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【ジム・クレイマー】確実にマーケットのボトムが近づいてきているが。。【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの1/20のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

今日のマーケットは実に悲惨なメルトダウンやったな。こういう時にはどうすればええんや?ダウは-0.89%、SP500は-1.1%、そしてナスダックは-1.3%やったんや。マーケットはそれはそれは恐ろしい状態で、恐怖指数であるVIXは23から27まで跳ね上がったんや。なんでこんなに下がるんや?中国か?ウクライナか?ワシントンか?ハリウッドか?それともやっぱりウォール街か?どこかで何かがおこっとるんか?そしてNFLXの決算を聞いたか?時間外で株価が20%も下がったんやで。みじめな会員数の上昇数の予想を出してしもうたんや。

 

ちょっとNetflixはおいといて、このマーケット全体の下落について考えてみようやないか。2週間前、わいが言ったことを覚えとるか?わいはその時のMad Moneyでマーケットがボトムをつける時のチェックリストを言うたんや。その時もマーケットは下落しとったが、やけどチェックリストにチェックがつくところはそれほど多くなくて、わいはその時はまだまだマーケットはボトムをつけないと言うたんや。ボトムをつけるにはまだまだ痛みが足らん、まだまだ下落するやろうと言うたんや。だからわいのファンドでもまだまだ現金を温存しとったんや。

 

やけど今はどうや?特に今日の引け前の一時間の下落の勢いとかどうや?わいはマーケットがボトムに近づいとることを、2週間前よりもずっと自信を持って感じるようになったで。今日の強烈な下げみたいな動きが、マーケットのボトム近辺では見られるものなんや。ということで以前も見たチェックリストが、今はどのような状態になっとるか見ていこうやないか。マーケットのネガティブさを直視するのはつらいやろ。それはわかるで。やけどわいらはそれをきちんと捉えて認識して、そして考えんとあかんのや。

 

まず項目1やが、マーケットのネガティブさが十分なレベルかどうか、や。マーケットがボトムをつける前には、もうやめてくれというようなハイレベルなネガティブさが蔓延するもんなんや。今日の引け前のような凄まじい下げでまたネガティブさがどんどん積み上がっとる。この下げはひどかった。ほんとやで。そしてこの日の下落の前ですら、American Association of Individual Investorsが発表したセンチメントはめちゃめちゃ悪かったんや。Bullishはたったの21%や。Bearishは46.7%もおるんや。先週からのBullの減り具合と、Bearの増え具合が凄まじいんや。今の状態はなかなかお目にかからないネガティブぶりや。だから、この項目1はチェックをつけようやないか。ちなみにNFLXの時間外の下落はすごいんやが、これは明日も続くと思うで。見てみようやないか。

 

項目2やが、マーケットは売られすぎかどうかや。これに関してはわいはいつもS&P500 Proprietary Oscillatorを見とるんや。以前は大きくこの値がプラスやったんやが、今はどんどん落ちて-4になっとるんや。-4は低い数字やが、ボトムというにはまだ下がりが足らんのや。ボトムには近くなっとるかもしれんが、まだ下落の日が無いと言い切れるまでには値が低くないんや。せめて-5まで落ちんとあかんで。ということでこの項目2はチェックでもチェックじゃなくもなく、もうちょっとでチェックがつきそうというところや。

 

項目3やが、アナリストがタオルを投げとるかどうか、や。2週間前は全然そんなことなかったんや。やけど今はいろんなところでアナリストがギブアップしとるのが見て取れるで。例をあげてみると例えばAMDや。$160から今日は株価が$121まで落ちとるんや。買い推奨から中立へと、Piper Sandlerのアナリストがダウングレードしたこともあって、まあPCビジネスがスローダウンするんやないかというアナリストの考えもわからんではないで。やけどこんなに落ちてまだダウングレードか?そしてまた落ちるか?

