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【ジム・クレイマー】プーチンがおこしとる戦争によって、パウエルはより強硬にインフレ退治に取り組まんとあかんかもしれんのやで!【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの2/28のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

マーケットはぐわんぐわんや。今日はマーケットははじめは弱かったんやが、そこから上昇して、そしてまた下がって、そして上がって終わるという、大きく上下した日やったんや。結局終値としては大した動きは無くて、ダウは-0.49%、SP500は-0.24%、そしてナスダックは+0.41%やったんや。最後の18分間の上がりとかはすごかったで。わかるで。こんなマーケットの動きはおかしいで。馬鹿げとる。やけどわいらにはどうしようもないで。これからもロシアに対する新しい経済制裁があるごとに、また、ウクライナの状況が変化していくごとに、マーケットは動くやろう。ロシアの経済規模はテキサス州ぐらいやったとしても、やっぱりプーチンの動向如何でわいらは大きく影響を受けるで。

 

ここまで既に大きくクラッシュしてきたグロース株は今ええ感じや。やけど銀行とかは今まで良かったこともあって下がっとる。それぞれのセクターで対照的な動きがみられるで。可能性としたら早々にウクライナが制圧されて区分けされた統治下で新ロシア地域とされるというものがあったが、それは間違っとったで。西側諸国はロシアに経済制裁を課すだけじゃなくて、武器弾薬を送ってウクライナを支えとる。中国の習近平もこれを注意深く見守っとるやろうし、ロシアは中国の支持を失いたくなはいやろう。やけど早晩中国は、貿易の大部分を占める西側諸国とほんの一部分のロシア、どっちにつくのかということについてそうそう馬鹿げたことはできなくなるんやないか。

 

ロシアの経済も銀行もがらがらと崩れとるところや。取り付け騒ぎもおきとる。SWIFTから締め出されることになったからな。プーチンがどうでるかやが、彼はこういう事態は何も気にせんと、もしくは想定済みで、どちらにせよ強硬姿勢を止めないかもしれん。まだまだ予断を許さない状況のわけやが、こういう状況はわいらにとって何を意味するんや?歴史的にロシアに対する今やっとるような経済制裁は銀行株の下落につながるんや。わいはそうあるべきじゃないと思っとるんやが、市場の流れには逆らえんのや。

 

確かにわいらの銀行とロシアの銀行とのつながりは切れてしまうが、そのことで大げさに銀行の危機を煽る人もおる。ロシアでのクレジットのフリーズとかいろんなことがドミノ効果でこっちにも来るという人がおる。今日とかもGSが-2.52%、JPMが-4.17%、Cが-4.44%と下落しとるが、まあもっと時間が経てばわかるやろう。これらのわいらの銀行にとってロシアの経済制裁は別に対岸の火事なだけで対して関係がないということがわかるやろう。不幸にも1997年のロシアの通貨危機の際はそうじゃなかったんやが、今は状況が違うんや。他の東アジアやヨーロッパの危機の時も銀行株がやられたが、結局大丈夫やったやろ。

 

まあでも銀行株にとって悪いニュースはマーケット全体にとってもとても悪いニュースや。反面エネルギー株が強くて原油価格は上がっとるわけやが、これが金融セクターの弱さを帳消しにできるかというとそうてゃなくて、原油はリーダーとしては悪いで。なぜなら原油価格が高いと皆にそれだけ多くのコストがかかってしまうんや。そしてこういう地政学的な不確実性が高まると皆国債の方にいくんや。そして経済制裁で銀行株とかが下がると皆、はたしてFedはきちんとインフレを退治してくれるんやろな、と不安になってくるんや。ウクライナの状況によってグローバルエコノミーが打撃を受けて、そのことによってFedが手綱さばきを緩めてしまうことになるんやないかと訝しがっとるんや。

 

