こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/21のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日も株式市場は良く持ちこたえたで。ダウは-0.02%と持ちこたえて、そしてSP500は+0.30%でレコードクローズや。ナスダックも+0.62%も上がったんや。さて、この株価の上がりは正当化されとるんか?皆口々に、この株価の上がりはおかしい。正当化されてない。株価が下落していた時のネガティブ面が何一つ解決していないのに。そう言っとるんや。やけど、本当に物事が良くなっとるとしたらどうや?
まあわいは今はSP500は買われすぎレベルやと思うで。S&Pオシレーターもそういう感じや。だからもしかしたらこれから下落があるかもしれん。やけど下落があったらそれはもしかしたら買いの好機になるかもしれんのや。ここから7-10日後からは、シーズナルパターン的に最も強い時期に入るんや。過去23年間でそうなんや。わいは株式市場にスティックし続けて、マーケットが弱くなったら買い向かうで。そうやってわいのメルマガ、Investing Clubでも書いとるんや。QRコードをスキャンするだけで簡単に登録できるからやってくれや。
さて、メジャーな会社のCEOが何を言っとるかを見ていこうやないか。決算シーズンはわいは多くのカンファレンスコールを聞いとって、それがわいの人生をクレイジーにしとるし、わいのワイフをもクレイジーにしとるんや。やけどわいはそのことでいろんな手がかりを得とるんや。それは多くの人が口々に言っとるようなこととは違うかもしれんのや。
銀行のCEOが何を言っとるかから始めようやないか。20カ月前と比べてもアメリカの消費者は素晴らしい状態にあるんや。個人のバランスシートはめちゃ強くてアメリカの歴史上最も強いんや。そのことによって、もしお金を借りたければクレジットスコアは既に高い状態やから多くのお金を借りることができて、ということはスモールビジネスが好調になって、実際スモールビジネスの回復が目覚ましいんや。そして銀行はお金を貸すことによって安定的に稼ぐことができるんや。わいの40年間の経験から言っても、今の銀行の状態は見たことないぐらいのベストな状態や。銀行が強いということは、経済にとってはグッドニュースや。
輸送分野はどうや?今朝のUnion Pacificのカンファレンスコールを聞いたら、港湾混雑の問題は改善されとることが分かったやろう。バイデン大統領がロサンゼルスの港とかを一週間のうち毎日七日間24時間稼働させると言って、そんなことになってないという報道もあったが、事態は改善しとるんや。そしてわいのファンドはUnion Pacific株の大きなポジションを持っとるんやが、今日新高値をつけたんや。サプライチェーン問題の改善は大きなプラスや。
さて、リテールやが、P&Gのカンファレンスコールでは値上げせざるを得ないと言うとって、CostcoやWalmartやHome DepotやLowesやAmazonは彼らのスケールをいかして値上げを比較的抑えとるんや。パーフェクトではないがええ仕事をしとるんや。こういうことはマージンを圧迫しとるけどな。石油は$84近辺に行ってから上がってないで。もし石油価格や天然ガス価格が下がってきたらそれは株式市場にポジティブやで。パーミヤン盆地の生産はどんどん上がって来とるんや。プライベート・プロデューサーがアグレッシブに採掘をしとるからな。この前までそう思わんかったけど遅かれ早かれ石油価格は垂れるかもしれんと思ったりするで。
ケミカルはどうや?わいは化学品会社が好きなんや。今朝、ダウケミカルの決算発表があったで。わいはええ決算やと思ったで。供給はまだまだタイトでケミカルの値段は上がっとるんや。わいが心配しとったのは、新しい工場が建ったこともあり、ポリエチレンやポリウレタンとかが供給過剰になってしまうんやないかということやったんやが、今そういうことはおきてないで。やけど、わいはウォール街はこの決算を気に入るかと思ったら違ったんや。株価は-1.05%も下がったで。マーケットは供給過剰の状態になるんやないかと言うとるんや。同時に、化学物質を消費する方の企業、PPGも決算を発表して、わいは数字はネガティブやと思ったんや。原材料コストの上昇が痛いなと思ったんやが、株価は+2.85%と上がっとるんや。マーケットはコストの上昇、インフレの過熱はピークを迎えるというとるんや。多くの新しいケミカル工場が建っとって、マーケットは2022年には化学物資の値段は下がるというとるかのようや。
