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【ジム・クレイマー】バリュー株・アウトでグロース株・イン!?この流れ、いつまで続く!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの1/31のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

グロース株の売りは終わったんか?そしてバリュー株の売りがはじまったんか?そう邪推させるぐらいの今日のマーケットのアクションやったで。今日の株式市場はええ動きやったな。ダウは+1.17%、SP500は+1.89%、そしてナスダックは+3.41%やったんや。一昔前まではわいらはグロース株が大好きやったやろ。そしてバリュー株には見向きもしてなかったやろ。先週の金曜日からそのような動きになっとるで。やけどここ最近のタイムラインを見て、グロースとバリューがどうなのか語っとこうやないか。

 

そもそもここのところはずっと、二つのことが自明やと思われとったんや。一つ目は、グロース株は危ないということ。そして二つ目は、バリュー株は安全だということや。Fedが金融引き締めを言い出した去年の11月からグロース株はだだ下がりになって、そしてそれも当然や。歴史的には利上げ局面ではグロース株の動きが冴えなくなることはもはや当たり前やからや。去年の11月の終わりにパウエルがタカ派になってから、グロース株の投資家には悪夢のような状況が続いて来とったんや。

 

やけど、ほとんどの投資家は日付のメモをとって記録しとったりはせんから、今一度振り返ってみようやないか。Netflixの決算があったのは1/20や。この1/20までのグロース株の動きはひどいもんやったで。そしてもちろん、Neflixの決算では、これは皆さんもまだ記憶に新しいところやと思うが、会員数の伸びの鈍化が投資家に超悲観されて、株価はいきなり20%も下がったわけや。そしてこれがまたテクノロジー株全体を下に押し下げる効果もあったんや。一方でグロース株の下げはかなり長い間にわたってひどく続いとったから、わいはこのNetflixの決算の下げはグロース株の下落のはじまりというよりは、むしろダメ押しのような気持になったんや。

 

そのわいの気持ちに拍車をかけとる要因として、一個一個バリュー株を見ていくと、例えばGEとか3MとかBoeingとかCatapillarやが、これらは標準以下の決算を発表しとって、バリュー株はこれからもラリーが続くという説の正当性に疑問が持たれるようになってきたわけや。そしてこういうバリューの会社たちは一様に、サプライチェーン問題やインフレや港湾混雑の問題や、そして一番悪いことにはCOVIDに影響をうけとるんや。こういう会社は賃金を高めたりして無理してでも労働者を確保して、今ほとんどの産業機器には半導体が必要やが、その半導体の不足にも対応せんとあかんのや。こういうバリューの製造機器はいわゆる「古い」半導体を使っとって、その「古い」半導体が無くなっていっとるやつなんや。どんどん作られとるけど、全然たらんのや。

 

そして港湾混雑の問題は本当にひどくてサプライチェーン問題の要因の一つになっとって、COVIDのパンデミックは、ワークフロムホームができる業界はええが、工場で物をつくらんとあかん業界にはタフなんや。こういうことをあわせるとバリューの工業株というのは今まで思われとったよりも安定、安全じゃない感じになっとるんや。そしてそれを多くの人が感じとるんや。

 

一方グロースの株の方はどうや?グロースの業界で必要なのはNefflixの下落の悪夢を払拭することや。彼らにはこれを払しょくするチャンピオンの決算が必要やったんや。そしてそれが1/26にあったServiceNowの決算やったんや。先週の水曜日のNOWの決算は素晴らしいものやったんや。NOWにはサプライチェーン問題もなければ港湾混雑の問題もなければ半導体不足の問題もなければCOVID問題もないからや。こういう問題は主にバリューを直撃しとるんや。グロースやないんや。NOWのようなクラウドベースのソフトウェア会社はこういう問題に影響を受けないんや。同時に、同日に発表されたBoeingの決算ではそれぞれの全ての問題が降り注いどるように感じたで。労働力不足、原材料コストの高騰、インフレ、これらによるコストの増大と利益の圧迫はグロースでは見られないものや。

 

NOWとBAの決算は本当に対照的やった。NOWのCEOのBill McDermottはSquak on the Streetという朝の番組に来てくれたが、めちゃめちゃBullishで会社の今やっとるビジネスの量とこれからの業績に自信を持っとったで。ジャガーノートのNOWに比べるとよりBoeingの低空飛行ぶりが目立ったんや。そしてその前日のMicrosoftの決算の時は、グロース株がやばいと思っとるひとばっかりで、Microsoftの決算の粗さがしを皆がしとったんや。そして決算発表直後にはアフターアワーで株価が急落したんや。クラウドビジネスのAzureの数字がダメだったんやないかということで。やけどCFOのAmy Hoodが落ち着いてAzureについて語ったら、カンファレンスコールの途中から株価は回復して上に行ったんや。繰り返すが、MSFTにもサプライチェーン問題、港湾混雑問題、半導体不足の問題、もしくはCOVID問題がないんや。

