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【ジム・クレイマー】今週の決算発表の様子がこの決算シーズン全体を方向づけるやろう!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの7/9のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

ここまで長い間株価は上がってきたが、目が見えない状態で株価は飛んでたようなもんや。手がかりが無いんやから。やけどようやくその手がかりたる決算が始まるんや。ここまでは債券市場が手がかりで、そして今日は債券金利が上がって、だから株価も上がったんや。ダウは+1.3%、SP500は+1.13%、そしてナスダックは+0.98%や。これらは全部新高値や。昨日の下げから回復したんや。昨日の株価の下げは金利の下げを伴ったんやが、そこはパニックになるべき場やなかったんや。好機やったんや。さて、来週はわいらは株価の落ち着き先を見つけるやろう。なぜなら終わりなき決算シーズンの始まりやからや。IPOとかも盛況でわいらが注目すべき決算はどんどん増えるばかりや。

 

決算シーズンはメジャーな銀行の決算からはじまるんや。そして銀行の決算は金利が人質としてとられとるんや。金利が下がったら銀行は儲からん。金利が上がったら銀行はもっと儲かる。言い換えれば決算までの金利が手掛かりになるわけや。今まで金利が下がるにつれて銀行株はずるずる下がって来とったんやが、今日はその下落基調を破って上に行ったで。ウォール街はFRBは金利を上げて加熱するインフレを何とかすべきやと思っとる人が多いから、短期金利を上げるべきやと思っとる人も多いから、そういうこともあって銀行株は下落基調から回復することもあると思うで。そういうことを心にとめて、来週のゲームプランを見てみようやないか。

 

月曜日はまず、COVIDのデルタ株がどうなるかのアップデートに注目しようやないか。昨日も言うたが、デルタ株は今や新規感染者がもっとるメジャーなウイルスになっとって、ワクチンをまだまだ受けたがらん人がいるという今の状況は非常にまずいで。FDAがまだEUAのままで正式な承認を出していないという今の状況は、多くの人をワクチンを打つことから遠ざけとるんや。同時にFDAの承認が無いという事実は、例えば会社が雇用者にワクチンを義務付けることを難しくしとるんや。

 

月曜日は更に中国の状況についてのアップデートに注目しようやないか。毎週末、毎週日曜日の夜、習近平はいろんな強気のメッセージを発するんや。わいは彼はバイデン大統領を試しとると思うで。バイデン大統領は中国の対峙する十分な用意があることをわいは望むで。

 

火曜日は大注目や。ベストなコンシューマー・パッケージング会社とベストな銀行の決算があるからや。PepsicoとJPMorganや。双方とも問題かもしれん。Pepsicoはおそらく素晴らしい数字を発表するやろう。やけど同時に上がり続ける原材料費とか輸送費をどうするかという問題に対峙せんとあかん。特に輸送費や。JPMorganもええ数字を発表すると思うが、やけどトレーディングとローンがどれほど好調なのか、皆が予想しとるほど好調じゃないかもしれんことを話すかもしれん。そういうことを考えると、わいは双方とも今の株価は高すぎると思うで。だからわいはこれらの株を決算前に買うことはお薦めせんで。もし月曜日に大きく下落するようならPepsicoの方は買ってもええかもしれんけどな。

 

火曜日は更にGoldman Sachsの決算発表があるで。皆トレーディング収入が大丈夫か心配しとる。この会社の多くのビジネスの利益はトレーディングによるものやから、GSも心配せんとあかんかもしれんで。コーポレート・ファイナンシャル分野の売り上げはめちゃ強いと思うけどな。わいはGSもJPMも今日そんなに上がらんといてほしかったで。そしたらもっと不安なしにおれるし、そうやってこの番組でも言えるんやが。

 

火曜日は更に、CPI、消費者物価指数の発表があるで。火曜日の朝や。前のCPIの発表を覚えとるか?数字が強くてマーケットは売られたんや。Fedは金利を早くあげんとあかんのやないかという憶測が広まったからで、そしてそれは間違いやったんや。今回のCPIもたぶんホットな数字が出るやろう。そしたらまたインフレ過熱を心配する人たちが騒いで皆に株を売らせようとするやろう。今回は前回みたいなことにはならんかもしれんけどな。

 

