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【ジム・クレイマー】今日上がったものは明日は下がる!それに付き合うのが、お金を失うレシピや!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの9/13のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

9月の後半に株が下がると皆が思っているとこういうことになるんや。今日のマーケットは上げで開けたんやが、ステイすることができんかった。なぜならば人々がこの相場から、まだ比較的いいうちに逃げたかったからや。ダウは+0.76%と戻ったが、SP500は+0.23%で、ナスダックは下がって-0.07%だったんや。ローテーションで毎日ええ株と悪い株が出て来とって、一貫性のないマーケットや。今日はダウは上がってナスダックは下がったが、明日は簡単にその逆にいくかもしれん。先週から、9月は下落が待っとると言い続けとるやろ。Larry Williamsによると17日から大きな下げがはじまるということで、彼はわいらの時代で稀代のチャートマスターやから、わいは信用しとるんや。ラリーはあいまいなヘッドアンドショルダーがどうとか、Wフォーメーションがどうとか、カップアンドハンドルがどうとか、そういうことを基にしてい物を言うとるんやなくて、彼は多くの過去データから導き出される、注目すべきパターンを洗い出してわいらに教えてくれとるんや。わいらはそれを基に儲けることができるかもしれんし、そういう解析によるとわいらは今年最もネガティブな時期にまもなく入るということなんや。

 

今日もまた、この一週間そうだったように、ボトムフィッシングをしようとした人がマーケットにやられたんや。買いの好機なんやないかと思った人が裏切られたんや。まあダウは上がったんやけど、こういうパターンはしばしば買い手の自責と疲労困憊さのプレリュードなんや。わいはWilliamsの言うように、マーケットはわいらが思っとるよりもがたついとるのかもしれんと思うで。この下落のパターンはどのように作られるんや?トルストイは「アンナカレー二ナ」のオープニング(幸せな家族はどれもみな同じようにみえるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある)で、家族にだけじゃなくてマーケットにも通ずることを言うたんや。全てのブルマーケットは似ていて、やけどセルオフの時はそれぞれマーケットで悪い形がある。たった今は悪いことの集まりがセルオフを、失望の蓄積を、そして困惑を引き起こして、それが買い手にもうたくさんだと言わせるんや。

 

マーケットのリーダーシップを見てみようやないか。毎日毎日異なるグループのリーダーが出てきて、まあそれはええんやが、重要なことは、どのリーダーがStaying Powerがあるのかを見極めることや。今はこのマーケットでStaying Powerがある分野は、石油ガス分野や。最悪のリーダーシップや。今はアルゴリズムがあって石油があがったらこれらの分野の株を買えということになっとるから、それが原因や。通常石油が上がるということはエコノミーが好調やということやからな。やけどこういうアルゴリズムは間違っとる。この頃は石油が上がっても、石油株が上がるだけで他に何もおこらん。Occidental (OXY)とかPioneer (PXD)とかDevon (DVN)とかChevron (CVX)の株主が助かるだけや。この種の株の中ではわいはOXYが一番好きや。最も上り幅が大きい傾向があるからな。わいはつまらないことにこだわるわけやないんやが、やけどもしあなたがこれらの会社の株を買っとるなら、今天然ガスが最も希少価値の高いコモディティーになっとるということを知っとかなあかんで。わいはこれらの株が好きやが、これらの株が今唯一安定して上がっとるからといって、これらの株がわいらをどこかに連れて行ってくれるとは思わんのや。それどころか、全部他の株を下げてしまうんや。なぜなら石油ガスが上がると原材料コストの高騰が待っとるわけやからな。そしてそれは全ての業界に影響が波及するんや。

 

こういう株がマーケットを牽引する時というのは、石油が破裂する前であることが多いんや。石油が今日のように$70になったらサウジアラビアはコックを緩めて増産して、石油価格を下げにかかるやろう。そして物事は悪くなっとるんや。より高い価格の石油やガスがいい経済を示すと勘違いしとる馬鹿なアルゴリズムと違って、わいらは正反対の結論に行きつこうとしとる。高い石油価格はより高いインフレにつながって、それは株価の下落につながる、と。インフレがもし一時的でなかったら?輸送コストは記録的なペースで上がっとる。プラスチック価格は屋根をつきぬけとる。スーパーストームUriとハリケーンIdaが何を意味しとるかというと、これらは生産工場を閉鎖に追いやってしまったりしたんや。紙からプラスチック製品から箱からカップから、何から何まで値段が上がるんや。もしあなたがコーヒーを買ったら今までより高い値段なことに気づくやろう。アルミニウムを製造するのにはめちゃエネルギーがいるんやが、その値段はここ長い間見たことないぐらい上がっとるんや。先週末わいは自転車を買いに行ったんやが、$2000とか$4000とか、見たことのない高値で売られとるんや。冗談かと思ったで。わいはそんな高値は払わんで。まあわいは$700ぐらいのやつを買ったわけやが。やけどそれでも安くはないやろ?至る所でインフレが加速しとるように見えるんや。一年前と同じ値段のものを探すのが難しいぐらいや。値段が下がったものを見つけるのはもはや不可能なぐらいなんや。もし何かそういうものがあったら、わいにTwitterで教えてくれや。明日の朝のCPIの数字もレッドホットやと思うで。

