こんにちはマカベェです。
ジム・クレイマーの1/7のMad Moneyはどうだったでしょうか。
テクノロジー株の下落が続いておる。こういう状況下ではわいがここのところいつも言っとる通り、売り上げだけで評価される株はダメで、利益を出しとる会社に注目せんとあかんのや。Fedの金融引き締め化ではマーケットも今までとは全然違った、新しいものになるんや。そしてそのマーケットでは今までとは違った勝者と敗者が生まれるんや。一年前とは正反対な感じにすらなったりするんやで。テクノロジー株を見てみると、全部のテクノロジー株がダメになったわけやないんや。ワークするやつもあるんや。わいらはそこに集中して見ていかんとあかんのや。
テクノロジー株かテクノロジー株じゃない株価で議論をしたがる人もおるが、そういうことでもないんや。今対比すべきなのは、リアルな利益を出している会社と、利益を出してない会社や。テクノロジー株の中には利益を出してないどころか、売り上げすら満足に出してない会社すらあるからな。クラウド株とかは今軒並み下落しとったりするが、やけどテクノロジー会社の中にもリアルな製品を製造してそれを売って利益を出しとる会社というのは多くあるんや。そういう会社にとっては、例えFedがもはや友達じゃない状況でも、それらの株はワークし得るんや。やけどそういう会社は得てして古い、退屈な会社やったりするんや。やけどそれがええんや。今は新しいテクノロジー株から古いテクノロジー株に注目を移すべき時なんや。注目すべき「古い」テクノロジー会社を五つあげてみようやないか。今からあげる銘柄はリアルな製品を売っとってリアルな利益があるんやで。
まず一つ目はAppleや。何のサプライズでもないやろ。わいのマントラを知っとるやろ。Own it, don't trade it、や。去年34%上がったとしても売るんやないで。今は高値からは$10下がったところに株価があるが、もしアップル株を持ってない人はこういう時が買いの好機や。実際わいはいつもApple株が下がるたびに買いの好機やと言ってきたんや。Appleは今年の売り上げ成長はたった2-3%の予定になっとるが、この会社は歴史的に常に予想の上を出してくるんや。
わいは積み重なっとるApple製品の需要は大きいと思うで。去年はAppleはひどいサプライチェーン問題があったんやが、そして納品が遅れたりしてそれが売り上げを少なくしたりしとったんやが、Apple製品というのは人気で、すぐ手に入らなくても皆ただ待っとるんや。だから去年悪かった分、今年はその分の追い風があるはずや。加えて、サービス収入のグロースが素晴らしいんや。今サービス収入は全体の売り上げの19%を占めとるんやが、どんどん成長しとって、マージンはハードウェアの売り上げよりもずっと高いんや。長期的にはバーチャルリアリティーのヘッドセットとかもどんどん売り上げに加わってくるやろう。
そして重要なことに、Apple株というのはテクノロジー株のハードウェア・プレイというよりは、消費者製品株の側面があるんや。実際Appleは世界でベストの消費者製品会社や。配当もそれほど多くないけど出しとるで。それほど多くなく見えるのは、株価が高く上がったからやが。そしてアップルはモンスター級の自社株買いをやってきたし、これからもそうやろう。それはPERを押し上げるで。こういうAppleの特徴はどれも、Fedが金融引き締めをやっとる今こそ輝いとるんや。このままいくといつか、Appleは、人の一生でどれぐらいの製品を買わせるかという、本当に消費者製品株が評価させるような指標で評価されるようになるやろう。そうなるとますます、Apple株がどれぐらい割安か、明らかになると思うで。わいはApple Watchもすきやで。わいは画面をいつも変えとるんや。
二つ目はCiscoや。去年は40%以上も株価が上がったんや。ダウ銘柄でベストなパフォーマーやったんや。やけど今年の利益見積もりの18倍とまだ安いんやで。手堅い2.4%の配当もあるしな。この株がええ点というのはシンプルや。確かに連続でそんなに良くない決算を出したりもした会社なんやが、最近の決算発表から株価が離陸したんや。直近の二つの決算は悪いものではなかったで。しかも多くの会社がテクノロジーにかける予算を増やしとって、需要が高まっとるんや。問題はサプライチェーンにあるんやが、CEOのChuck Robbinsは今年の2月ぐらいからその問題が良くなっていくやろうと言っとるんや。そしてわいはその言葉を信じるで。彼はいつもはっきりストレートに物を言う男やからな。やけど彼はアメフトではファルコンファンなんやけどな。
