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【ジム・クレイマー】スタグフレーションは大丈夫なのか!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの10/11のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今週は強く始まったんやが、そこから失速して下落の日になったんや。ダウは-0.72%、SP500は-0.69%、ナスダックは-0.64%やったで。今皆が話題にしているのは何やと思う?スタグフレーションや。そうや、スタグフレーション。最近この言葉を至る所で聞くやろ。この言葉はインフレーションとスタグネーションをあわせた造語や。Stagnationは停滞という意味で、Inflationは物の値段が上がっていくことや。すなわちこれがあわさると、経済は停滞しているのに物の値段だけは上昇していく状態や。怖いやろ?そう思わんか?ふぅーって思うやろ。わいのようなベビーブーマー世代は1970年代のグレートリプレッションの時に両親がスタグフレーションを嘆いてたのを聞いとるんや。スタグフレーションは怖いで。やばいで。もう株式市場から退場した方がええんやないか?そういうStagfulationistaの人がいっぱいおるわけやが、わいはそうは思わんのや。

 

勘違いせんとってくれよ。インフレがもう随分長い間過熱していることは認めるで。わいは事実を捻じ曲げることはないで。インフレは事実や。例えばBBCのインタビューでKraft HeinzのCEOのMiguel Patricioが言ううとったんやが、彼は商品を値上げしとるというとったんや。世界中でや。なぜなら全ての物の値段が上がっとるからや。とうもろこしも砂糖もコーヒーも大豆もパームオイルも、何でも名前を挙げてみたらいい、全ての食品のコモディティーが値上がりし続けとると言っとるんや。だからこの業界全体がその価格上昇をどこかに転嫁せんとあかん。すなわち、あなたに転嫁するんや。やからスーパーでのものが全部値上げされとるというわけや。ヘッドラインはどういう風につけられとったかというと、人々は高い食品価格に慣れなければいけない、と書かれとったんや。バッドな状況や。

 

じゃあもう一方のスタグネーションの方はどうや?金曜日の雇用統計の数字は悪かったやろ?今の時点ではスタグネーションの方もあまりにあきらかだと言わざるを得ないで。この前の週末、二つの独立した記事が出たんや。一つやないで。二つや。どうやって今のスタグフレーションの状況をしのげばええのか。バークレーのアナリストは、経済データが全てのメジャーなところでネガティブなテリトリーに入ってきていて、しかも価格上昇のプレッシャーは上昇していると、まさにスタグフレーションの状況にあることを指摘しとるんや。ゴールドマンサックスのレポートでは、過去60年間も見るに、スタグフレーションは全ての面でとても悪いことであることを論じとるんや。

 

こういう状況でしかし石油価格は上がり続けとる。$80を超えてきたで。これも悪い状況に拍車をかけとるで。ホワイトハウスは石油会社にもっと石油を採掘してほしいんやが、やけど彼らは生産量に規律を持つことで石油価格が上がってそのことで大儲けしとるんや。こういうことも相まってわいらはインフレの悪夢がどんどん大きくなってきて、これはめちゃ悪い結果になると思うやろ?やばいやばいと思うやろ?やけどそこまでひとっとびに行くんやないで。

 

わいの経験からいって、皆が異口同音に状況が悪い悪いと言っている時は、その意見に飲み込まれないようにすることもまた大事なんや。今のスタグフレーションの状況が悪くなってきて、株価はもっともっと下落する、今よりも全然低い株価になると言っとる人もおって、わいも株価下落無しに今の状況が好転することはないとおもうが、わいの意見を言わせてくれ。1970年代のスタグフレーションと今のスタグフレーションには大きな大きな違いがあるんや。そうや。COVIDや。パンデミックや。わいらはCOVIDは過去のものに早くしたんいんやが、COVIDの影響はまだまだ大きいで。集団免疫ということでいうと、アメリカはヨーロッパとかより大きく遅れとる。そして決定的に重要なのは、今おこっとる問題の多くが結局COVIDに起因しとるということや。だってまだまだ戻ってきていない労働力があるんやから。普通のStagnationの時と違って、今雇用はあふれとるわけや。ただ皆が働きたくないんや。COVIDを恐れとるからや。COVIDで死にたくないからや。

 

わいはウォール街が捉えとるCOVIDとそれ以外の世界が捉えとるCOVIDの間には大きな溝があると思うで。70万人がCOVIDで死亡したという事実は、人々を怖れさせるのに十分や。そして政府はデルタ株の威力を見誤ったで。手をこまねいて国中に拡大を許してしまったんや。自分はスクールバスのドライバーだけど、もうそれはやりたくない。自分は受付嬢だけど、もうそれはやりたくない。そう人々が思うのは自明や。だから1000万人の労働力がまだ戻ってきてないんや。何とかなるならぎりぎりまで働きたくないんや。やけどビジネスは人々を雇用したいんや。これは1970年代のスタグフレーションと全然違うところや。今は仕事にあふれとるんや。

 

わいは今のスタグフレーションの状態は長期間は続かないと思うで。COVIDがコンロトールできるようになったらおさまるやろう。今ヨーロッパはCOVIDをコントロールしとるやないか。無理なことやないんやで。遅かれ早かれCOVIDをコントロールできる時はやってくるで。やけどその時はまだ来てないんや。

 

じゃあインフレーションのパートはどうなんや?こっちの方がタフやで。わいらはしばらくの間価格の高騰に耐えんとあかんで。全ての価格上昇に耐えんとあかん。サプライチェーン問題の悪夢に耐えんとあかん。人々が物価が上がり続けとって全然戻ってこないことに不満を抱えとることをわいもわかっとる。やけどいずれ原材料費は落ちてきて、それが末端の商品物価に反映されるんや。元の低さに物価が戻ることはないかもしれんが、それはその必要もないんや。物価は今までもずっと上がってきたやないか。サプライチェーン問題とかが緩和されれば、通常の状態に戻ればええだけなんや。

 

今最も重要なのは時間や。時間が問題を解決するんや。経済が停滞しとるのは仕事がないからやないんや。COVIDをコントロール下における時間がたてば、物事は好転するんや。もしかしたら思ったよりも長い時間がかかるかもしれん。やけど結局時間の経過というのが、今このスタグフレーションに重要なことなんや。COVIDを何とかする時間がいる。化学工場をもっと作る時間がいる。半導体をもっと作る時間がいる。お金がすっからかんになったからもうどうやったって働かなければいけないと人々に思わせる時間がいる。その時間を待っている間、マネーマネジャーはBearishに傾くのは簡単や。やけどそこにお金を預けとる人が皆その悲観的な見方に同意するわけではないで。

 

株式投資と言うのはセンセーションや。物事が通常に戻ることを待っとる間、Stagfulationistaの言うことを聞いて、それに怖がって株式市場から完全撤退みたいなことはするんやないで。1970年代のことを例に出して怖がらせる人もおるが、その時とは状況が違うんやで。株式市場の下落は買いの好機や。わいらの経済は真の停滞ではないんや。わいは今の状況は一時的であることにかけるで。Stagnationは一時的や。Inflationはリアルや。やけど今は世界の終わりやないで。

 

結論やが、時間がいるで。パニックになるんやないで。もしかしたら思ったより早く事態が好転して、驚くことになるかもしれんのやで。

 

 

どれぐらいの時間がかかるかですね。

 

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