 

まあでもそれだけやったらええんやが、まだまだ近年見られなかったことが起きとるんや。それが、物の不足や。今朝、3M (MMM)が語ったのは、インフレは想像よりも加速しとって、今まで建てられてた予想はネガティブさが足りんかったと。インフレとサプライチェーンの問題は今この時特有のものや。だから数か月前は3Mは自動車の生産のダウン幅を3%やと予想しとったのが、今は6%ダウンやと予想しとって、ダウン具合が上がっとるんや。

 

3Mだけじゃないで。3Mは他の産業がそのうち言い出すであろうことに先鞭をつけただけや。輸送は悪くなっとる。港湾混雑の問題でな。それはアメリカだけじゃなくてアジアでも起きとるんや。何が信じられんって、わいにとってはこれらは当然のことで、こういう悪い事態は当然起こると皆にも思ってもらいたいんや。そりゃそうやろ、こういうことがおこるやろ、と思ってもらいたいんや。やけど最近いろいろなところで物を読んだり聞いたりすると、投資家は当然と思って泰然自若に構えるのじゃなくて、驚いて株を売っとるということなんや。

 

リテールも一緒や。ほとんど全てのリテールがホリデー商戦に向けて製品を手に入れようとしとるんやが、それらが全然見つけられんような感じが見受けられたりするんや。COVIDで中国とかベトナムの港で問題が起きたりしとるからな。今日わいは、Nike (NKE)がたぶん決算をミスするやろうというレポートを見たで。ベトナムでCOVIDのアウトブレイクが起こっとることが原因らしいんや。そしてNKE株は失望をうまく処理することはできんかったんや。他の多くの株もそうや。

 

不思議なのはテクノロジー株は打撃をうけてないどころか、そこらここらで上がっとる株が多くあるということや。やけどわいは今ここで買いに上がる理由はないと思うで。これはゴールドラッシュやないんや。今上がっとるテクノロジー株はニュースが無くても上がったりしとるが、もしかしたらそういう株が、これからさらに下落基調になるマーケットで大きく負けるかもしれんのや。半導体株だけはええかもしれんが、やけどわいは今のラリーは信用してないんや。そしてテクノロジー株もどんどんIPOが続いとって、誰もそんなこと望んでないんやが、わいらには株の希釈化を止めるすべはないんや。

 

もちろん、いつかは下落基調は止んで株が上がりだすかもしれん。今日はいくつかのヘルスケア株が上がったで。特に保険関係のな。あとは銀行もよかったで。わいはWells Fargo (WFC)が好きや。この株は、$250 millionの罰金の件で大きく下がったんやが、それは古い経営陣の時の行いのためで、今の経営陣は問題ないんや。もっと罰金が来るんやないかということでWFC株は$20 billionも時価総額を失っとって、まだそのうちの一部しか取り返せてないんや。

 

やけどわいは現時点でアグレッシブになりすぎたくはないんや。港湾問題や輸送問題や原材料コストの高騰や物価の高騰だけやないんや。民主党はさらに増税をやりたいんや。特に法人税の増税とかは株式市場を上げることはないで。

 

わいは繰り返し繰り返し、九月は無残な月で至る所で下落が起きとることを言ってきたやろ。今日上がったものは明日は下がるで。その逆もあるかもしれんけどな。そしてそういうのに付き合うのが、お金を失うレシピというものや。現金を確保して、金をちょっと持って、待つんや。もしトレーダーじゃなければな。もしトレーダーなんやったら、Larry Williamsのアドバイスに耳を傾けて今週株を売るんや。9/17からタフな下げが来るとまだ知らない人々に先駆けるんや。

 

 

下落が続きそうな口調です。

 

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