールビジネスを営む人々にめちゃめちゃ愛されとる。この間もCEOが、ピックアップトラックの需要がめちゃめちゃ強いと言うたところや。ほとんど全部売切れてしもうとるんや。そしてFacebook (FB)のインスタグラムを使ったスモルビジネス・イニシアティブは、出だしはゆっくりやったが、今はどんどん加速しとる。
究極的に言うと、アメリカという国はスモールビジネスで成り立っとるんや。そしてスモールビジネスが昨今大きく盛り上がって来とる。これからもどんどんスモールビジネスを助けようやないか。スモールビジネスのお店で皆買い物をしようやないか。エンジンが止まらんようにしようやないか。そういうことで、スモールビジネスだけでなく、スモールビジネスを助ける会社もまだまだ上がっていくで。あなたは直接スモールビジネスに投資することはできんかもしれんが、スモールビジネスを助けとる会社の株を買うことはできるで。わいはそういう株を買うという戦略が、今年の後半ワークする素晴らしい戦略やと思うで。
ジムクレイマーはいつもスモールビジネスに対して熱いです。
記事に価値を感じていただけた場合、Amazon JapanもしくはPayPal経由で投げ銭いただけると励みになります。
応援よろしくお願いします。