こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの7/14のMad Moneyはどうだったでしょうか。
人々は往々にして木を見て森を見ず状態になるもんや。特に今日のような日にはな。今日はダウは+0.13%、SP500は+0.12%、ナスダックは-0.22%やったで。今日の場合の木は個々の銀行株や。決算を発表した銀行株のことばかり皆言うとる。昨日はJP Morgan (JPM) vs. Goldman Sachs (GS)でどうのこうの。今日はWells Fargo (WFC) vs. Citicorp (C)でどうのこうの。一日中いうとる。機関投資家がそういう銀行株にまつわるゲームをするのは良くて、もちろんあなたも参加できるんやが、例えばWells Fargoはスターみたいになっとるが、それはそもそもWells Fargoが大手銀行の中で最も悪かったからで、それが良くなって来とるからで、もしくは大きなアップサイドサプライズのGSとかええかもしれんが、やけど何にせよ、こういう個別株は木や。
そういう木の行く末を見るよりは、銀行の決算やったらそこから、この国の経済の行く末がどうなるのかを読み取らんとあかんやろう。そしてわいが受け取ったメッセージは、アメリカは今信じられんぐらいリッチやということや。パンデミックがわいらを変えたんや。慢性的にお金を使いすぎとる状態から、例えば積み上がったクレジットカードの借金を圧縮できとる状態へ、歴史上でも最も素晴らしいバランスシートの状態になっとるんや。これはCOVIDで政府がお金をいっぱい配りまくったというのが大きいで。
わいは今転換点にきとって、消費が大きく増大しとる局面やと思うで。想像してなかったぐらいの大きなレベルに増大しとるんや。しかも今週多くの人がChild taxをうけとり始めるんや。これは木じゃないで、森や。いくつかの銀行の決算中には、皆のバランスシートが良くなって借金をしなくなるんやないかということも言われとったが、どうかな。ハウジングはまだまだいくと思うが、ハウジングの好調さに賭けると、今は金利が下がっとるからええが、ここから金利がちょっとずつ上がるたびにその影響が懸念されたりするで。それよりもわいは今、アメリカの消費に賭けたいと思うんや。アメリカ人がお金があったらどこにお金を消費するのか?
まず人々はお金があったら旅行をするんや。特に若い人たちは旅行をするんや。Bank of Americaは旅行は8%の増加がみられると言うたで。誰も旅行に行ってなかった去年と比較したら上がるのは当然やと思うやろ。そうやないで。パンデミック前の2019年との比較で上がっとるんや。わいらはブームタイムを迎えとるんや。ということは、DeltaやAmerican Airlineのような航空会社は落ちて来とるが買えると思うで。まだ国際線が本格的にはじまってないからな。でももうすぐ利益が出る状態になると思うで。やけどわいがそこのところに賭ける最もお気に入りの銘柄はAmerican Expressや。出張が減っとることを心配するんやないで。旅行は増えとってホテルや航空券や、あとは外食でどんどんクレジットカードを使うんや。外食が最も重要や。長期的にはAmerican Expressは海外旅行からも利益を得るやろう。今この株は高値圏にあるが、ちょっと落ちるのを待ってもええかもしれんな。来週の金曜日に決算があるから、どうなるかや。
人々が外にでかけたらどうなるんや?皆着飾るやろう?若者はPoshmarkが好きなんや。ファッションのフリーマーケットプレイスのアプリや。先週CEOに番組に来てもらったが、ええファイナンシャルで、ええグロースのストーリーを持っとったで。この会社はグリーン要素があるんや。環境に優しい要素があるんや。皆不要なものをフリマで活用するんやからな。この株は$108から$38まで大きく落ちて来とるんや。やけどアメリカ人の消費をキャッチすると思うで。
他には何がある?皆お金があったら高い買い物もするんや。COVIDでアウトドアの遊びしかできない時にボートの売り上げもめちゃ上がったんやが、それでも20年前の売り上げには全然届かんで。ドットコムバブルの時には全然届かんのや。ということでわいはBrunswickが好きなんや。確かにこの会社のボートは高くて皆借金をして買わなあかんが、今皆それぞれバランスシートがええから借金もしやすくなっとるんや。この株は五月にピークをつけて今は$97まで下がって来とるが、わいは今の株価は利益の12倍で買っていけると思うで。決算が悪くなると予想しとる人もおるが、わいはそう思わんのや。
家電はどうや?皆お金があったら散財したんや。大きなスクリーンのテレビを買いたいんや。多くのウォール街の連中はもうそのストーリーは終わったと考えとるが、わいはそう思わんで。前にも言うたが、週末に自分の家で見たBlack Widowは素晴らしかったんや。この株も今下がっとるところやが、経営陣は良くて、CEOのCorie Barryは素晴らしくて、配当も2.5%あるんやで。わいは買おうとしてなくて注視しとる感じやけどな。似たような感じで、わいのお気に入りのCostcoを買うのもええで。Costcoは今だけやなくていつも薦めとるんやけどな。Costcoの驚くべきところはその価格や。会員から会員費をとって、その会員のために限られた商品をバルクで仕入れるから、価格を抑えられるんや。
さて、お金を持ったら家具も買いたいやろう?若者はWilliams Sonomaに行くんや。年配はRHのギャラリーに行くんや。わいはかつて妻にRHのギャラリーに行かんように仕向けとったんや。行ったらお気に入りの家具を買わされてわいのバランスシートが悪くなるからな。やけど今はオンラインで素敵な家具が見放題や。なんてこった。最後にお金があったらApple製品を買うやろう?新しいiPhoneがほしいやろう?App storeでいろいろ買っちゃうやろう?キャリアを変えたりもするかもしれん。T-mobileや。しかしAppleはトレードするんやないとわいはいつも言うとるが、Appleはもう勢いが無いとか言っとったやつがどれほどおったか。株価見てみ?莫大なサービス収入も忘れたらあかんで。Appleのサプライヤーもええんやで。QualcommとかBroadcomとかSkyworksとかはどうや?
結論やが、決算シーズンに入っとるが、個々の木に注目するだけやなくて森を見てほしいで。今森は、消費者の動向や。アメリカ人は素晴らしいバランスシートを持っとる。めちゃめちゃ消費が増えとってこれからもそれは続く。それをキャッチできるようにポートフォリオを構成するんや。
皆お金を使いたくてたまらない感じでしょうかね。
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