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【ジム・クレイマー】Fedを怖れとる?利上げを怖れとる?やけど株を買うということは、株券という紙切れを買っとるんやないんやで!会社を買っとるんやで!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの1/18のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日は惨憺たるひどい日やったな。ダウは-1.51%も下落して、SP500は-1.84%も下落して、そして一番下がったナスダックは-2.60%やったんや。やっぱり皆インフレの過熱が怖いんや。だからFedが今わいらが思っとるよりもかなり早いペースでさっさと利上げしてくれんかなと思っとる。そうしたらどうなる?株式市場は下がるやろうと皆思っとる。だから皆株を売るんや。そして株式市場全体が下がるというわけや。キャッシュをたんまり手元に残しとる人も多くおるやろう。このマーケットをショートしとる人もおるやろう。

 

ここでわいがあなた達に思い出してもらいたいことがあるんや。わいが強調したいことがあるんや。それは、わいらが株を買うということはただ株券という紙切れを買っとるということじゃないということや。トレーディングカードとかを買っとるわけではないということや。会社そのものに投資をしとるということなんや。確かにFedがどんどん利上げをしたら株式市場全体に悪影響があるやろう。やけどそれとは別に、わいらは会社に投資をしとるということを忘れたらあかんのや。ということで、株式市場全体が下がるのにつられて、あなたも全ての株がダメだと思うのは馬鹿げとることなんや。Fedがどのような動きをしようが、それが一様に全ての会社に打撃を与えて全ての会社の株を持つ意味が無くなってしまうと考えるのは馬鹿げとるんや。

 

このような状況の中で賢い人たちは着々と今の状況を利用して賢いビジネスをしとるで。今日Microsoftは何を言った?万歳!Activision Blizzardの株がこんなに下がって来とる。この優良会社の価値がこんなに下がるなんて絶好のチャンスだ。買ってやろ!そう言うたやろ?MicrosoftがActivision Blizzardを687億ドルで買収することを発表したんや。これはMicrosoftとしては過去最大の買収で、2023年の買収完了を目指しとるんや。CEOのNadellaは、「ゲームはすべてのエンターテインメントの中で最も勢いのある分野で、この買収はゲーム事業が強化できるだけでなく、メタバースのプラットフォームの開発において重要な役割を果たす」というとるんや。うわ、パウエルがどんどん利上げする気や。なんか時期が悪いわ、買収やめとこ、ってNadellaが思うと思うか?そうじゃないやろ?こういう時期こそ利用して賢人は賢人の戦略を着々と進めとるんや。

 

食品・日用品大手のUnileverはどうや?GSKの一般医薬品部門の買収を目指しとるやろ。Unilever的にはもし買収が実現できれば、アメリカ、中国、インドで成長の土台を構築できるし、口腔ケアとビタミン補給剤の分野で相乗効果も見込めるということなんやが、まだ話はまとまってないけどな。でもUnileverはヨーロッパの中央銀行が利上げするかもしれんと、そういう将来への攻めをあきらめたりはせんやろ?

 

さあ、今日最も注目を浴びたクラッシュの話をしようか。このクラッシュがダウがこんなに下がった原因でもあるんやが、そうや、ゴールドマンサックスの話や。今日GSの決算があったんや。それでわいらは何を学んだ?売り上げは記録的な数字やったで。8%増の126億4000万ドルや。予想されとった120億ドルより上やったんや。EPSも記録的な高さで、10.81やったんやが、ただ予想の11.76には届かなかったんや。投資銀行部門の売り上げは45%増の38億ドルと好調で、アドバイザリー手数料などが増えたんやが、やけどトレーディング事業を含むグローバル・マーケット部門の売り上げは7%減の約40億ドルやったんや。株価変動が乏しくてトレーディング事業の業績が悪化したのと、後は賃金上昇が利益を圧迫したんや。

 

決算を受けて株価は7%も下落したんやが、わいはこれは馬鹿げとると思うで。皆口々に、給料が高すぎるだの、インフレでコールドマンがやられとるだの言っとるが、そう決めつけるのは早計やで。実際新しい社員を雇っとる時は去年よりも賃金が低い時もあるんや。きちんと決算書を読んで見ればええで。もしくは多くの人が、もしかしたらゴールドマンの業績はここが最高潮でここからは下り坂になるんやないかと思っとるが、その可能性もあるかもしれんが、わいはそう思わんで。ゴールドマンは2017年も2018年も2019年も2020年も2021年も、一年ずつ成長を続けとるんや。常に前の年よりええ業績を出すのがゴールドマンなんや。皆ゴールドマンの支出が増えとると心配しとるが、実際インフレに良く対処して支出は良くコントロールできとると思うで。今日のような大きな下落があった時は普通、下落は一日では終わらんのや。次の日も下落が続くかもしれんで。やけどゴールドマンの事業は好調やで。アドバイザリー手数料も増えとるんやが、皆高いお金を払ってゴールドマンとの縁を切ってロボアドバイザーにアドバイスを求めると思うか?そんなことにはこれからもならんのやで。

 

ちょっと脱線してBoeingを見てみようやないか。ここのところBoeingに対するアナリストのアップグレードが続いとる。2019年から2021年の間におこったいろいろなネガティブなことはBoeingに二度とおこらないんやないかという意見が強いんや。わいは今年は737 maxも承認を受ける年になるかもしれんと思うし、航空機不足の今、737 Maxが再び空を飛ぶことで需要が満たされると思うで。このように長期目線で見たら短期目線とは違う感じになるんや。話は戻ってそれではゴールドマンは本当にここから沈むと思うか?こんなに多くの人を儲けさせとるこの会社が?Boeingの場合はどうや?航空機が不足しとるこの時に、それぞれの航空会社のCEOが、もう航空機はいらん。今ある航空機でやっていく、となると思うか?そういうことはおこらんのや。ここにFedが利上げをどんどんするということが関係してくると思うか?それは間接的にはいろいろな影響があるやろう。やけどちょっと長期的目線で見たらどうや?

 

今は皆臆病者になってFedの動きと利上げをこわがっとる。やけど冒頭でも言うて、繰り返しになるが、わいらが株を買うということは、株券という紙切れを手に入れるんやなくて、会社を買っとるんや。会社を買っとると考えた時、例えばゴールドマンは去年の利益の6倍という割安さやが、ただもうゴールドマンはええ業績を出せないんやないかという憶測だけで買っとる会社を手放そうと思うか?実際にどれほどこの会社が儲けとるか、本当にわかっとるんか?

 

さて、明日はMorgan Stanleyの決算があって、もしかしたらこの決算も失望をうむかもしれん。状況が落ち着くまで待つのはええやろう。やけど考えてほしい。実際株を買うというのは会社を買うということなんやと。ゴールドマンは最も就職の難しい銀行の一つや。世界で最も儲かるアドバイスをできる場所の一つや。そのアドバイスを聞くために多くの会社がプレミアムを払っとるんや。そして今この株を、2カ月半前と比べると$70も安く買えるんや。わいはこれはスティールやと思うで。今の株価で株が買えたらそれは盗むのと同じやということや。

 

 

しかし下落が止まりませんね。

 

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