そしてCiscoはどんどんビジネスをソフトウェアの方に移したりしとるんや。そして一回限りではない、繰り返しのサブスクリプション型収入を増やそうとしとって、わいは将来的にはそれが50%ぐらいまでいくと思っとるんや。そういう体質になってくるとCiscoはより高いPERに値する会社になるというわけや。ウォール街は常に、安定した収入を高く評価するからな。わいのファンドはこの株を持っとるで。
三つ目はIBMや。これはちょっと複雑や。なぜならレガシーのManaged Infrastructure Service部門を11月にスピンオフしたからな。そしてこの前の決算は売り上げが予想に届かんかったんや。醜い数字やったで。やけどCEOのArvind Krishnaはセールスの人間の給料とかを変えるというとったが、そうなったらソフトウェアの売り上げのブーストにつながるかもしれんが、やけど何にせよこの会社はきちんとした決算の数字を出さんとあかんで。次の決算でもそんなに良くない数字が出ることもあり得ると思うで。そしたら株は売られるかもしれん。そしたらそこが買いの好機になるかもしれん。
やけどどちらにせよ、わいはIBMのことを、二つのシンプルな理由で好きなんや。一つ目は、利益の12倍と、めちゃめちゃ安くて、かつ4.9%の配当があること。二つ目は事業のスピンオフによる切り離しにより、クラウド事業やAI事業といったところにビジネスが集中できること。将来的により有望な買収とかおこったらええと思うんやが、やけどこれに関してはとにかく次の決算の結果を待ってみようやないか。
四つ目はMicrosoftや。この株は去年51%上がったんやが、最近株価が下がって来とるおかげで素晴らしい買いの好機が到来しとるんや。11月の高値から株価は10%も落ちとる。こんなことがおこるのはまれや。Microsoft株は今のような時期にまさに持ちたい、手堅く確実なテクノロジー株なんや。Fedが結果的に経済をスローダウンさせても大丈夫な株なんや。この会社は2.35兆ドルの会社や。去年17.5%の売り上げグロースがあって、今年それは減速するという兆しは見えないで。なんで今この株が下がっとるかというと、この株がピュアなグロース株やと思われとるからやが、それはばかげとるで。
Microsoft株は利益のストーリーや。この前の決算は素晴らしかったで。皆Microsoft Officeが、仕事をするのに不可欠やから、この会社はとてつもないプライシング・パワーがあるんや。クラウドビジネスは素晴らしいし、Linked Inは最も見過ごされとるSNSサービスの一つや。しかも、Microsoftは20期連続で決算の数字をビートしとるんや。信じられないぐらい優秀なCEOとCFOや。こういう会社の株が、この会社の原因でなくて下がる時は、株を拾わんとあかんと思うで。
最後の五つ目はOracleや。これは議論がわかれるところやと思うで。2021年はこの株にとってブレイクアウトな年となったが、まだこの株は利益の18倍と安いんや。このエンタープライズ・ソフトウェアの巨人の直近の決算は素晴らしかったんや。ガイダンスもポジティブで素晴らしかったで。クラウドビジネスはよくやっとるんや。時代遅れのデータベースビジネスやと思われとったからサプライズや。やけどその素晴らしい決算による株価の上りは、Oracleが電子カルテとかのメディカルレコードの会社のCernerを買収することに対するウォール街のネガティブな受け取りで、無くなってしまったんや。
わいはでも、このウォール街の反応は間違っとると思うで。Oracleはこの買収に35%のプレミアムを払うんやが、やけどわいはこの買収がヘルスレコードのより完全なビジネスをOracleが構築するのにすごく役に立つと思うんや。だから実際この株価の下落が、素晴らしい買いの好機を提供しとると思うで。
結論やが、マーケットが今新しいテクノロジー会社に逆風を吹かせとる今、リアルな利益を出しとってバリュエーションがリーズナブルな古いテクノロジー会社を狙うのがええんや。それがここであげた五つの銘柄なんや。
どれも良さそうに聞こえます。
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