こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの8/26のRealMoneyはどうだったでしょうか。
カブールでの、どんどん悲劇的になる事態を見るにつれ、多くの人がわいにこう質問してくるんや。なんでマーケットはこの悲劇に反応しないのか、と。なんでFedとかテーパリングとか金利の行く先ばっかり皆気にしているのか?もしかしたら皆、マーケットには心がない、無慈悲だと思っとるかもしれんな。やけど投資家はカブールから脱出しようとしているアメリカ人の死をどうやって受け入れたらええかわからんように見えるんや。
実際マーケットは虐殺における国民投票やないんや。1983年に海軍がテロリストのトラックの爆弾に襲われて241人の兵士が亡くなったという悲劇的なことがあったが、その時もマーケットはほとんどリアクトせんかったんや。そのことについて、Bull側の投資家もBear側の投資家も、どうやってその悲劇を自分のポートフォリオに結び付けたらええかわからんかったからや。投資家が心が無いわけやないで。投資家には悲しみがあり、やけどその悲しみがポートフォリオに結びついてないわけや。
だからマーケットは心がなくなるんや。このようにして今回おこっとるカブールの悲劇もマーケットはリアクトしていないんや。皆がなんでかと訝しがっていようが、もしくはそんなことは間違っているんやないかと思おうが、そういうことなんや。そういう人にはわいはすまんといいたいんや。わいの仕事はニュースやイベントを解釈して、あなたのポートフォリオにそれがどう影響するのかを解説することや。悲しくも、多くの悲劇的なことはあなたのポートフォリオに関係がないんや。
わいは今日という日をどう見たかというと、経済は無視できないぐらいよくやっとるから、やっぱり金利が将来どのように上がっていくのかというのが話題の的やったんや。Toll Brothers (TOL)からのハウジングのニュースやったり、Williams-Sonoma (WSM)とかBest Buy (BBY)からのニュースだったり、Snowflake (SNOW)とかSalesforce (CRM)からのニュースだったり、多くのニュースフローが無視するには圧倒的に良すぎるんや。
カブールにおける悲劇的なイベントとは対照的に、アメリカ経済の好調さと、民主党がさらに投げ入れようとしている何兆ドルものお金で、Fedは近い将来金融の引き締めをせんとあかんくなっとるんや。実際経済の好調さのある部分はFedと関係があるで。例えばこれからも金利が低ければ、TOLのようなハウジング会社はもっと家を売れるやろう。金利が上がったら彼らの売り上げは落ちるやろう。やけどCEOのDoug Yearlyがわいらに語ってくれたのは、ハウジングマーケットの好調さは金利ではなく、需要と供給の関係性から生まれとるということや。家は需要がどんどん上がって値段もどんどん上がって売れとるんや。需要が供給を大きく上回っとるんや。
Yearlyが言ったのは、ミレニアル世代が今記録的な数字で家を買っておるということや。そしてCOVIDによるハイブリッドな働き方も、もし多くの家を必要としとるんや。そしてこの国は10年以上も家の建てる速度が十分やなかったんや。そういうことは統計からもわかるで。わいらが207 millionの人口だった時、一年で2 millionの家を建てとったんや。わいらは今331 millionの人口やが、去年なんか1.3 millionしか家が建ってないんや。これはCOVIDのせいやないで。2019年も同じ1.3 millionしか家が建ってないからな。
ただ単に家が不足しとるんや。だからYearlyは自信をもって、最もシクリカルなビジネスと言われたハウジングが、長期的なグロースモードに突入しとると言うとって、あなたはそれを信じ始めるべきやと思うで。そうやなければ素晴らしい投資機会を失ってしまうんや。そしてそれはホームビルダーだけのことやないで。
いくつか他の例を挙げてみようやないか。長年、Whirlpool (WHR)は最も持つのが難しい株の一つやったんや。いつも何か問題が起こっとるように思われとったんや。ブラジルでの弱さとか、高騰する金属価格とかな。経営陣も往々にしてよくなかったんや。やけどもうその状況やないで。Marc Bitzerと彼のチームはあらゆる種類のイノベーションと製造効率の上昇を導入して、コストは上がっている中で、今たとえ金利が上がってもワークするような株になったんや。繰り返すがこれも、住宅に関する長期的なグロースストーリーからくるものや。今まで家があまりたってなくて、家の需要が高いからや。
Williams-Sonoma (WSM)とBest Buy (BBY)も同様や。BBYは信じられんぐらい素晴らしい数字をたたき出して、より重要なことに、メンバーシッププログラムを開始したんや。これであなたはいつでもIT関連の助けをうけれるようになるんや。わいは金利が上がる局面でふつうはBBYみたいな株はおすすめせんのやが、やけど今は普通とは違う時期や。Yearlyが語るハウジングの長期的なグロースがあって、ホームオフィスの必要性はBBYをめちゃめちゃ必要な会社にしとるんや。Corie BarryはBBYを今まで見たことがないようにつくりかえとるんや。彼女はBBYを倒せない会社にしたいんや。Amazon (AMZN)に対しても形勢逆転したいんや。
ハウジングとベストに親和性が高いのがやっぱりWilliams-Sonoma (WSM)や。素晴らしいLaura Alberに率いられるとるんや。もしあなたのポートフォリオに影響を与えるニュースが知りたいんであれば、Alberのニュースに注目すべきや。今まで誰もみたことないような決算をたたき出したんやから。アナリストの中にはこの株を決算の前に売れと推奨しとった人もおったが、アナリスト予想を大きく上回っとって、彼らのビジネスがどれだけ強いかは目を見張るものがあるで。Alberには新しく買われた家の、ベッドルームからリビングルームからキッチンからホームオフィスに至るまで、全ての空間で儲けることができるんや。TOLと同じように、シクリカルから長期のグロースへと変わっとるんや。
マーケットに心が無いからと言ってマーケットのことを嫌いになるんやないで。そもそもはじめからマーケットには心が無いんや。わいらがフォーカスすべきは何がブルマーケットモードになっとるかということや。そして今、それはあなたが住んでいる家なんや。
まだまだ上がりそうですね!
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