こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの12/14のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日は無差別的な大きな下落やったんや。やけど引けにかけてちょっと株式市場はリバウンドしたんやけどな。ダウは-0.30%ですんだんやが、SP500は-0.75%、そしてナスダックは-1.14%やったんや。明日のFOMCはめちゃめちゃ重要なイベントで、それもあって下がっとるんや。わいは今真のMake or Breakの時が来とると思うで。ここから持ち直すか下落するかの瀬戸際や。もしFedの姿勢がタカ派ではなければ、株価はもとに戻るやろう。やけどインフレは確かに過熱しとって、Fedはタカ派的スタンスを取らざるを得なくて、その結果株式市場は大きなダメージを被るかもしれん。
だからわいはこのところずっと、利益が出とる会社の株を持つんやと言っとるんや。利益を出して、その利益を株主に還元しとる会社の株や。二つの種類の会社があって、経済が強い時によくやる会社と、経済が弱い時でも良くやる会社があるんや。例えば剃刀を売っとる会社は経済の良し悪しは顧客的には関係ないかもしれんが、高級家具を売っとる会社は経済が強くないと顧客が商品を買わんかもしれん。もしあなたが将来に不安を持っとって、失業するかもしれんと思っとったら、果たして家具を高級なものでそろえようと思うやろうか?
Williams Sonomaを考えてみようやないか。たった数週間前は、Fedがこんなに引き締めを急ぐかもしれんとは思われてなかったんや。その時にわいはサンフランシスコでWSMのCEOにインタビューして、そしてその時は彼女は本当に素晴らしい決算を出したばっかりやったんや。皆が予想しとるより全然良かったんや。同時ウォール街は喜んでその結果に対して高い株価をつけたんや。WSMは素晴らしい会社で、株価は利益の15倍やったんや。やけどわいはこの数字は安すぎると思って、20倍ぐらいつけてもいいはずやと思ったんや。それは$215だった株価を$280まで引き上げても大丈夫やと思うようなものや。
そこで世界が変わったんや。経済のブームに期待できない、それを前提で考えられない感じになったんや。Fedがインフレに利上げで対処せんとあかんようになったからな。今の疑問はFedはどれほどハードに動くのかということで、やけどわいらは消費活動もビジネス活動も、より注意深くならんとあかんようになったというのを理解せんとあかんのや。そしてそうなった時に、WSMのような株はやられるんや。
まだWSMのビジネスはそのままやで。何も変わってないんやで。やけどその将来に不安を抱いて、より安い株価でしかこの株を評価せんようになってしまったんや。何一つネガティブなニュースが無いにもかかわらず、今WSM株は利益の12倍しか値がついてないんや。株価は$170で、数週間前にわいが$280でもええのになと思っとった時より凄まじく下や。これがマルティプル・コントラクションや。評価が圧縮されてしまうんや。わお、と思うやろ。だってこの会社自体は何も変わってないんやで。クリスマスの消費を考えたら、予想よりも更によくやっとるかもしれんのやで。やけどマーケットはそんなの関係ないと言うとるんや。ウォール街はこの前の決算のことなんかケアしてないんや。
このようにFedが金融引き締めにアグレッシブやと皆が思うと、評価が俄然厳しくなるんや。そういう打撃を一番くらうのが、利益が全く出てない会社たちや。特にSPACとかや。多くのSPACは利益なんかないで。ただ売り上げを基準に評価されとるんや。そして時に、その売り上げさえ満足にない場合もあるんや。今までは利益が無くても凄まじい成長がある会社は、その成長を買われて、売り上げがどんどん伸びていくのを評価されとったんや。やけど今やそういう株はこのウォール街のファッションショーでは忌み嫌われてしまうんや。
マーケットは今まで見たいに将来の期待性に寛容やないんや。何をやっとるかわからない会社にも我慢ができんのや。利益を出さずに当然それを株主に還元することもできない会社にマーケットはもはや容赦ないんや。もう4週間前とは状況が違うんや。なぜならいきなり株価が違う基準で評価されだしたからや。これはカオスや。PERもPSRも多くの会社で下落し続けとる。利益が出てない会社はもう、マネーマネジャーは評価しようともせん感じになっとったりするんや。
JPMorganがStarbucks vs DutchBrosというレポートを出したで。今Starbucksの方は利益の28.5倍の株価や。やけどIPOしてまだ日が浅い、高成長を期待されとるDutchBrosはどうかというと、わいはここのコーヒーが大好きなんやが、まだこの会社は利益をほとんど出してないんや。だから評価が難しいんや。2025年には利益を出すかもしれん。そういう株に、3か月前やったらマーケットは大丈夫やったんや。今は違うで。じゃあ今の株価が正当化されるのは、この先成長を続けてどの時点かというのをJPMorganは分析しとるんやが、なんとそれが2037年なんや。2037年やで。どれだけクレイジーなマーケットやったか、そして今もそのバリュエーションが残っとるのかわかるか?
繰り返すが経済がブームしとる時は、このような評価がマーケットで受け入れられて、多くの会社がその成長を期待され、後押しされとったんや。やけどFedの金融引き締めを恐れとる今はそういうわけにはいかんのや。今年は本当に多くのIPOがあったが、DutchBrosよりひどい株は山ほどあるんや。DutchBrosもそうやが、会社自体は素晴らしい会社もあるんや。ただ株価が今の状況ではワークしないというだけや。
WSMでさえ下がっとるのに、よりコンセプト色が強いDataDogとかUpstartとかJFrogがやられるのは当たり前ともいえるんや。わいらは新しい公式を目の当たりにしとると言えるで。成長の速さが売りの会社の評価が大きく圧縮されとるんや。特に利益が出てない会社や。遅かれ早かれ株価の下落は止まるかもしれんし、わいはまだサンタクロースラリーを信じとるんや。やけどマルティプル・コントラクションがおこっとることを理解しとかんとあかんで。
下落が止まってほしいです。。
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