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【ジム・クレイマー】モメンタムはなくなった!チャートはぶっ壊れた!ハイグロース株は終わった!?【Mad Money】

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こんにちはマカベェです。

ジム・クレイマーの3/3のMad Moneyはどうだったでしょうか。

 

そして誰もいなくなった、や。何のことかというとグロース株のことや。今日は下落の日になったんやが、特にナスダックの下げが大きかったで。ダウは-0.29%、SP500は-0.53%、そしてナスダックは-1.56%やったんや。このマーケットは冷酷なマーケットや。今までもわいは、利益が出ていない株はあかんとことあるごとに言うてきたし、それどころか利益が出てなくて売り上げでしか評価できないような株は猶更あかんと言うてきたやろ。そういう株がどんどんやられとるマーケットになっとる。そういう株を持っとる人はどんどんお金を失ってしまっとる。今日はそういう動きがより顕著だったんや。

 

今のマーケットにも強いセクターが存在するで。例えば石油のセクターや。もしくはヘルスケアとか輸送セクターや。やけど真逆に、以前はめちゃめちゃ熱狂的な支持があったのに今は人が寄り付かないセクターがあるんや。それがバリュエーションの高いスーパーグロース株や。PERでは評価できないからPSRで評価されとるような株や。以前はそれでも良かったんや。利益を出してなくてもよくて、もしくはほんの少し出とる利益なんか無視されとったぐらいや。だけどそれが今や状況は一変して、グロース株はどんどん株価が下落しとるんや。

 

こんなにグロース株が下落しとるならもしかして今はいい買い場なんじゃないかと思うかもしれんな。やけど上がらないような株に対する情熱を誰がより強く持ち続けられようか。誰がという意味で言えば、短期の利益を追う必要の無いマネーマネジャーは情熱を持ち続けるかもしれん。雌伏の時にどんどん資金を投下したら、長期的に見てもしその株が上がる局面が来たら、それはそれは大きく儲けることができるからな。そういうマネーマネジャーの一人として、キャシーウッドがあげられるで。もしくは誰がという意味で言えば、今までグロース株で大きく儲けてきた個人投資家も挙げられるかもしれん。COVIDのパンデミックの際にもグロース株は大きく上がって、儲けた人も多いやろう。その記憶が新しい中、グロース株に拘泥する人もおるかもしれんな。

 

やけど個人投資家の中にはそんなに握力が強くない人も多くいて、それはなぜならば彼らはその会社が何をして儲けとるのかすら知らずに株を買ったりするからや。そういうことを繰り返したら、遅かれ早かれ株式市場から振り落されてしまうんや。そしてわいがこの番組をやっとる一番の目的としては、あなたに株式市場から決して退場してほしくないんや。投資を続けることがお金を増やすことに必要なんやから。そして個人投資家はキャシーウッドやないんや。巨額の資金があるわけやないし、際限なくお金を失い続けることはできんのや。

 

今日がグロース株のダウンの象徴的な日になったのは、今週のゲームプランでも言うとった二つの株の動きによるものや。そうや、OKTAとSnowflakeや。これら二つの株は去年の11月から下がり続けとるんや。グロース株の典型的な動きや。チャートを見れば明らかなピークや。ハイグロース銘柄をどれをとったってだいたい似たような動きや。OKTAはサイバーセキュリティー株で、Snowflakeはデータ解析プレイや。事業内容は違うんやが、やけど共にハイグロース株というセクターではドンピシャで、そこのセクター全体の動きから逃れることはできんのや。そしてそのハイグロース株の面々はほとんど、11月にパウエル議長が金融引き締めや利上げを語りだしてから魅力をどんどん失くしとるんや。

 

極端なことを言うと、ハイグロース株に関してはもうそれだけや。多くのハイグロースの会社は別に間違ったことはしてないんや。ビジネスも好調を保っとるんや。やけどFedがインフレと戦うという状況の犠牲になってしまっとるんや。経験ある投資家やマネーマネジャーはグロース株から手をひいとるんや。インフレが過熱したり利上げ局面になったらグロース株がやられるというのはお決まりのことやからな。インフレが過熱したり利上げ局面ではハイグロース株のハイバリュエーションの基である未来の利益が食われてしまうからな。繰り返すが、もうそれだけなんや。

 

さて、経験の浅い投資家やこのような場面に初めて出くわしてしまった若い投資家はだいたい、株のモメンタムが好きなんや。モメンタム株が好きで、COVIDのパンデミックからここまでのグロース株の素晴らしい上昇に乗ってきたんや。往々にしてその会社が何をやっとるのか知らない人も多かったりするんや。そういう人は株価が下落するたびに、いつか株が上がるやろうと思って買い増したりするんや。人によっては真面目にホームワークをして、その会社のビジネスのこともわかっとるが、まさかこんなに金利動向で株が動こうとは、と思っとるやろう。また、人によってはリスクをある程度承知で、やけど上がる局面が来たら上がりがでかいということでこのグロース株の下落を買う人もおるやろう。

