こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの12/7のMad Moneyはどうだったでしょうか。
先週の大きな下落でパニックになったらどうなっとったか。パニックになって株を売り払ってマーケットから逃げとったらどうなっとったか。そうしとったらあなたは今涙目で歯ぎしりをする羽目になっとったやろう。今日はダウは+1.4%、SP500は+2.07%、そしてナスダックはなんと+3.03%という大幅な上昇やったんや。相場というのはやはり、正しく取り組まんとあかんのや。わいはパニックになるなと言ってきたやろ。パニックは戦略にはなり得ないと言ってきたやろ。買いの好機を狙おうと言ってきたやろ。ここ数週間と言うのはわいがそうやって言って来たことがいかに大事かということの、完璧な例になったんや。
パニックにならずに、常に冷静に、落ち着いて、物事に向き合うんや。マーケットだけじゃなくて人生全般において大事なことなんや。今ここのところの下落を振り返っておくのは、記憶が新しいし今後の指標にもなるから意味のあることや。Mad Moneyを見ている人には誰も、今後は金輪際パニックになって損をしてほしくないからな。サンクスギビング前の水曜日からさかのぼってみようやないか。オミクロン株がまだ名付けられてなかった感じの時や。COVIDの新型の変異種が南アフリカにいるらしいとなったんや。各国の政府は次々と対策を講じ始めたで。そしてサンクスギビング明けの金曜日、皆がこの変異種に恐れおののいとったことを責めることはできんよな。
各国がそれぞれ国境を閉じだしたんや。やけどそこで南アフリカからオランダへ行く飛行機の乗客が多くその新変異種にポジティブだったということを聞いて、これは世界中に広まるのは避けられん、もしかしたらもう広まっとるかもしれんとなったんや。皆どう思ったかというと、やばいやばいやばい。ロックダウンだロックダウンだロックダウンだ、という警報が鳴り響いとったんや。そしてだからサンクスギビング明けの金曜日、市場は下がったんやが、わいはメルマガで、パニックになるなと言うたんや。やけど石油価格がずるずる下がり、皆株式にこれはもっと反映されると思って、そしてその通りに株式市場が下がったんや。
やけどその後の週末、わいらはそんなに悪いニュースを聞かんかったんや。冷静に考えたらアクセプタブルなリスクなんやないかという考えに至ってもおかしくはなかったんや。そしてここぐらいの時に、新しい変異種はオミクロン株というらしいと皆が知ったんや。そしてWHOがこのオミクロン株を警戒すべき変異種に指定したことで、これはやばいことになるかもしれんと皆思ったんや。やけどそこでファイザーとモデルナのCEOが、ワクチンはもう作り始めとって100日以内にできる、詳しい情報は数週間待たんといかんと言うた時に、ちょっとは落ち着いて、わいはサイエンスを信頼しようと言うたんや。そしてわいはこの二人のCEOはTime誌のPerson of the Yearに選ぶべきやと言うたんや。彼ら以外にふさわしい人はおらん、と。
先週の月曜日の時点では株価は小休止や。ちょっと上がったんや。やけどそこで悪夢の先週の火曜日がおこるわけや。モデルナのCEOがフィナンシャルタイムズのインタビューで、今のワクチンはデルタ株にはきくが、それと同じようにはオミクロン株にはきかないかもしれんと言うたんや。良くない状況やと言うたんや。そしてまさにその日、パウエル議長のテーパリング加速発言があって、株価は大きく下落したわけや。マーケット全体が売られたんや。別にオミクロン株に対する重要な追加のニュースも無かったから、モデルナのCEOの言うことを信じる他なかったんや。
先週の水曜日は引き続き下がって、更にアップルのiPhoneの需要が低いんやないかというニュースも出たんや。アップルがサプライヤーにそう言うたというニュースや。わいは番組で、アップルがサプライヤーにそんなことは言わんというたし、iPhoneの需要やないんやないかと言うたんや。そしてここら辺から、オミクロン株について、確かに感染力は強くて広まり続けとるが、症状は大したことないんやないかということが言われ始めてきたんや。特にワクチンをうっとる人はな。
そしてそれがどんどん明らかになってきて、どうやらオミクロン株はデルタ株2.0という感じではないんやないかということになってきたんや。そして更にMorgan Stanleyのアナリストが、アップルはむしろビジネスはめちゃめちゃ好調で、目標株価を$200に引き上げるということがあったんや。アップルは先週$157やったのに、今日は$171まで上がっとるんやで。わいがアップルはトレードするな、持ち続けるんやといつも言っとる意味がわかるやろ?今日は新高値更新やで。そして逆に、サプライヤーはiPhoneの需要が強すぎると聞いているという話まで出始めたんや。これでわかるのは、サプライヤーの話は話半分に聞かんとあかんということや。やけどわいは悪い方のニュースが出た時に既にそう言ってたんやで。オミクロン株に関する恐怖がどんどん薄らいでいっとる。そしてそれと共に今週は株価が上がる週になっとるんや。
オミクロン株も、アップルの需要の話も、パニックの例にはもってこいや。特にニュースの第一報でパニックになって安易な反応をせんことや。確実な情報をとるように心がけるんや。踊らされないように心がけるんや。先週の株価下落の際に先んじて株を買っとった人は賢かったんや。わいは売られすぎやと言うとったやろ。鼻をつまんでも買わなあかんと言うとったやろ。更に下落する可能性に言及しながらも買う局面やと言うとったやろ。冷静にならずに、パニックで恐怖から株を売り払ってしまうのが最もあかんのや。
結果論もありますから難しいですが、今回ジムは概ね正しかったと思います。
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