わいはそういう訝しがる声には賛成せんで。プーチンと西側諸国との間の争いがFedのタカ派姿勢を弱めるかどうか。現実にはどうなるかというと、わいはウクライナの状況はインフレをむしろよりひどく加速させると思うんや。石油の不足は既に石油価格の上昇をまねいとる。ガソリンの値段は既に上がっていっとる。ウクライナは小麦とかとうもろこしとかの大きな輸出国やが、今の状況やと穀物コンプレックス全体がどんどん上にいくやろう。そういうことを考えるとパウエル議長に対する利上げプレッシャーは、小さくなるどころか、むしろ大きくなるんやで。

 

水曜日と木曜日にパウエル議長が議会でしゃべるんやが、彼はウクライナの人にシンパシーの言葉を述べるやろう。やけどそのこととインフレを退治できるかどうかは別問題や。彼はインフレと断固として戦う意志を見せるかもしれん。歴史的に見ればまだ株価は高水準にあるんや。例えオミクロン株がおさまって多くの人が労働市場に戻ってきても、でも石油や食糧価格の上昇はどんどんいっとるんや。

 

じゃあどうすればええか?インフレはまだまだやばくなる。株価は持っとってもええことないからマーケットから逃げ出そうと思うか?そんな極端なことではなく、やけどわいはキャッシュを手元に持っておきたいで。わいのファンドではそうしとるんやで。季節的にはわいらはでも強いシーズンに入ってくるんや。ラリーウィリアムズのチャートの回を見たやろ?彼はそう言うとったやろ?やけどその後先週の木曜日と金曜日の二日間で大きな上がりがあって、短期の人は利確もしたやろう。

 

結局のところわいらは選択肢を選ばんとあかんのや。ロシアとウクライナがどうなるか、Fedがソフト路線なのかハード路線なのか、というわけではなく、結局もろもろを考えたうえで、果たして持っとる株の株価のここまでの下がりは、ウクライナの状況やこれからの利上げを飲み込めるほどの下がりなのかどうか。わいはこの問いはめちゃめちゃ難しいものやと思うで。グロース株の中でもクオリティーの高い利益を出しとる株は今のような状況でも良くやっとるんや。一方最近のIPO株のような株は全然サポートが無くて駄々下がりになっとる。

 

わいはクオリティーの低い株やハイフライングやのに利益を出してなかったり業績がピカピカじゃない株はこれからもやられる流れは続くと思うで。GoodRXの決算とその後の株価の下落を見たか?そういうことや。やけどクオリティーの高い株はどうか。例えば素晴らしい決算を発表したばかりのWorkdayや。今日のアフターアワーで株価が噴いとるで。今大事なアプローチを3点あげとくで。

 

まずは全ての株式市場の動きをロシアとウクライナ情勢に結び付けないことや。もし株価が大きく下がって、やけどその株がウクライナ情勢のような、その会社とは関係のないところで下がっとるんやったら、パニックになる必要はどこにもないで。もしそこで売ったらあなたがただ損をするだけや。ロシアがどう動こうがそれを株式市場の動きと結びつけて動じるんやないで。

 

二つ目は基本やが、今ウクライナ情勢に乗じて売られとる株は、売っとる人も何が何だかわからんで売っとるんや。あなたは自分自身できちんと投資しとる会社のことをわかって、落ち着いて投資するんや。三つ目やが、好機を逃さないようにしようということや。重要なことと重要じゃないことをきちんと見極めるんや。今のようなぐわんぐわん相場に対して個々人ができることは結局、あなたの持ち株のことを良く知って、関係のないイベントに振り回されないようにすることや。そしてぐわんぐわんの先物の動きにも惑わされないようにするんやで。往々にして先物の動きは間違っとったりするんやからな。

 

結論やが、わいらはアメリカに住んどるんや。ヨーロッパに住んどるわけやない。やけどプーチンがおこしとる戦争は本当にマーケットに悪影響や。インフレを過熱するからな。ということはやっぱりパウエル議長はとにかくインフレをどうにかせんとあかんという使命があるわけで、強硬な手段をとることに変わりはないかもしれん。プーチンが何をやろうが、インフレがピークを迎えたことが確認できるまでは、今日のようなシーソーみたいなぐわんぐわんの相場が続くことをまだまだ覚悟せんとあかんで。

 

 

落ち着かないマーケットがずっと続いていますね。

 

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