 

ここ数か月、グロース株の株価は下落してきたが、やけどそもそもなんでグロース株かというと成長率が素晴らしくて、その会社が素晴らしいからなんや。そしてここ数か月、その会社の素晴らしさは変わってないことが多いで。そしてそういう期間を経てさあ今回の決算はどうか、と、そういう時期やったんや。そういう会社は往々にして、まだまだ素晴らしいから売り上げもEPSも予想をビートしたりするんや。素晴らしい売り上げグロースを見せてくれるんや。今までの決算とか見ても、11月になんでピークがあるのかわからんぐらい、素晴らしさは続いとるんや。やけどインフレの影響が出始めるとやはり、利益に陰りが出てくるで。利益を出せないケースも出てくるんや。

 

そうなったら株価は大きく下落するんやが、そこでディップを狙う人は買い増したりして、そして次の決算でまた下落する、みたいなことにもなりかねんのや。そういうのを繰り返して、人は気づくんや。グランドキャニオンに落ちようとしとる株価に手を出したらあかんのや、と。いや、違うな、今の例えは小さすぎた。エベレストにしよう。エベレストの山頂から転がり落ちるような株価に手を出したらあかんのや、と。だから経験のある投資家は今のような局面ではグロース株に手を出さないということなんや。やけどまだまだ、グロース株の、成長率の高さを好きな人はおって、まだまだ粘る人もおるやろう。やけどそこでまたおさまることのないインフレ、そして着実に上がっていく金利が状況をまたどんどん悪くしていく。そういう未来が見えるようや。特に利益を出さずに売り上げで評価されるような会社はその状況がこたえるんや。

 

そういう状況の中での昨日やったんや。まずパウエル議長が、インフレの過熱は認識していて心配していて、FOMCでは25 bases points利上げをすると言うたんや。その後も状況を見ながら随時金利を上げていくと言うたんや。そして昨日の引け後、ついにOKTAとSnowflakeの決算発表があったんや。OKTAの売り上げとEPSは素晴らしかったで。大きく予想をビートしたんや。やけどそんなことは投資家は気にせんかった。なぜなら次の決算の売り上げガイダンスが、$388 million から$390 millionと、冴えなかったからや。これはyear-over-yearで55%の成長率やが、今までの60%以上の成長率と比べたら減速やないかと思われたんや。また、EPSのマイナスも予想されとったより大きかったんや。これはでもインフレ前の見積もりに対しての減速やから、会社自体は良くやっとるんやないかと思うやろ。やけど、今のこの以前とはがらりと違う株式市場ではそんな甘えは微塵も許されんのや。そして株価は8%も下落したが、わいにはわかるで、まだ下落は終わってないで。

 

Snowflakeは驚くべき素晴らしい売り上げを発表したんや。やけどEPSは予想に届かず、ガイダンスも売上高の伸びが、これまで2倍あまりだったのが最大でも67%増と、増収率の大幅な低下を示すものやったんや。このスローダウンは今のマーケット的には受け入れることができないものや。アウチ、や。モメンタム命のこういう株にとっては悪夢のような状態や。特に今のようなインフレの状況ではな。だからsnowflake株は15%以上も下がっとるんや。アナリストも目標株価をカットして売りの津波に襲われたというわけや。わいはまだこの会社を信じとるで。Frank Slootmanのことを良く知っとる。彼は予想をコンサバに出したのかもしれんし、わいはまだ信じとるが、多くの人にとってはそうではないで。多くの人はSnowflakeが何をやっとるかをろくに知らずに、成長率だけで株を買っとるから、それがかげったらおしまいや。この株から離れるやろう。Snowflakeが何をやっとるかも知らずに100倍以上のPSRでも株が買われとったのが昔のことのようや。

 

じゃあここからどうなる?モメンタムはなくなった。チャートはぶっ壊れた。わいは本当にこれを言いたくないんやが、この類の株はとりあえずは終わったのかもしれん。こういう株をここまで粘り強く持っとった人はここまで大きくお金を失って、まだ買いの好機を狙っとる人もおるやろうが、買いの好機は来るかもしれんし来ないかもしれん。わいはいつも言っとるやろ。いつもどこかにはブルマーケットがある、と。今のブルマーケットは天然資源のセクターや。ヘルスケアとかにも来るかもしれん。やけどハイグロースのテクノロジー株は、なんと厳しいことやろうか。

 

決算を軽々クリアして株価が上がって、という時代は終わってしまったんや。ハイフライングなグロース株においては特にな。多くのハイグロース株があってその中には好調なやつもあるが、もしあなたがそのセクターにまだまだ賭けようとしとるなら、退却した方がええかもしれんで。わいは近い将来にワークするとは思えないんや。

 

 

み、耳が痛い。。

 

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