こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの12/2のMad Moneyはどうだったでしょうか。
昨日の下落から一転して今日はダウは+1.82%、SP500は+1.42%、そしてナスダックは+0.83%やったんや。センチメントがマーケットを動かしとるんや。それを読むのは困難や。やけどそれを理解せんとマーケットの動きがわからんのや。センチメントとはどういうことかというと、マーケットのマインドセットが何かということや。今回の場合で言うとネガティブさと疲れ果て具合や。真逆の時は、ポジティブさと楽観具合や。
アメリカでオミクロン株の二人目の感染が確認されたが、昨日の一人目の時に反応したマーケットとは違ったマーケットの動きになったんや。おそらくこれからどんどん、多くのオミクロン株の感染者のニュースが流れてくるやろう。特にこの二人目の感染者の男性は、ニューヨークのイベント「アニメNYC」に参加しとったという話やからな。でも投資家はこのオミクロン株の存在を既に事実として受け入れているようや。もちろんまだまだ予断は許さんし、デルタ株の時よりひどいことになる可能性もまだ消えてないで。また入院者数や死亡者数の跳ね上がりがあるかもしれん。そしたら今日の株式市場の上がりなんか、一時的なものやったと後から思い返したらそうなるかもしれん。
やけど、少なくとも短期的視点で見れば、ここまでマーケットのネガティブさはすさまじかったんや。Too muchやったんや。株式は過剰に嫌われてきたんや。そういう時にいいニュースがあればリバウンドも大きくなるんや。例えばSnowflakeの素晴らしい決算や。OKTAもCrowdstrikeの決算も素晴らしかったやろ。
マーケットは売られすぎやったと思っとるわけやが、時にマーケットはそのような状態に陥るんや。それはどうやって判断したらええかというと、実際に測っとる方法があって、わいはS&P Proprietary Occilatorを長年観察しとるんや。マーケットの買われすぎレベル、もしくは売られすぎレベルを数値化しとるんや。このオシレーターのベースラインは0や。BullとBearが拮抗しとったら0なんや。マーケットがBullishになったら数値が上がっていくんや。+5になったらひどく買われすぎのレベルや。+5まで来たらちょっとは利確してポジションを軽くした方がええということや。+10までいったらえらいことや。アグレッシブに株を売らんとあかんで。マーケットの調整は避けられないという感じになるからな。やけど+10までいくのはめちゃめちゃレアや。
逆にマーケットがBearishやと数値は下がっていくんや。-5までいったらマーケットはかなり売られすぎのレベルや。-5の段階ではもう売るのは遅すぎるんや。もし我慢強く株式を抱いておけばもっといい売り時があるやろう。そういうレベルが-5や。それで昨日、-7やったんや。-7までいったら鼻をつまんででも少しは買わんといかんレベルや。だから昨日はわいは株に前向きやったんや。今日は株式市場は上がったが、オシレーターはまだネガティブな領域におるんや。このオシレーターは一日の数値やなくて過去の日々の積み重ねからできとるから、急に極端に上下せんのや。わいらは今でもまだまだかなり売られすぎのレベルにおる。
もちろん、このオシレーターがマーケットのセンチメントを理解する唯一のものというわけではないで。他にもあるんや。例えばVIXや。昨日なんかVIXは31-32に跳ね上がったんや。これは急激な上がりや。VIXは恐怖指数と言われとるから、これが跳ね上がって皆恐怖を感じたはずや。やけど恐怖が跳ね上がっとるところが実は買いの好機やったりして、実際今日はVIXが下がって株価は上がったんや。SPオシレーターの急激な下がりやVIXの急激な上がりはバッドニュースからもたらされるんや。
マーケット全体がこのようにネガティブな時にはアナリストとかも、それぞれの個別銘柄に対してネガティブなことをいいがちなんや。やけど今日センチメントは変わって、そうなったら例えばええ決算を出したOktaやCrowdstrikeは明日、多くのアナリストからのアップグレードがあるやろう。今までネガティブだった人たちも乗り遅れたらあかんという風になってくるんや。Salesforceもそうや。決算はわいは素晴らしかったと思うで。この株から離れた人も、でも戻ってくると思うんや。マークべ二オフは真のブローアウトな決算を発表したんやから。まあガイダンスはそんなに強くなかったが、それは前の決算時とかに比べてもドルが強くなることを織り込んどるからや。わいのファンドはCRMを持っとるが、ポジティブな状況になったらこの株はどんどんいくやろう。木を見て森を見ず状態になったらあかんで。ガイダンスが弱いというだけで全体像を見失ったらあかんで。決算は素晴らしかったんや。株価は一時ひどくうられたが、今日は+3.86%と戻って来とるんや。
あと挙げときたいのはペイメント会社や。ここまでひどく痛めつけられてきた会社たちや。このセクターは以前はめちゃめちゃ愛されとったのに、や。MA、V、PYPL、AXPの面々や。Affirmのような新しい形のフィンテックに株価がやられた形に今はなっとるんや。わいはAffirmは好きな会社やが、やけどBNPLによって他のフィンテックが根こそぎやられるんやないかという考えは馬鹿げとると思うで。やけどネガティブなセンチメントがこの分野を覆っとって、そうなると投資家は容易くネガティブな面を見てしまうんや。やけどPayPalのCEOは二日前にMad Moneyに来てくれて、素晴らしくポジティブな話を聞かせてくれたで。PayPalは実際Affirmよりも規模の大きなBNPLをもうやっとって、今回のブラックフライデーの一日のトランザクション数も記録的やったんや。デジタルウォレットのテクノロジーもどんどん進歩しとる。Venmoもどんどんいっとる。わいはワオと思ったんや。やけどマーケットはそんなことお構いなしや。PayPalの株は$310から$180まで下がったんや。やけど今日は+4.37%上がったんや。ナイスや。
あとはわいのファンドはBoeingを持っとるんやが、これも毎日毎日株価が下がっとったんや。やけど今日、中国民用航空局が737Maxの運航再開のために取る必要のある手順の指針を公表したというニュースが出たやろ。これは中国での737Maxの運航再開における重要なマイルストーンやととらえられとるんや。これでBAは+7.54%上がったで。まだこの株の上がりは終わってないと思うで。今までセンチメントがネガティブなために売られてきたが、わいは明日も株は買われると思うで。今日のこのセンチメントの変化でアップグレードが多く発表されるはずや。HoneywellとかGEもこのBoeingにつられて下がったが、こういう株も一緒に上にいくかもしれんで。
このように株価が上がると、それに乗じて売る人もいっぱいおるやろう。ラッキー、逃げ場ができたという感じでな。やけど買い場を待ちかねとる人も多くおるんや。そういう瞬間にわいらはおるんや。そして今夜何があったかというと、大きな失望をよんだDocusignの決算や。まあでもこれはパンデミックプレイともいえる。パンデミックプレイはもうええというのが今のセンチメントやからな。
結論や。株を持っとる人は握りしめとくんや。オミクロン株によるバックドロップをくらった後、ここまで大きく株価が下落した後は、上昇が待っとる局面かもしれんで。少なくともそれが大きな選択肢としてあるんや。ここから株は元気を取り戻すかもしれんで。
上がってほしいです。
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