 

後は例えばFordや。今朝、JefferiesのアナリストがFordの利益の見積もりを引き上げて、目標株価を$20から$25に引き上げたんやが、やけど株の推奨をBuyからHoldに引き下げたんや。$25から$22まで既に株価が下がって来とるのに、やで。昨日は更にアナリストがCiscoをダウングレードしたで。オーダーは増えとるのにビジネスがクールダウンしとる、やと。これらは全部ボトムが近づいてきとる証拠なんや。ちなみに今日、Pelotonの株が-23.93%と、めちゃめちゃ下がったよな。需要が減っとるからバイクとトレッドミルの生産を一時停止したと発表されたんや。明日はアナリストがこの株にもタオルを投げることやろう。こういうのがどんどん続いとるから、この項目はもうすぐチェックできるようになるかもしれんで。

 

項目4やが、大きなモメンタム投資家がやられとるかどうかや。今はARKのキャシーウッドだけじゃないで。大きなヘッジファンドのマネーマネジャーとかもやられとるやつが多くおる。新しい年が始まったばかりやというのに、わいはこれはショッキングやと思うで。ARKKの下がりは他人事じゃないやつがたくさんでてきとるんや。やからこの項目はチェックをつけようやないか。

 

項目5やが、今の下落を引き起こしとる要因は、システミックリスクを引き起こす可能性があるかどうか、や。これはセーフティーのための項目や。システミックリスクがおこったらマーケットは下がり続けてボトムなんかこんからな。例えば2008年の後半の時のように、や。わいらは今、ノーマルなリスクはあるで。長期金利が上がっていって、Fedも金利を上げるやろうし。やけどこれはノーマルなリスクでシステミックリスクにつながるものでは今のところないで。やからこの項目はチェックや。ここまでの5項目のうち、チェックは3項目や。まずまずや。

 

項目6やが、IPOマーケットが閉じとるかどうか、や。これは今は以前に比べて閉じとる状況や。CNBCがSPAC上場した銘柄のその後を追うためにつくったPost SPAC Indexのチャートを見てくれ。駄々下がりやろ。こんなんやったらもうお金が集まるのは厳しいやろ。そして今はそういう感じになっとるんや。IPOやSPAC上場の数が少なくなったら、それは株式の希釈化がおこらないということで、株式市場にとってはええことや。結局株式市場は需要と供給でなりたっとるからな。やからこの項目はチェックや。

 

項目7やが、いい決算が市場を押し上げられるかどうか、や。2週間前はこの項目はチェックがついてなくて、やけど今はP&GとかUnited HealthとかMorgan StanleyとかWells Fargoとか、ええ決算が相次いどるで。こういう会社が今の下落のマーケットの新しいリーダーになっていくのかもしれん。やけどNetflixのような失望をうむ決算も同時にあるわけやから、この項目にチェックをつけるのはまだまだ早すぎるな。この項目にチェックをつけたいのはやまやまなんやけどな。やけどまだ早いな。

 

項目8やが、皆が温存しとったお金がマーケットに戻って来とるかどうか、や。これはまだそんな状況やないで。特に今日の引け前の一時間とかはお金が悲鳴をあげて出ていっとる状態や。まだこの項目にチェックをいれることはできんで。

 

項目9やが、ネガティブの主要因が変わり得るかどうか、や。これはタフや。Fedが金融引き締めをして金利を上げて、となるのは変わらんで。インフレの過熱具合も収まったとはとても言えん。やけどここからパウエルの手綱さばき次第によっては、そしてインフレの落ち着き次第によっては変わり得るんや。もやもやするがここはチェックをつけとこうやないか。

 

最後の項目10やが、政府は邪魔をしているのか、助けになっているのか、や。ウォール街としては議会がもめてなにも決まらない膠着状態が一番ええんや。そういう意味では今の政府は助けになっとって、この項目はチェックや。

 

結論やが、今多くの項目にチェックがついとる。2週間前にはつかなかったものも今はついとるものがある。やから確実にボトムは近づいて来とる。それは確かや。やけど今日の引け前の凄まじい下げを見たら、まだボトムを見る前に痛みがあると覚悟するべきやろうな。

 

 

はやく上昇基調になってほしいですが。。。

 

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