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【ジム・クレイマー】債券金利が落ち着いて、パウエル議長が思慮深いままやったら、銘柄選択が肝になるマーケットに戻るんや!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの1/11のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

時に良いニュースが無視できないぐらい重なることがあるんや。そうや、それが今日みたいな日や。ダウは+0.51%、SP500は+0.92%、そしてナスダックは+1.41%と、今日は上昇の日になったんや。ここ数週間ぐらい、債券の動向以外は何も関係ないような期間やったで。債券金利が上がって株が売られたんや。債券金利の動向に逆らっても無駄なことはマネーマネジャーは皆わかっとるんや。ということで、ウォール街のプレイブック通り、ほとんど全ての株が区別なく一様に売られたんや。

 

この頃のマーケットはアルゴリズムに支配されとるんや。決まったインプットには決まったアウトプットがあるんや。長期金利が上がったら自動的に株が売られるんや。こういう決定には下手したら人間が関わってなかったりすらするんや。そしてこういう時に何が売られるのかというと、SP500が売られるんや。500株が全部セットで売られるんや。ポートフォリオマネジャーはこういう時に個々の銘柄を吟味しながら売ったりはせんのや。ただSP500先物を売るんや。こういう時SP500はどうもろこしや大豆のようなコモディティーみたいな感じで扱われるんや。大豆が500粒かごに入っとるのを、一粒一粒吟味しないのと同じことや。

 

大きな機関投資家がどれぐらいテレビで個別銘柄についてしゃべる?あんまりやろ。ほとんどは曖昧に株式市場全体とか、踏み込んだ場合でもふわっとセクターの話をして終わるのがほとんどや。めちゃめちゃ巨額のファンドを運用しとる機関投資家は、個別銘柄を研究したってそれがリターンには直接結びつかんかったりするんや。だから彼らは皆株式市場全体をとらえて動くんや。こういう動きが株式市場の下落の時にはワークしとるんや。だから債券金利の影響とかで株式市場が下落する時は、全ての株が下落するんや。GEneral Millsは半分売るけどCroloxは1/4しか売らんみたいなことは時間の無駄やと皆思っとるわけや。

 

しかしここで、債券金利の上昇が止まって下落したらどうなるのかという疑問が出てくるよな。そうや、今日のような日や。株式市場はまるで息を吹き返したような感じやったんや。今日パウエル議長が上院銀行委員会の公聴会で証言したんやが、インフレが予想以上に長く根付くならFRBは時間とともに利上げを実施することが必要、とか、アメリカ経済は緩和的な政策をもはや必要としていない、とかしゃべったんやが、タカ派だとはとらえられなかったんや。利上げはデータを見ながらやっていく、オミクロンがおさまればインフレの過熱もおさまるかもしれん、そういう可能性もあるという感じや。

 

ということでわいらは今日は、そうか、そうなら何か買えるかもしれんな。なんの銘柄を買おうかな、と考えることができるような日になったんや。個々の銘柄についていくつか例を挙げてみてみようやないか。Morgan StanleyはAmazonの目標株価を$4000から$4200にあげたんや。アメリカでは多くのシェアを獲得しとることが理由の一つや。ホリデーシーズンも悪くなかったということや。オミクロンでセールスが振るわなかったリテールもある中、Amazonは輝いとるんや。そして今日Amazon株は+2.4%とリバウンドしたんやが、やけど今の株価$3307というのは高値からまだ$400も下なんや。

 

二つ目はAppleや。いくつかのレポートがAppleはめちゃめちゃええホリデーシーズンを送ったということを報じとるんや。中国での売り上げが好調なことは言うまでもないんや。やけどこういうデータも関係なく、株式市場下落の時は皆SP500をそのまま売るから、Apple株も当然大きく売られたわけや。やけど今日Apple株は+1.68%とリバウンドしたで。上がる時はSP500より早く戻るかもしれんで。皆が買いたい株やからな。

 

三つ目やが、今JPMorgan Healthcare Conferenceの真っ最中よな。ほとんどの会社が素晴らしいことを次々と発表しとるんや。だけどこれも下落の時には関係なかったんや。売られる時はヘルスケアセクター全体として売られたりするからや。やけどわいにはお気に入りの銘柄があるで。そういうのを狙っていきたいんや。もしくは四つ目としてNvidiaや。次の決算は予想よりもええやろうと皆が思っとるが、やけど全体の下落につられて下がっとるんや。

 

やけど例えば、五つ目やけど先週CESでAMDのLisa Suはこれまた素晴らしい発表をしたんや。複数年に渡り半導体メーカーにとってこれから素晴らしい時期になるやろう、と。こういうことを誰も聞いてないように見えて、どちらにせよ株価は全体の下落に飲み込まれて下がっとるわけやが、いざ何か買おうかなと思ったらこういう株がええに決まっとるやないか。

 

六つ目にBoeingをあげときたいで。2018年以来の最高の売り上げレベルに今なっとるんや。予想よりめちゃめちゃええというわけではないが、でも予想よりええんや。オミクロンがおさまったら旅行はまた戻ってくるかもしれん。株価は今日上がっとるが、やけどもっと上がってええはずやし、だからわいのファンドはこの株を持っとるんや。

 

繰り返すが、債券金利の影響で株式市場全体が売られる時と言うのは、それはどの株も区別なく売られるんや。だから債券金利が落ち着いてさあ何か買おうとなった時は、下落しとる優良株を狙う好機なんや。もちろん全ての会社が思った通りええ業績を出すわけでは無いで。だからどの銘柄を買うのかという銘柄選択が大事になってくるんや。2022年の見通しを引き上げた会社も多くあるんやで。

 

結論やが、債券金利が落ち着いたら、そしてパウエル議長が思慮深いままやったら、株を買っていけるマインドセットになる。そういう時には銘柄選択が重要になる、そういうマーケットになるということなんや。心してかかろうやないか。そしてこれからの決算シーズンも注目しようやないか。

 

 

どんどん上がってほしいです!

 

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