こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/18のMad Moneyはどうだったでしょうか。
全てのものが同時に上がるなんてことはあるやろうか?先週がまさにそんな感じやったわけやが、その問いに対する短い答えは、Noや。そんなことは馬鹿げとるんや。全てのアセットが上がる状態が続くとわいの経験ではその後トラブルの津波がおしよせてくることになるんや。例え今から一年で最も株式市場が強い時期に入るとはいえ、先週のような全方位の上がりはそんなには続かないことをわかっとかんとあかんで。短期的にはしばらく続くかもしれんけどな。今日も上昇の日になったやろ。ダウは-0.10%と下がったが、SP500は+0.34%、ナスダックは+0.84%と上昇したんや。
この上昇の背後に何があるのか説明してみようやないか。わいは朝は早起きなんや。わいはそれでいろいろな情報を吸収して考えるんや。この番組の名前はMad Moneyやからな。Well-adjusted Moneyじゃないからな。今日もいつも通り早起きしたんやが、早朝に石油価格が$84に迫ろうとしとったで。わいが思うにこれはtoo muchや。普通は石油価格の上昇は、株式市場のシステムの税金が上がるみたいに働くんや。SP500を見てみると石油ガス会社はたった10%といったところや。この10%は石油価格が上がったら当然好調になるんやが、普通はそういう状態になったら残りの90%の会社にトラブルがおこって株式市場が下がるんや。
やけど今は普通じゃないで。普通石油価格が上がったらその石油の大きな消費会社はダメージをうけるんやが、今日の動きはそうじゃないかったんや。航空株や旅行株やレジャー株、こういう株はダメージをうけるはずなんやが、やけどこれらの株はここまでめちゃめちゃ強い動きを見せとるんや。特にホテル株とかめちゃ強いで。例えば石油株とMarriott株を重ねてみ?同じような動きをしとることがわかるやろう。この状態は異常やで。プレッツェルがお互い絡み合っとるように、どちらかが上に行ったら普通はどちらかが下に行かんとあかんのや。
人によっては、今までのCOVIDの影響で皆外出したくてたまらないから、ガソリン代や燃料費が高いからといってそれが皆の外出を止めることにはならんという人もおるやろう。もしかしたら昨今の車や他の乗り物は昔よりもずっと燃費が良くなっとると思う人もいるやろう。そういう推測はたくさんできるにせよ、やけど上がっとるのは旅行株、レジャー株だけでもないんや。
石油価格がダイレクトに影響するのは輸送株や。トラックや飛行機で物を運ぶ分野や。これらの業界の大きなエネルギー・ユーザーや。そしてこの輸送株もここのところ好調なんや。繰り返すが、こういうことは起こるはずの無いことや。石油株が勝ったら輸送株は負けんとあかんのや。そして石油価格の上昇といえば簡単に想起されるのがインフレや。インフレの過熱がどんどん来とるのに、人々は気にするようには見えんのや。わいはこの状態を長く見たいとは思わんで。
石油価格の上昇を受けて実際石油会社はどんどん今採掘を進めとるところや。やけど石油価格はもっと上にいき得るで。$100までいくと言う人もおるで。$100までいけばたぶん需要の陰りが見えるようになるかもしれんな。そしたら石油は経済全体に大きな負の影響を与えるんや。やけどまだその時は来てないんやで。将来的にあるかもしれんが、まだその段階ではないんや。でも端的に言うと、株式市場全体がこの先も上がり続けるには、石油価格の上がりはどこかでは止まらんとあかんのや。そうじゃなかったらわいらは焼かれるで。
石油だけやないで。ビットコインも上がっとる。仮想通貨はアンストッパブルになっとる。止まらんのや。インフレに対する備えをしたいという人もおるが、やけど今の上がりは明日、BitcoinのETFの取引が開始されるからやろう。皆それに先んじてBitcoinや他の仮想通貨を買っとこうとしとるんやろう。もしそうなんやったら、明日仮想通貨のピークが来ることは十分ありうるで。だからわいは持っとるイーサリアムの八分の一を今日売ったんや。もちろんわいには全部売るという選択肢もあったんやが、わいはそうせんかったんや。わいは欲張りになっとるかもしれん。良くないことやな。この仮想通貨の上がりはこの先のずっと継続するんか?わいはインフレが過熱しとる中で仮想通貨が上がり続けることはできないと思っとるで。
一方で大きなテクノロジー株を軒並み上がっとるんや。これもアンストッパブルに見えるで。FANG(Diamondback Energy)が上がっとるのに、同時にFAANGも上がっとるんや。Netflixは+1.54%や。イカゲームが大ヒットや。Amazonは+1.11%や。AWSが好調や。Appleは新製品を発表したやろ。+1.18%や。ベストな例としてはFacebookや。+3.26%も上がったんやで。内部告発者がいて倫理的にこの会社はどうなんやってなっとったんやないんか?やけど株式市場は、そういうニュースにわいらはショックを受けすぎやと言うとるんや。多くのアナリストが、どういう状態であれビジネスは強いままだというレポートを出しとるしな。
ハウジングはどうや?Zillow株が-9.37%と大きく下がったで。住宅再販事業が行き詰まっとって、購入済み住宅の在庫整理を進める間は当分新規買い取りを停止すると発表したんや。もしかしたらハウジング分野はピークを迎えとるんやないかと思うやろ。Zillowの問題はこの会社固有の問題やと捉えとる人もおるやろうが、やけどハウジングのアナリストはハウジング業界全体に問題を見てとっとるんや。家の中の家具や家電や、全てのものの値段は上がっとるけどな。
しかし今あげたこれらのこと、全部が同時におこるのはおかしいで。何かが間違ってないとつじつまが合わんのや。わいは今の状態がおかしいのはわかるが、どの要素がおかしいのかはわからんのや。皆がインフレを恐れとる時は、ハイグロース株は痛みを受けてないとあかんはずやろ?ここまでずっとそうやったやろ?今の状況やと最も弱い類の株になっとってもおかしくないんや。やけどCRMもNOWもSNOWもADBEもWDAYも、全部好調なんや。皆の時給が上がっとって人件費が上がっとるから、ソフトウェアの役割はますますおおきくなっとるんやが、それにしても、や。
こういう場合はどうすればええんや?同時におこるはずのないことがおこっとることに訝しがるだけでええんか?もしかしたら今の状況を受け入れた方がええんか?やけど結論やが、わいはこのままの状態は長く続くもんやないと思うで。石油が下がるか株式市場が下がるか。何かが方向転換せんとあかんはずや。物事はギブアンドテイクや。全てのものがテイクになるのはつじつまがあわん。何かはギブせんとあかん。ただそれが何なのかは今まだわからんのやが。やけど歴史は、この状態は長くは続かないと言うとるんや。
好調な相場が続きますね。
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