 

MSFTの決算の翌日のNOWの翌日の、木曜日のAppleの決算がこれまたすごかったんや。Appleにはサプライチェーン問題はあるんやが、それでも素晴らしい数字をたたきだして、しかも経営陣はサプライチェーン問題は解決しつつあるという見方を示したんや。この会社はまさに実際に物をつくって売って利益を上げとる素晴らしい会社や。同時にこの木曜日、古いフィンテックであるMastercardがブロックバスターな決算を発表して、旅行はこれからも回復していく見込みを語ったんや。このMA株は、COVIDのリオープニングプレイで、サプライチェーン問題、港湾混雑問題、もしくは半導体不足の問題はないんや。

 

そして金曜日、Robinhoodの決算発表があって、これがめちゃめちゃひどかったんや。株価はめちゃめちゃ下がったんやが、回復して来とるんや。そしてやっぱりこの人、Cathie Woodが買い増しとることが報道されとるで。この1/28には、244万株も買っとるんや。そして更にこの1/28にはChevronの決算発表があって、なんと数字をミスしたんや。石油価格が上がっとるのにそんなことがあり得るんか?しかし石油業界はいろんなファクターがあるからな。

 

そして今日、この月曜日、NetflixのCEOのReed Hastingsは2000万ドルものNFLX株をインサイダー買いしとったことが明らかになったんや。平均取得単価は$388や。なんというディスカウントや。今日はもう株価が$427まで上がっとるからな。なんでこんなに株を買っとるんや?答えはシンプルやと思うで。インサイダーが株を買うということは、その株が将来的に上がると見込んどるということや。そんなこと彼にわかるんかやって?彼はCEOやで。わいらよりちょっと多くの知識がNetflixという会社にあっても不思議じゃないで。グロース株が売られだしたころのことを覚えとるか?Netflixの株価はその時$700やったんやで。この会社はプライシングパワーもあるし、ポストCOVIDにはコンテンツもどんどんできるやろう。なのにこのFAANGの一角の会社が先週はほとんど高値から50%も下がったんやで。50%下がるということは、当たり前のことやが、半値になるということや、えらいことやで。

 

他には何がある?最近Credit SuissからTeslaに関するレポートがでて、それが素晴らしく練られたレポートで、いかにこれからもTeslaが勝者でリーダーであり続けるかが書かれとったんや。彼らがいうには、「最も新しい産業革命」をTeslaが牽引するということや。Teslaはここまで大きく下がって来たが、やけど今日は10%以上上がったんや。

 

そしてグロースのボトムとして考えられんこともないことが、ARKKのショートに賭けるSARKというETFをこの前の番組で言うたと思うが、そのSARKを作ったMatthew Tuttleが今朝のSquawk on the Streetという番組に出たんやが、11月のグロース株のピークから、SARKは61%も上がっとるんや。ブルは儲けるしベアも儲けるが、欲豚は死あるのみや。じゃあこのグロースのリバウンドラリーはいつまで続くんや?それはバリュー株がサプライチェーン問題とか半導体不足とかCOVIDの問題のおさまりで戻ってくるまで、やと思うで。そして今はIPOウィンドウが閉じとるが、それが開くまでやな。IPOやSPAC上場でだめな株が株式市場を次々と襲って株式を希釈化することがなければ、グロース株は輝きやすいんや。

 

さて、ここまでグロース株かバリュー株かの二元論でやってきたが、わいは実はこういう区分けが好きやないんや。わいが好きなのはどうよばれようがクオリティーの高い会社で経営陣がええ会社や。人々がグロースを認識しようがバリューと認識しようが、どっちにせよ決算の数字が悪かったら悪夢や。予想を上回ったらわいにとってはプラスや。わいは今物を作って大きくお金を儲けとる会社が好きや。現時点では本当に巨額のお金がバリュー株に投資されとって、そこからのグロースへのシフトがオーバーナイトでおこるわけないやろ。

 

そしてバリューの中にもサプライチェーン問題とかいろいろな問題を乗り越えて輝く会社はあるんや。例えばOTISはサプライチェーン問題も半導体問題もないで。決算発表後は中国ビジネスの弱さに注目されて株が売られたりもしたんやが、やっぱり数字は強かったということで株価は戻ってきたんや。そして一方でCirrus LogicとNXP Semiという二つの半導体会社が今夜素晴らしい決算を発表したんや。3週間前とは違い、今はこういういい決算がアフターアワーの株価上昇につながるという、きちんと株価に反映されるようになってきたんや。

 

結論やが、ここでバリュー株を買いたければ、サプライチェーン問題や半導体不足の問題、もしくはCOVIDのパンデミックの影響が少ない会社を選ぶんや。そうじゃなければこれからタフな時期に入るかもしれんで。

 

 

バリューの調子が落ちるのか!?

 

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