こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの10/28のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日はダウは+0.68%、SP500は+0.98%、そしてナスダックは+0.98%と素晴らしい上昇の日になったで。さて、今日のニュースと言ったらやっぱりFacebookについてやろう。AR / VRに特化したイベント「Connect」でCEOのMark Zuckerbergが、社名をFacebookからMetaに変更すると発表したんや。ティッカーシンボルも12/1からFBからMVRSに変わるんやで。
議会におる全員がFacebookを嫌っとる。特にここ数週間は元従業員が内部告発をしてメディアや政府機関に大量の文書をリークしとったんや。Facebookは顧客の安全をないがしろにしとったという情報が広く知れ渡って、今テクノロジー業界のどの企業よりも規制当局の監視下に置かれとるといっても過言やないんや。そのイメージの問題、安全性の問題、政治的な問題、そういうのが社名変更で払拭されるわけではないで。やけどこの番組はMad Social MediaでもMad Corporate Citizenshipでもなく、Mad Moneyやから、これが株価、ひいては今後の会社にどういう影響を与えるのかというのが大事なんや。
わいはこのFacebookの発表を見とって、メタバースの発表を見とって、そもそもなんでわいが以前FAANGという言葉を作ったのか思い出したんや。ただ大きい会社の頭文字をつなげたんやないで。FAANGはコンスタントに彼ら自身を発明し直しながら成長する会社なんや。このFacebookの社名変更は、GoogleがAlphabetの子会社になった時のことを思い起こさせたで。それ以降も皆ほとんどの場合でGoogleと会社をよんどるが、やけどAlphabetにしたのは理に適っとる。この会社はただの検索エンジンの会社やないからや。クラウドもYouTubeも多角的な事業をやっとって、社名変更は検索エンジン以外のビジネスにも光をあてることになったんや。
Metaに変更されたFacebookも同じや。ザッカーバーグは同じような結論に至ったと思うんや。批判の矛先をかわそうという社名変更やという人もおるが、Facebookという社名はシンプルに、この会社がやっとることに比べて小さすぎるんや。InstagramもWhatsAppもOculusも、そしてメタバース関連の全てのものがFacebookという名前に反映されてないんや。多くの会社のCEOはこのメタバースの可能性について口々に語っとる。旅行もゲームもエンターテイメントもこの仮想空間で行われる日が来るんや。Facebookはまだまだ巨額の投資を迫られるやろうがな。
これはまあ、サイエンスフィクションのようなものや。アイディアとしては、あなたがメタバースの空間に入ったらあなたは望む何者にでもなれるんや。3Dであらゆる体験ができるんや。そして中小企業にとっては素晴らしいエコライザーとなるんや。全ての中小企業が3Dでそれぞれ望みの店舗を開けるようになるんや。そういうことは教育も一緒や。家にいながらにして教室で授業が受けれるんや。後はゲームやが、わいはゲームにはまったら一生ゲームに自分の時間をとられるやろうからやってないんや。ゲームをやり始めたらいつもやめれんのや。
だいぶ前にNvidiaのCEOのJensen Hangがわいにメタバースのことを説明してくれたんや。彼はいろんなことを説明してくれて、キャラクターが自分のまわりをうろうろするとか言って、わいは、なんあやそれはとか言うとったんやが、彼はベートーベンとかモーツァルトといった偉人に囲まれることもできるとかなんとか言うとって、シェイクスピアの劇とかも見たり参加できたりするみたいなことを言うとって、それでやっぱりわいはJensenのことを現代のレオナルドダヴィンチだと思ったんや。彼はそういう世の中になったら現実と仮想空間の境目がだんだんあいまいになって、仮想世界のキャラクターの方がよりリアルに、より重要になるやろうとも言ったんや。
このメタバースに挑戦しようという会社の名前がFacebookというのはおかしいやろ。Metaの方があっとるやろ。やけどこのリブランディングは今の株価とどう関係があるかが重要なんやが、わいはメルマガのCNBC Investing Clubで、決算後に、Facebook株は売らないと書いたんや。株価は下落しとって、その株価を正当化するほどには数字は強かったと思うのと、後はメタバースへの注力がわいは好きやからや。
さて、この社名変更でTwitterではジョークがあふれとるんや。FAANGをどうるんや?MAANGにするんか?とかな。やけどFacebookからMetaに変えるんやったら、GoogleからAlphabetにも買えんとあかんやろ。そしてMicrosoftも入れんとあかんやろ。ということで、さらばFAANGよ。ようこそ、MAMAA!これからはMAMAAや。Microsoft, Alphabet, Meta, Apple, AmazonでMAMAAや!ということでMAMAAの中の、決算があったばかりの二つについて語っとこうやないか。AppleとAmazonや。どれも決算発表直後、アフターアワーで大きく株価が下がっとるんや。決算の数字がホットじゃなかったからな。やけど慌てるんやないで。わいはまだこの二つの会社が好きやで。
アップルに関しては問題は明らかに一時的や。Tim Cookはこの決算でサプライチェーンの制限で60億ドルのコストがかかっとると見積もっとるんや。半導体の供給は良くなっとることもあるようやが、やけど需要に対する供給の制限は、良くなる前に一段と悪くなるんやないかと言うとるんや。売り上げは2017年以来のミスや。EPSは2016年以来のミスや。来期の数字もわいが期待しとるほどには高くないかもしれん。やけどアップルは素晴らしいブランド力をもっとる。やから決算直後も株価は下がったとはいえ、暴落とまではいかんかったんや。皆アップルのブランド力を認めとるんや。わいのアップルに対する姿勢を知っとるやろ。Own it, don't trade it.や。持っとくんや。トレードするんやないで。この姿勢は今も変わらんのや。サプライチェーン問題はいつか解消するんや。ただその時期が不透明なだけや。アナリストは我慢ができない獣や。明日はダウングレードがあるやろう。買いからホールドへの格下げが相次ぐやろう。やけどわいのファンドはそんなゲームには参加せんのや。需要がスローダウンしてれば状況は全然違うんやが、そうじゃないんやから。
アマゾンに関してもわいは問題は一時的やと思うで。アップルのように、や。アマゾンのeコマース分野は向かい風の状況や。これもサプライチェーン問題が大きいし、輸送コストの増大も問題や。なおその上で、リテールビジネスが減速しとることや。めちゃめちゃ好調やった時と比較されるから難しい状況になっとる。ガイダンスはグレイトじゃなかった。やけどAWSのビジネスは火を噴いとるで。もしこの株が今年50%も上がっとったらここで売るかもしれんが、やけど今年たった5%しか上がってないんやから、そもそもマーケットは輝くような決算を期待してなかったということでもあるんや。
結論やが、MAMAAの反対に賭けるんやないで。Metaへの社名変更も、AppleとAmazonの冴えない決算も、わいの考えを全然変えるには至ってないんや。
MAMAA。。こう言ってはなんですが、ださくないですか?
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