こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの12/20のMad Moneyはどうだったでしょうか。
今日はまたマーケットは下落の日になったな。ダウは-1.23%、SP500は-1.14%、そしてナスダックは-1.24%だったんや。まずCOVIDの感染者が増えとるということがあるよな。オミクロン株に対する恐怖がどんどん高まって来とるで。そして更に、バイデン政権が推し進めとった2兆ドル規模の税制・支出法案がもしかしたら崩壊したんやないかというニュースが出たんや。やけどこういうことを考えると、株価はもっと下落してもおかしくなかったと思うんや。むしろこの程度の下落でよくおさまった方やという見方もできるんや。実際日中の底値から株価が戻ってきたからな。
バイデン政権の財政支出案はまた最近COVIDで苦しんどる人への経済刺激策が盛り込まれとる。以前の景気刺激策はもう前のことやし、Fedが金融引き締めをしていっとる今、このバイデン政権のプランは民主党の一つも目玉やったんや。やけどわいは今の状態と言うのは、わいらはあきらめずについていくフェーズやと思うんや。下手したらこの下落は買いの好機で、少しずつ買っていってもええぐらいなんや。わいのファンドも今日は買ったんやで。(注:Chevron (CVX) を買い増して、Bausch Health (BHC)を新規買いしています)
なんでわいが今この下落の中でもポジティブな姿勢なのか言おうやないか。まず、わいらはもうCOVIDのことを知っとるんや。多くの人がワクチンをうっとるやろ。それがどれぐらいオミクロンにきくかが重要なのはそうなんやが。わいは先週パーティーに行ったんや。月曜日や。そのパーティーの参加者は皆PCR検査がネガティブやったんや。そしてわいはたぶんそこでCOVIDをキャッチしてしまったんや。わいのミスとしては、わいはその時、マスクを外したりしとったんや。皆PCRネガティブやから大丈夫やろうという感じでな。わいはそう思うべきではなかったんや。
わいがわかってなかったのは、オミクロン株のおそるべき感染性や。今日ではデルタ株の70倍とも言われとるんや。そんなに感染力が強かったら、PCR検査でネガティブやろうが何やろうが、タイミングがずれればあっという間に誰かから感染するやろう。パーティーの後、わいはオミクロンにかかったことが木曜日までわからんかったんや。わいはAbottのBynaxNOWが好きやで。木曜日の朝はこれがネガティブやったんや。やけど木曜日の夜、自分でまたこのテストをやってみると、ポジティブのラインが出たんや。うわっと思って急いでわいのスタッフや近しい人に全員連絡したというわけや。
わいはモデルナのワクチンを、ブースターを含めて3回うっとるんや。たぶんそのせいやろう。症状は長くは続かんかったんや。土曜日にはすっかり元気になったほどや。わいは回復段階におって、わいにお見舞いの言葉をかけてくれる人はどうもありがとう。まあ不幸にも、今日のテストでもまだポジティブやったから、わいはオフィスには戻れんのや。わいはこのCOVIDで亡くなった人や、今も重篤な症状に苦しんでいる人のことを考えると本当に心が痛むで。同時にわいはおそらくワクチンが重症化を防いでくれたやろうから、そのことに感謝しとるんや。
わいのように身をもってリスクをしることは、誰にでもおこりうることや。ワクチンをうってない人は重症化の危険性が高いことを今一度認識せんとあかんと思うで。まあでもオミクロンは主なCOVIDの種類にすぐなるやろう。そして皆、オミクロンにかかった人はいつかかったのかわからんこともあるんや。全員が三回ワクチンをうっとる世の中やったらええんやけどな。そうじゃなかったら、重症化する人がやっぱり増えてしまうということはあり得るで。そして現時点でそれが一番のリスクなんや。重症化や。入院者数や。感染者数の数字はもうどうでもええんや。大事なのは入院者数や。
わいの経験から言わせてもらうが、もしあなたが三回ワクチンをうっとったら、あなたが考えとるよりもオミクロン株による症状は軽いかもしれんということや。わいはこのポジティブ面はまだ株式市場に織り込まれてないと思うで。これがわいのCOVIDの経験と見通しやが、じゃあバイデン政権の財政支出案についてはどうや?やけど先日の選挙も民主党は劣勢やったわけやし、今回のニュースでめちゃめちゃ驚いとる人はおるんか?と思うで。やけどまあ、多くの人が驚いとるようにも見受けられるんや。
それでは、今回のバイデン政権の税制・支出法案が危ういというニュースはマーケットにどんな意味があるんや?まちまちな影響があるで。一方で、財政赤字がたまりすぎで、予算の膨張を心配して、予算が足りないことを心配しとった人たちは、このニュースで喜んだやろう。他方で、この支出法案で経済がブーストされたはずやのに、それが無くなったことを嘆く人もおるやろう。やけど経済は既にオーバーヒートしとるんや。更なる大規模財政支出なんかいらないんやないかと思う人もおるやろう。
特定の業界で影響が大きく出たりするで。製薬会社はハッピーかもしれん。財政支出を餌に薬価を下げろといわれることがなくなるかもしれんからな。だからわいは製薬会社の株を推しとるわけやが。やけど他の傷ついとる業界もあるで。例えばEV優遇のいろんなことは無くなるかもしれん。それでブーストされとったEV株はつらいかもしれんが、こういう時はTeslaや。彼らはそういうのが関係ないからな。やけどTeslaも他のEV会社の株も下がっとるし、あとはソーラー株も下がっとるで。
さあ、こういう状況の中でどうすればええんや?そうや、冒頭でも言うたが、わいらはあきらめずに、投げずにマーケットについていくんや。ここであなたの株を売り払う必要はないで。わいのファンドは逆に買っとるわけやから。わいは今の状況を心配しすぎてはないんや。システミックリスクがある状況やないからな。そしてわいらはこの下落を買いの好機ととらえるべきや。こういう全体が下落する状況の時はまず、コンシューマープロダクトの会社が良くて上がっとって、それは典型的や。更にスローダウンした株が戻ったりするから、そういう時にはヘルスケア株やパッケージグッズ・プレイを考えたらえんや。そしてそれから、メガテック株が回復していくかもしれんのや。今日の引け後にあったばかりのMicronの決算も素晴らしかったやろ。Nikeの決算も良かったらもしかして明日はリテール株にも上昇がみられるかもしれんで。大きな下落の二日目は、経済のスローダウンで良くやるような会社はボトムをつけてもええ頃合いなんや。
あとは、今からクリスマスラリーの時期なんや。サンタクロースラリーとも言うな。ラリーウィリアムズも言うとったやろ。過去20年間、ほとんど毎年、サンタは姿を現したんや。今年は今年特有のことがいっぱいおきとるわけやが、それは今年だけのことじゃないんやで。毎年いろんなことがおきとるわけや。その中でいつもサンタが来るわけやから、わいはサンタの逆に賭けることは勝算の薄い賭けやと思うで。わいはクリスマスを経たら港湾問題も軽くなるかもしれんし、原材料コストも下がってくるかもしれんと思うで。今日もいろんな価格が下がっとるしな。
わいは今のマーケットを悪いマーケットとよびたくはないで。オミクロン株がワクチンを打った人をそれほど重症化させてないとかのニュースに注目しようやないか。わいはそういうニュースがメジャーになればなるほど、マーケットはカムバックすると思うで。
サンタよ、こい!
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