水曜日は三つの大きな銀行の決算発表があるで。Bank of AmericaとCitiとWells Fargoや。Wells Fargoは銀行のストーリーというよりはターンアラウンドのストーリーや。もしCEOのCharlie Scharfが、銀行がうまく方向転換して上向きになっとるという話ができれば、株価はどんどん上がると思うで。わいはCitiについては良くわからんで。新しいCEOで、安い株で、やけどお薦めする気にはまだならんで。Bank of Americaは違うんや。もしあなたが、これから経済はどんどん強くなって金利が上がると信じるなら、そして金利は急上昇すると思うなら、この銀行の株を買うとええと思うで。今ここで買うのがええで。

 

水曜日はDelta Airlineの決算発表もあるで。わいはCOVIDのデルタ株が航空会社にどれほどダメージを与えとるかを知りたいで。デルタがデルタにどれほど影響を与えとるかや。そしてビジネストラベル、出張が戻って来とるかどうかも知りたいで。ここら辺は読むのが難しいんや。多くの国際便でのキャンセルが起きとると聞いとる。大丈夫かどうなのか聞きたいで。あとはBlackRockの決算発表もあるで。めちゃめちゃ巨大なETFの会社で彼らは全ての株を所有しとる。この会社の決算はだから全ての会社の手がかりを得るうえで重要なんや。

 

さて、火曜日のCPIの数字がめちゃホットやったら、Fedはどうするのか気になるが、それがどうなるのかそんなに待たなくてもええんや。水曜日にパウエル議長が議会で証言するからな。彼はずっと、今のインフレの過熱具合は一時的やというとる。わいは今、彼は彼の意見を支持する多くの証拠を得とると思うで。多くのコモディティーの価格が落ち着いて来とったりするからな。ここ8-9週間ぐらいや。加えて中国経済も、デルタ株のせいもあってスローダウンして来とる。そしてその中国はコモディティーの巨大な消費者や。

 

わいは中国について心配するのはその経済のスローダウンやなくて台湾のことや。台湾に進行して核戦争なんかおきてみ?えらいことやで。グローバル経済にとってはそのことは、中国がTSMCを手にすることを意味するんや。多くのアメリカの半導体会社のファウンドリーなんや。TSMCは木曜日に決算発表があるで。わいはマイクロチップ価格がピークをつけとるかどうかを聞きたいで。わいはアナリストの一人に中国の脅威についてどう思うか聞いてほしいが、やけどアナリストはそういう政治的なことは一切口にせんのや。カンファレンスコールはプレスカンファレンスやないからな。

 

さて、今週バイデン大統領はビジネスに厳しい姿勢を明らかにしたで。鉄道および海上輸送における競争を促進する大統領令を出すということや。やけど幸運なことにバイデンはまだヘルスケア分野には何も言ってないで。そのことは木曜日に決算があるUnitedHealthにとってはええことや。この会社の株は$400超えとることはわかっとるが、やけどまだ買えると思うで。わいのファンドは$100下のところで売ってしまったんやが、馬鹿なことをしたと思っとるんや。

 

木曜日の引け後はAlcoaの決算発表があるで。前回は素晴らしい決算を発表したんやが、多くのシクリカル株がピークをつけとる。この会社の決算は重要や。なぜならアルミニウムは多くのものに使われとって、そのコストの上昇はアルミニウムの買い手のグロスマージンに痛手やからや。決算は注意深く見るべきやと思うで。

 

金曜日は最初のメジャーな地域銀行の決算発表があるで。FIrst Horizonや。わいのお気に入りの一つや。わいは素晴らしい数字やと思うで。なぜなら彼らのコアのテネシーマーケットはレッドホットやからや。アメリカで一番ホットなぐらいや。金曜日は更にKansas City Southernの決算発表があるで。バイデン大統領が新たに明らかにした鉄道業界への厳しい姿勢について彼らがどうコメントするのか聞きたいで。アナリストの人よ、是非その質問をしておくれ。わいはKSUとカナダの鉄道会社の買収の話を政府はブロックしようとしとるんやないかと思うで。わいはそうなっても驚かんで。

 

結論やが、来週の決算発表の様子がこの決算シーズン全体を方向づけるやろう。もし素晴らしい決算の数字が連発したら、わいらはパーティーモードになるやろう。やけど銀行の決算の数字がネガティブやったりCOVIDのデルタ株の状況があかんくなってたりしたら、今回の決算シーズンはタフかもしれん。中国の動きにも要注意や。

 

 

トランプ時代がなつかしいですね。

 

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