多くのアナリストとか他の人たちは政府が発表するような大きな数字を鵜呑みにしていろいろ議論したがるが、やけど情報はかみ砕かんとあかんのや。スティールはどうや?わいがNeucorを好きなのは知っとるやろ。ベストなスティールメーカーや。多くの人がスティールの価格がピークをつけとるとかいってNeucorに懐疑的やが、決算では確かに予想をミスはしたが、しかもその予想はそんなに前じゃない時期に会社から発表されたものやったんやが、そしてそれがBearにとっては今Neucorがピークだという証拠になって株価が下がっとるんやが、やけどわいは買いの好機と思うんや。ということで、ケミカルの価格はピークをつけとるか、わいはそう思う。スティールの価格はピークをつけとるか、わいはそう思わん。やけどこれらのことをこれからも見ていこうやないか。
もう一つ、一番大きいやつや。半導体不足や。まじでホラーショーや。ベーシックな半導体会社はどうなっとるかというと、例えばMicronの株価は下がり続けとる。そして半導体製造装置のメーカーの決算のカンファレンスコールとかを聞いとると、半導体不足はこの先も永遠に続くかのように思ってしまうで。Lam ResearchもASMLもビジネスが火を噴いとる感じではなくてわいは驚いたんや。Lam Researchはどの部門も予想の真ん中ぐらいの数字やった。半導体不足が2023年に向かっても続くと思っとる人は自問自答してほしいで。もしそうなら、なんで半導体会社は半導体製造装置をこぞって買い漁らないのか?と。わいはいろいろダブルオーダーとかが重なってキャピタルの支出が激増するということにはなってないと感じるんや。
半導体不足の影響は至るとことに見られとる。安いコモディティー半導体のDRAMとかFLASHだけじゃなくても、半導体価格の急上昇は見られてないんや。Fordの例を見てみようやないか。なんで今日Fordは3%以上も上がったと思う?こんなにコモディティー価格の上昇や半導体不足に人質をとられとるようになっとるのに。わいにはこのFordの上がりというのは、サプライチェーン問題の悪夢が終わりに近づいとることを教えてくれとるような気がするんや。Fordの株価は二日連続で大きく上がっとるから気をつけんとあかんけどな。
ということでいろいろ見てきたんやが、わいが答えをもってないインフレ要素として、労働者不足があげられるで。ワクチン義務化の流れとかもあって労働者はより労働市場に戻って来とるが、COVIDで亡くなった70万人以上の人たちの存在があり、更にワクチンをうちたくない人たちも多くいて、まだまだ労働市場に戻ってきていない労働力が多くあるんや。問題はCOVIDに対する恐れや。同時にCOVIDを経て皆人生を考え直したりもしとるんや。このまま働いて終わってええんやろうか、とな。やけど似たような感じに、南北戦争の後もなったし、第一次、第二次世界大戦後にもなったんや。メジャーな労働力不足に苦しんだんや。人々は人生で何をなすかを再考したりしとるんや。やけどいずれ皆労働市場に戻ってくるんや。時間がたてば状況は良くなるんや。1950年代のようにな。
今日はアップルの新しいプライバシールールが広告の正確性を無くすとしてSNAPが引け後の決算発表後に20%以上も下がっとるが、やけどインフレのパズルということで言えば多くのBullishな点が考えられるようになってきたんや。インフレが落ち着いていろいろなものの値段が下がってくるのを待っていたら、もしインフレ解消のパズルが全部解かれるのを待っていたら、それは待ちすぎというものや。結論やが、フライング、早まった行動をすることは、ほとんど全てのことにおいてミステイクなんや。やけど株式市場は例外や。ここのところ10日間、株式市場はインフレがピークをつけることを期待して、フライングで上がり続けとるんや。大きな機関投資家は待つことができんからな。そしてあなたも同様なんや。先んじて動かんと株式市場の波にはのれんのや。
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